駅前のャXト

　今日は初出勤。一般図書館があんなに慌ただしくも忙しいものだとは。仕事の手順には緻密な規則があり、返却ャXトに本の一大山脈が築かれ、ローテーションが組まれて回って行くスタッフには、伝言ゲームのようにいくつもの通達事項がある。

　今日はまず書架の位置を覚え、どこに何があるかを把握することで一日が終わった。もちろんまだ把握できていないが、仕事をするよろこびで背中にびしっと気合いが入り、いつになく元気。やはり一日立ちっぱなしの仕事なので、さすがに足は棒。

　ところでそんな一日の仕事を終え、帰途に八日市の駅前でとある物件を発見。

　ほぼ１０年前に、鳥取県の境港に家族旅行をしたとき、JR境港の駅前で写真を撮ったが、その中に頭に目玉オヤジを乗せた鬼太郎のブロンズ像があった。それは駅前の赤いャXトの上にあった。

　５年ほど前に、Kちゃんと女二人で四国旅行をしたことがあった。そのときには、徳島駅の前のャXトに、たしか阿波踊りを踊る笠に浴衣姿の女性像があった。

　このように駅前のャXトは、いつの間にか郵便物を投函するという機能以外に、その町を代表するモニュメントを鎮座させる台として存在するようになったらしい。

　東近江市の八日市（ようかいち）は、『妖怪地』と地名をしゃれにして、境港とタッグを組み妖怪イベントをしたこともあった。でも、私にはいまいち妖怪イメージは薄いのである。
　正統派の八日市のメインなイメージはやはり大凧。凧の博物館もあり、駅の階段踊り場の頭上にも大凧が飾られ、図書館にも確かあったような。

　だからもちろん、駅前のャXトにも！