盗塁の成功確率を高めるためには、やはりスタートに重点においた練習が必要です。
今回は、スタートを切ってからの腕の振り方についてのわたくしの持論です。
これは運動会🏃にも使えますので、是非 秋の運動会に役立てれば良いかな~と思っております。
盗塁において大事なことは、スタートを切ってからの3~5歩目で、トップスピードになるかどうかがポイントとなります。
つまり、とにかく早い段階でトップスピードに乗れる走りが出来るが成功の鍵を握ります。
早い段階でトップスピードに乗るためには、様々なテクニックが必要とはなりますが『腕の振り』というのもテクニックの一つで重要なポイントとなります。
では、スタート時の腕の振り方で重要なポイントですが
①左手を前にして一歩目を踏み出すこと。
②腕に力を入れ過ぎてスタートしなこと。
以上の2つが大きなポイントとなるかと思います。
「腕を振ってスタートしなさい」と教えると、どうしても右手を後ろに引いてスタートする選手がいますが、確かに腕は振ってますが、この腕の振り方だと後ろの方に体重が乗ってしまい、前に進む推進力が削がれてしまうと私は思います。
なので、真逆となる左手を前に出して一歩目を切ることが大事です。
左手を前に出す腕の振り方をすることで、セカンドベース方向へ推進力がかかり、トップスピードに早くなりやすくなるかと思います。
次に力を入れ過ぎてしまう点ですが、盗塁で緊張もありますし、成功したい気持ちが前に出てつい力が入ってしまいがちです。
よって、力が入ると身体が硬直してしまい、固い動きでスタートを切ってしまうことになります。
固い動きのままスタートすると3歩目までの動きがスムーズでは無く、トップスピードになり難くなります。
たまに(今はあまり見かけなくなりましたが)プロ野球選手でも手袋を握って盗塁する選手がいます。
これは力を抜くテクニックの一つで、手袋を軽く握ることで力を抜くことを意識するために、手袋を握っている場合があると聞いたことがあります。
いずれにせよ、やはり最初の3~5歩目が非常に重要になってきます。
多少の前傾と低い姿勢からスタート切り、小股から大股に歩幅を変えていく事が重要です。