準備力

2019年03月24日 06時14分00秒 | 少年野球

選手には常々言っている言葉

「守備で、ボールが来てから考えていては遅い」

守備の際に、自分の所にボールが来て考えていてからでは遅いのです。

だから、ボールが来る前に

①自分の所に来た場合
②内野に来た場合(自分の守備位置より右側か左側か)
③打球が外野に飛んだ場合(自分の守備位置より右側か左側か)

せめてこれくらいは準備して欲しいです。
これに、アウトカウント、ランナーの位置、ストライクカウントが加味されます。

一番まずいのは、ベンチが大きな声で投げる所を指示している場面です。
選手は上記の事を考えてプレーしてます。
しかし、それに反してボールが飛んだ瞬間にベンチから「バックホームだ!」や「バックファースト!」と色々な声が耳に入ります。
私はプレー中は、なるべく声を出さないようにしてます。プレーが落ち着くまでは。
だから、敢えてベンチは選手に考えるた結果の判断(良くも悪くも)を見守るようにはしています。
試合が終わって、もしくはイニング途中で、選手が下した『判断』の評価をします。
良ければ褒めて、間違っていたら「この方が良かったんじゃない?」と助言します。

野球は、考える時間が若干あります。その短い時間で状況を把握し、的確な判断をする。
これをみんなで共有して、できるだけ無駄な失点を少なくするスポーツです。
考え、協力して、失点をコントロール・試合をコントロールできれば、もっともっと楽しくなるはずです。

「考える」ためには前もって準備する力 つまり『準備力』って大切です。

また先を読んだプレーも大事です。
予測することで、言われた事をするだけでなく、頭を使いながらする野球になります。
考えれば、考えるほど野球の奥深さに気づき、もっともっと野球が面白くなってくることでしょう。

先を読むプレーは、"もしも"に備えることです。
先を読むプレーをするには、いつも周りを観察するクセを付けておく事です。