審判目線から一言

2018年10月21日 04時56分00秒 | 少年野球

ここ最近、少年野球の審判をほぼ毎週行っています。
~2試合、多い時で3試合の審判を行います。
その際、だいたい1試合は球審を行います。少しづつですが、球審も慣れてきたかな~と思っております。

基本、横浜市は3人制で行う事が多く、たまに4人制で行うと?となってしまいます。
「4人制の方が楽じゃないの?」と言われますが、私は3人制が慣れてしまっているので、たまに行う4人制の動きがギクシャクしてしまいます。

また、学童野球の審判でけでなく、たまに派遣審判で大人の草野球審判や中学校軟式野球審判もやってます。
やはり、中学軟式野球は攻守交代や四球の少なさ、試合自体の進行速度が非常に速いせいか、あっと言う間に終わる事も多々あります。
また、中学軟式野球以上からピッチャー投球に変化球があり、球審の判定も若干難易度も上がってきます。

そこで、学童野球の球審を行いながら気が付いた点を少しだけ・・・

よく、キャッチャーは「捕球の瞬間にキャッチャーミットを動かしたら駄目!」と監督コーチからよく指導されているかと思います。
私もキャッチャー出身ですので、この"捕球問題"は永遠の課題です。
また球審目線からも、明らかに「動かしているな~」という場合にはしっかりトラッキングして、コース&高さを念入りに判定してコールしてます。

まあ、この"ミットを動かす行為"自体、悪い訳?ではないですが、やはり球審には良い印象を与えないですね。
そもそも、ストライクではないからミットを動かして、ストライクに見せかけようとしている(悪い言い方をすれば球審を騙している)行為ですので。
だから球審も「こいつミット動かしたな」と思った瞬間、いつも以上(決してストライク範囲を変える訳ではありません)に厳しく判定します。
よって、このミットを動かす行為は、行わない方が良いかと思います。
私以外の審判の方も同意見でした。

理想は、ぎりぎりの際どいコースで捕球して、ミットを動かさず捕球した位置で、ミットを止めてジィーーーーーとアピール。
これが最高のキャッチャーだと思います。また大きな声で捕球後に「ナイスボール!」とあれば尚良し!(捕球前は駄目よ)
高校野球を見ていても、審判に偽アピールするキャッチャーは、まだまだたくさんいますね。
ミットを上手くごまかして、ストライクに見えるように動かして捕るのも「審判をごまかす」良くない行為です。
これはメジャーでやると、退場になるそうです。
福岡ダイエーホークスからメジャーリーグに行った城島選手は、ミットを止めてアピールするクセを、すぐに直されたそうです。

また、塁審の際の「アウト」「セーフ」のジャッジも極々稀にネット外の保護者から「え~なんであれがアウトなのよ。絶対セーフよ!」と、本人はひそひそ話で話しているかとお思いますが、残念!全部聞こえてますよ!
一番近い所で、自信持ってコールしてます。だから、 私は大きな声で自信をもってコールします。

しかし、やはり人間の判断する事、見る角度や速さでコールした後「間違っていたかな~」と言う事も無いとは言えません。
だからこそ、審判は冷静に、状況の一部始終を、しっかり止まって、大きな声で、はっきりとコールします。
そうすれば、際どい判定でも納得して頂けると私は思っております。
新米審判の独り言でした…。



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