退部をする選手

2022年06月05日 05時49分24秒 | 少年野球

本日取り上げたい事はタイトルでもある「退部する選手」について焦点を当てたいと思います。

学童野球、少年野球において、できる限り最後まで続けて欲しいのが私の考え方です。

しかし、どうしても退部せざるを得ない状況も中にはあります。

・家庭の事情(引っ越し、転勤)で退部

・怪我や病気で長期の治療が掛かると判断したための退部

・チーム方針の違いによる退部

・指導者の指導方針の食い違いで退部

・選手自身のモチベーション低下で退部

・選手同士のトラブルで退部

挙げたらきりがないですが、大体はこんな感じではないでしょうか。

自分自身のモチベーション低下は、いわゆる「練習をしても上手くならないから野球をやめる」はあまりないかと思いますが、挙げさせて頂きました。

しかし、それ以外の理由に共通している部分があります。

それは「野球を嫌いになってやめたわけではない」ことです。

引越しや、両親の転勤でやむを得ず野球を辞めたとしても、引っ越し先で新たなチームに恵まれる事も多々あります。

私も、監督の時に辞めた選手がいました。

詳細はあまり掲載しませんが、これは家庭(教育的な)事情でした。

プライベートな事情だったので、深入りはしないで可能な限り交渉を行いましたが…結果退部となってしまいました。

指導方針やチーム内のトラブルではないですが、指導者として、引き止められなかった事に責任は感じました。

また、絶対に起きてはいけない退部は選手同士によるトラブルに関わる退部です。

いわゆる、チー内のいじめによることで選手が退部するなんて事は絶対に起きてはならない事です。

いじめられた選手は野球が好きでも、チームが嫌いになる事で選手本人が行きたくないと思ってしまいます。

学童野球の指導者はチーム内でのいじめには常に目を光らせていなくてはいけません。

どんな些細な事(からかったり、汚い言葉使い等)でも見逃さない事。チーム内いじめに関しては指導者の責任も重大です。

そしてもう一つは、チーム方針と異なる為の退部です。

入部したての頃は、「上級生から優先して試合には出させたい」と言っていたのに、いざ実際に公式戦が始まると「下級生を試合に出す」などです。

チームには色々な事情があります。

「うちは勝利優先で試合に臨むので、それを理解して入部して欲しい」と言われれば、それはそれでOKだと思います。

どうしても、守備が被ってしまってやむを得ない場合には最後に代打で出るとか、点差があいたら登板させるとか、色々試せるはずです。

最初は我慢しているが、一向に試合に出れる雰囲気でない事が続けば、そりゃあ保護者も不安になります。

一生懸命練習している姿を見て、保護者は「いつか いつか」と願っていても中々試合に出させてもらえないと、やはり保護者もフラストレーションはたまります。

結果、子供(選手)のためや保護者の精神的な事もあり、退部を選んで新しい環境に臨む選手もいます。

先に述べたように、チームの方針がぶれまくっていれば、いつかはしわ寄せがきます。

選手はチームが最悪なんて思っていないし、選手自身「悔しい」と思っている。

選手の「悔しい」と思う気持ちは人間として成長する大きなチャンスです。

「悔しい」と思えるのは素晴らしい事。悔しい気持ちをバネにチャンスを均等に与えて欲しいです。

 

野球を通じて素晴らしい仲間(チーム)と出会い、素晴らしい夢を見てもらいたいと思い学童野球を指導しています。

その仲間がチームを去るというのは、そういった理由であっても悲しい事には変わりはないですから。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (少年の日の思い出)
2023-07-14 16:56:40
私の退部経緯です。

球拾いとトンボがけの雑用だけで、練習さえ、殆させてもらえなかったため、モチベーションが下がり、やめました。ボールが足りなくなると、コーチから、ものすごく怒られた。

監督やコーチには、「お前なんか練習をしても無駄」と言われた。
チームのメンバーも上手いやつがすべて優先で、反射の射程のような扱い。
そんなチームが嫌になり、やめるために親を説得。これまた大変だった。

親がやめることを認めたのは良いが、監督が自分の娘が非行に走ったためやめた。後任が決まらず退部届の提出先が決まらずズルズル。

後任が決まって辞める挨拶にいったときには、まるで宗教団体の脱退者に言うような脅迫めいたことを言われた。やめると、悪い噂がたつことを恐れた。(やましいことがあることはわかっていた。)

連れ戻そうとしたメンバーには、「ユニフォーム、帽子、グローブは全て捨てた。もう、チームのメンバーではないのだから、関わらないで欲しい。」といっても、集団でいじめを行ってきた。
いじめの中心は、後任の監督の息子。
一度入ったら足抜けできないなんて、反社同然。
親は、いじめを気にして、私立中学への受験を薦めたが、昭和時代に私立中学受験の意味が解らなかったので、受験しなかった。

高校は進学校に通ったので、チームのメンバーと、やっと疎遠になった。

ただ、監督と後任の監督が街で声をかけてきた。
「どちら様でしょうか?」と関わたくないことを、遠回しに言ったが、「何だと!おまえは、バカか!」と返ってきた。
結局、何もわかってもらえなかった。

野球が嫌いになり、全く見なくなった。
そのため、野球はオリンピックとWBC以外、見たくもなくなった。(接待のときは、話を併せているけど)
返信する

コメントを投稿