福岡ソフトバンクホークスを科学する。

1989年平和台時代から鷹キチの情報発信。
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厳しい応援の目は変わりません。

飛ぶボール、飛ばないボール論争その2

2005年02月07日 | スポーツ
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我が、鷹球団はいわゆる飛ばないボールを採用決定。中日も昨年採用した、本来はどちらでも、戦う両チーム一緒の土台で戦うのだが・・。現在わがプロ野球では、ミズノ、マツカン、サンアップ、クボタ、ナス、ゼット、アシックスなど8社程度が公認球を製造している。定期的に検査された、厳格な承認球が、湿気をとらぬよう、銀紙につつまれて、試合開始直前銀紙をはいで、使用される。

一般に販売されない珍品である。東京野球博物館のみで手に入れられる。
この球は、実戦、1試合で平均8ダース(約100球)を使用する。使用後は、練習で使われ、そして、色々な団体に寄付される。
日本のものは、極めて良質で、アメリカ、国際球にくらべても、遜色無い一品である。以前に述べたが、私提供の球で、昨年末に、地元放送局で科学的に分析した結果が放送されたが、ほとんどMLB球と重さも、外周センチも、詳しく計測しても、結果は、ほぼ同じであった。
が、糸高のみ、外周全体で、2ミリほどMLBが高かった。ぬめり(ぬるぬる感)は、日本があり、乾燥感は、MLBが逆に強い。
逆に言えば、アメリカは糸高を利用して、我が日本では、ぬめりを利用して、球を投げているといっても、過言ではないと私は思っている。此の違いだ。
糸が麻から綿になるから、指が少し痛いが、慣れればすごい変化球が生まれる。皮膚感が違って、困る投手もでてこう。
糸の色でも、メーカーによりあの、赤色が全て(8種)異なる。糸数は108ある。なぜだか?煩悩の数?皮の色もそれぞれ異なる。

瞬発係数を今年、我が鷹は、100mあたり約2mおとしたようだ。もちろん芯にあたれば、変わらない。
今決められている瞬発係数は、秒速75mで0,41から0,44の範囲が合格である。100キロで放出して50キロ反発すれば、0,50が係数となる。試合中でも定期的に検査がおこなわれて、抜き取り検査をする。そして、合格したもののみ、合格印が押される。

今は知らないが、影でこっそり湿気を球に与えて、飛ばないようにした逸話が、アメリカにも日本にも残っている。
ということは、その日の湿気にもおおいに依る事になるから、梅雨時期は飛びが悪い事になる。
福岡ドーム(ヤフー球場)では、敵が攻撃するときに、外野から霧吹きかけるか、敵が攻撃するとき、皆を水をのんで息を吹きかけるか、飛ばない運動をしよう・・・・?そんなばかな。

間違ってはいけないが、MLB球を使用するのではない、今季から、国際球を使用としているのだ。昨年の五輪は、日本製の球を使った。
韓国、台湾もそれぞれ仕様がまた異なる。
MLBは,製造は一社のみ限定(ローリングス)使用している。国際球で統一するのは、確かによいことだが、さらに至急ストライク、ボールの範囲、解釈もしなければ、またもめる。
球統一と、審判判定の統一とは、どちらが早急にすべきかは、少年野球をしている、子供でも解ることだ。

まだまだ、地球の裏にも、横にも違う野球が存在することになる。菊とバットとか言う、ことが在ってはならないのだ。
審判の国際的育成も急務である。日本には、審判学校はまだない。野球機構は、審判学校開設さえ触れない。
球だけ統一では、仏サンを作って、魂が入っていないことにはならないか。日米野球開催や五輪の場合、判定の差を、何度も感じて来た。我々ファンは、その都度、上手に頭の中で、判定というチャンネルを変えて、観戦してきたが。おかしな話だ。
判定統一は、すぐ実行できる。3年前?から、球半分上下広げて、ストライク判定としたというが、ルールの原点に帰っただけなのに、本当は。
まだ放置したままである。だれも言わない。

写真は,福岡ドームライン上のコミッショナー公認球である。ミズノ製。
機会があれば、五輪球、国際球、韓国球、台湾球も公開したい。
結果、球だけ統一ではいけない。審判団の報酬を上げて、優秀な人材を採用しなければ、これがむしろ急務だ。
中途で帰国した、あの外国審判のかた、皆様、覚えておられますね。

次回はソフトバンクホークスの基礎(006)の予定です。