教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

なんと北朝鮮は電線地中化先進国なのだ

2009-05-08 00:01:50 | 経済/経済/社会
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1260149.html
世間では、安倍元首相が電柱, 電線を地中化しようという働きかけをやりはじめた。
(とりあえずここでは、これの良し悪しについての議論はしない。)

じつは北朝鮮は電線地中化の先進国であるのはみなさん御存知だろうか?

日本は戦前から電線の地中化をやっているところもありはしたが、本格的に全国規模で地中化を推し進めたのは昭和50年代とか60年代とかである。
ところが北朝鮮はそれよりもっと早く、たしか昭和40年代くらいから手をつけた。
本格的に電線の地中化を普及させたのは、たぶん北朝鮮が世界初であろう。

先進国の技術屋も、当然ながら「電線を地下に埋めてしまえ」というくらいは思いつく。
なぜそれをやらなかったかというと、電線の導体の周囲にある絶縁材料の性能が良くなかったから、やりたくてもできなかったのだ。
日本は後進国で負け負けだぜぃ(笑)。

技術もお金も人材もない北朝鮮が、なぜ日本より先に電線の地中化を行えたかというカラクリには、もちろん大きなシカケがある。
北朝鮮は日本人には思いもよらないすごい方法を用いていたのだ!

北朝鮮というと主体思想で有名だ。
主体思想の延長線上に主体農法というものがある。
主体農法とは、科学的根拠や具体的事実を一切無視して、根性だけで何とかしようという方法論だ。
根性があれば、肥料を100倍投入して苗を100倍高密度に植えることで、計算上100倍くらいは生産性があがるはずだ!っていうくらいの、小学生でも何かがおかしいのに気付きそうなくらいの、あまりにもアホなやりかただった。
もちろん主体農法は大失敗し、農業の生産高はびっくりするほど激減することになった。
土地がダメージを受けたので、農法を元に戻しても生産性は元にもどらなくなっていた。
ちなみに科学的根拠や具体的事実をもとに反論した人は、将軍様の命令に従わない悪いヤツだということで投獄された。

電線の地中化も推してしるべし。
「いまの電線の性能で地中に埋めたらとんでもないことになるぜぃ」
と言った技術畑のひとはことごとく投獄されたので、だれもダメなことを指摘することができなくなっていた。
実際、埋めてすぐに問題が多発するわけでもないし。

いまはどうだろう。

一説によると、いまの北朝鮮では発電した電力の60%とか70%とかを漏電で捨てているらしい。
もちろん腐った電線を使っているからであり、それをやりなおすゼニもなくて使い続けるしかないからである。
そしていまゼニが無いのも、主体思想でこういった非効率どころかアホ効率といったほうがいいようなインフラ整備をしてゼニを浪費したたためだ。
悪いけどこれならチャウセスク宮殿にゼニを使った某元ルーマニア大統領のほうがはるかにマシだ。

北朝鮮ではエネルギーが無くて困っていてかわいそうだという意見もある。
まあ、たしかにかわいそうだ。
だが、これを自業自得といわず何と言おう!

車で例えていうならこうなる。

北朝鮮さんは日本ちゃんより速い車が欲しくてしかたがなかった。
けれど、腕を磨くわけでもなく本で勉強するわけでもない。
ただ根性だけはあった。
絶対に日本ちゃんよりも先に速い車に改造したくてしかたがなかった。
そして根性だけで車を改造して、なんとか車にタービンを載せるほどにいたる。
そして北朝鮮さんは日本ちゃんに向かって
「おまえの車はタービンも付いてないのかよ、いったい何馬力なんだい? プププッ」
といってあざ笑うのであった。
ところが、その車はリッター1キロしか走らん改造車になってしまっていた。
それもそのはず、吸気も排気も漏れているし、燃調はムチャクチャだし、まともに走るほうがビックリな仕様だった。
しかし北朝鮮さんは日本ちゃんに負けたくないので
「大成功だったぞ!」
と大見得をはった。
そうはいっても大失敗だと気付いてはいるので車を買い換えたい。
かといって車を買い換えるほどのゼニも無い。
そして、ガソリン代が払えないからってサラ金めぐりをし、いまでもその車に乗っている。
悔しまぎれに日本ちゃんの家にむかってロケット花火を打ち上げてウサをはらしたとさ。

たしかにかわいそうだが、まさに自業自得。

対して日本。

物性の専門家の努力により、地中に埋めてもOKな絶縁材料ができた。
これは革新的な新材料を発明したからではなくて、性能悪化の要因を調べるための基礎研究をコツコツとやっていって、少しづつ製造プロセス改善していったからなのである。
たぶん、架橋ポリエチレンの純度や充填率を極限まで高めて、水トリーを発生させないようにしたのだと思う。
ちなみに送電線の100万ボルト化も日本はロシアより遅れている。
ロシアの事情はどうなんか知らんが、国土の広さを考えたら切羽つまり具合が全然違うから何とも言えん。

これも車で例えてみようか。

日本ちゃんは北朝鮮さんが先にタービンのせようとしているのを横目で見ていた。
そのかたわら、コツコツと熱力学のお勉強をしていた。
北朝鮮さんがタービンのせ終わるころ、どうやったらノッキングを抑えられるかを仲間のアメリーさんたちとじっくり考えていた。
北朝鮮さんが有頂天で自慢しに来るのも横目で見つつ
「それでは燃調ムチャクチャなのでまともに走りませんよ?」
と忠告したが、北朝鮮さんは聞く耳もたないのでほっといた。
日本ちゃんはタービンそのものにも興味があったので、自分でプログラミングした熱流体シミュレータでブレード形状を解析し、自分でブレードを切削するところからはじめ、ついに最高のタービンを手にいれた。
日本ちゃんはコツコツと修行していたので、タービンを載せるくらい朝飯前になっていた。
そして北朝鮮さんから幾日も遅れたある日、ガソリン代にも窮している北朝鮮さんを尻目に、仲間のアメリーさんたちと改造車に乗って峠にドライブに行った。
そして北朝鮮さんは韓国さんや日本ちゃんにガソリンの無心に今でもやって来るのだったとさ。

ともあれ、日本は北朝鮮に遅れること40年、ようやく本格的に電線地中化を進めるときが来たのかもしれないね。



ついでにWikipediaの電線類地中化のリンクをはっておく。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%B7%9A%E9%A1%9E%E5%9C%B0%E4%B8%AD%E5%8C%96