教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

人間の脳の自然言語処理 その2

2018-09-02 17:32:36 | 科学
日本語でも英語でもない言語にいい歳になって手を出すと、その習得過程を自分で人体実験して観察できるのでおもしろいものがある。
これまで書いたことはあるが、あらためて言語の習得過程がどうあるかを書いてみる。



(1)
まったく聞き取れない。

 ↓

(2)
何語かくらいはわかる。
けれども内容がわかるほど聞き取れない。
(我輩、現在ここ)

 ↓

(3)
ひととおり聞いたことある単語が使われていたような気がするが、それぞれの単語が何の意味だったかまで忘れた。
辞書が手元にあれば意味がわかるかも?
(よくある)

 ↓

(4)
それぞれの単語は意味はわかるのだが、文章全体としての意味を頭の中で構築できるほどの情報を頭の中にとどめておくことができない。
たぶん書いてあるとわかるんだろうけど聞くとわからない。
(英語だとだいたいこれ)

 ↓

(5)
それぞれの単語は意味はわかるのだが、文章全体としての意味は頭の中でこれから考えて翻訳するから30秒待ってくれ。
(たまにある)

 ↓

(6)
教科書の例文で使われていた文章そのまんまだったので、リアルタイム速度で意味がすんなりわかった。
(稀にある)

 ↓

(7)
リアルタイム速度で意味がすんなりわかった。
意味はわかったのだが、外国語で何と言ってたは日本語の意味から頭の中で逆翻訳しないとすんなり出てこない。
(何度かあった)



上記(6)は、単なる暗記として実装された状態を少し超え、簡単なバッチ処理ができるマクロが実装されはじめた状態だ。

そして上記(7)は、外国語を放りこむと日本語の意味がアウトプットとして出てくるという、丸投げできる言語マクロが頭の中に実装された状態だ。



やはり意味の解釈に顕在意識をフルパワーあてがっているような程度では、自然言語のリアルタイム処理を人間の脳で行うことはできないようだ。

自然言語も、やはりある意味で将棋や公文と同じである。
頭の中にコプロセッサができるほど熟練し、それによって顕在意識でしなければならない処理を大幅に軽減させなければ、それを実用ベースで運用することはできない。
それをいま自分の体で人体実験して見物している。