こぐまのらくがきファイル

日々の出来事、思ったことをつづります。

甦る遠い記憶

2013-05-11 00:25:58 | 昔話

連休中に ちょっとビックリなことがあった。


先日 このブログで記事にした友人に偶然バッタリ会った。

それは、受験の時に画塾で一緒に学び大学と下宿のアパートが同じだった懐かしい友。

3月末に約15年振りに再会を果たしたというのに、1か月程経った先週 偶然出くわした。
東京から年度末に帰省して たいして間もあかずにまたGW帰省していたらしいが、ふたりとも住んだこともない他県での再会、岐阜美濃焼まつりの会場。

30万人が訪れるこの陶器市、友も私も初めての来訪だった。
もし1か月前に再会していなかったら、人混みの中すれ違っても「似てるな」と思っただけで声をかけることもなかったかもしれない。

「えー!!!なんで~?!!」
ふたりは声をあげた。


そんなこんなで、遠い記憶が するすると引っ張り出される今日この頃である。

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画塾は地下鉄今池駅に直結した雑居ビルの一室にあった。

故 前衛的洋画家が営んでいたアートスクール。
当時 女子高生だった私は 地下道からエレベーターでアートスクールに向かうのだが、エレベーターのすぐ横にはピンク映画館の入口、そしてポスター。
ビル内には昔 キャバレーもあったとか。なんともいかがわしいビルだが、受験のために私はアートスクールに足繁く通っていた。

アートスクール自体も、その頃の自分には刺激的な空間だった。

何年も浪人している先輩達、会社帰りに絵を習うサラリーマン。
受験生も 彫刻科をめざしていたり、洋画だったりデザインだったり。
色々な人が小さな空間で学んでいた。

週末になると、遠方から先生の美術仲間が、何人か訪ねてくる。

受験生には宿題になっているクロッキーを1人ずつ指導してもらえるのだが ひと通り終わると、先生達は麻雀を始める。

ジャラジャラと大きな麻雀の音をバックミュージックに私達は石膏デッサンを描き続ける・・・。

そんなアートスクールだった…。



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昔話は書き出すとキリがないので今日はここまで。