新茶の季節になりました。
先週から約一週間の予定でお茶摘みに通っています。
息子が通っていた保育園の辺りには、お茶農家さんがたくさんあります。
昨年 息子が年長の時には 保育園からお茶摘み体験に出向き、地元のケーブルテレビの取材を受けたりしました。
そんなこともあったりで 今年もお茶摘みのアルバイトをさせて頂くことになりました。
初日、とても良い天気に恵まれ、まだ摘まれていない茶畑が清々しいです。
新芽を丁寧に手で摘んでいきます。
若い芽を摘むというと あまり良い意味ではありませんが、お茶の場合は若い芽ほど美味しいお茶になります。
途中、茶畑の向こうから子ども達の声がして 茶葉の間から可愛い笑顔が覗きます。
今年も園児たちはお茶摘みをひと通り体験したあと、工場を見学してお抹茶とお菓子をいただくそうです。
もくもくと私は葉を摘み続けるうちに、なんだか幼い頃の感覚になりました。
まだ柔らかい葉を摘む時に、プチッとちぎれる音がしますが、それが無性に懐かしいのです。
小さい頃は普段よく聞いた音。
葉や茎がちぎれる音と匂い。
そして腰を丸めしゃがむと土の香りとひんやりとした空気。
茶畑の根元を見ていると、まるでトトロの世界のようです。
小さい頃は当たり前の世界が、大人になるといつのまにかなくなっていたことに気がつきます。
帰り際、茶畑の緑のトンネルから猫が出てきました。ここの主かな?
それにしても新緑の緑はとても美しいです。
柔らかい葉の感触は何とも言えず心地よいものです。
美味しいお茶になるのが楽しみです。