私の住まう近くの海岸には、毎年決まった時期にフグが大挙として産卵にやって来ます。
だいたい3月の終わりから4月の初旬ぐらい、大潮の満潮時でそれも日中ではなく夜に行われると。
たぶんずっと昔から、そのサイクルで産卵行われてきたと思われますが、よその土地ではどうだか?まだ調べていないのでよく分かりません。
フリージア・・・自分的に香り№1
自分の知人に海遊び大好きなおっさんがいて、もうすぐ初老の域になるにもかかわらず、やれ今日はアナゴが入ったとかカニがどうとか、この自分もうらやむぐらい毎日元気に楽しく暮らしております。
その彼から「フグは面白れ~ぞ」と、唆かされ続けて10数年・・・今までは「そうかそうか」と聞き流していたんだけど、今回ちょいと挑戦してみましたよ。
これはアカメフグでした。
獲り方としては、砂浜に産卵に来るフグをタモ網ですくうという、いたって単純なやり方なのですが、その「来るタイミング」さえ合えばごっそりと捕獲出来るらしい。
実際にまだこの目で見たことはないのですけど、自慢げに見せてくれる彼の写メには、それこそフグ、フグフグフグフグフグだらけ。その量たるや半端じゃね~よ
最初に見せてもらったときは、まず目が点になり、そのあと乱獲という文字が浮かんだほど。
頭も使ってみることに
ちなみに先日、某遊漁船のフグ(こちらはショウサイ)釣果を調べてみたら・・・あらら、トップで一桁台。
そんなのがこの様見たら「今までの自分達はなんだったのか?」と、船長も客もその場で海に飛び込んじまうような量であります。
まっだがしかし、いくら面白そうとは思っても「それならば やってみっか」とまではいかなんだ、今までは。
煮つけと刺身で!
自分が沖でタイラバをやっていると、たまに外道でシロサバフグが釣れることがある。持ち帰って食べてみると、煮ても焼いてもけっこうイケる!
一昨年ぐらいからかな?どういう具合で東京湾にやって来たのか今もって分からんが、これも外道でトラフグが釣れることがある。持ち帰って食べると、これはもうかなりイケる・・・当たり前か。
美味いのは分かるけど、しょせんは外道。まともに料理するには数が足りないのだよ。
最近は仲間内でも「フグ食べたいな~」という声が聞かれるので、それならばと思い立った次第。
戦いの時は来た
決行は4月4日の未明、明るくなる前の1時間勝負。
右手にタモ網、左手には獲物を入れるスカリを持ち、胴長はいて頭にはヘッドランプをくくりつけ「そんなごっそりはいらない、せいぜい10匹ほど拾えればと」勇躍挑んではみたものの・・・結果的にその日の朝は獲物なし
上部が平らな形がベストです
いや実際は一匹すくったのですよ。しかしスカリの口を開けている間にいなくなっちまって?なんだどうしたと、タモをよくよく調べてみたら、あっ穴が開いているじゃね~か
タモはいつもボートで使用しているのをそのまま持って来たのですが、まさか一番底の部分に穴があったとは、この時までは全く気付きませなんだ。
普段小さい魚はタモなんて使わないで、ぶっこ抜くからね。う~ん、それにしてもミスったな。
うははは、楽しいです。
この日の朝は失意のまま会社に出て、PM13時までお仕事。
午後からはすっ飛んで帰宅し、秘密ドッグそばに上げてある我がボートの底を、せっせせっせと簡略的にお掃除です。
その後は遠く茨城県よりやって来た「のんきさん」を交じえ、今度は宵の口を待って再びフグすくいに挑戦じゃ。
ポイントは朝と違い外側・・・前日に南からの風と波がまともにぶちつけたとあって、かなり潮濁っていたけど、あくまでも目標数匹ですからそのまま決行。
大きいのがメス
支度整えて「のんきさん」と二人太ももまで海水に浸かり、やや及び腰ながら探っていくと・・・ちらと見えたぞ、フグの影
すかさず「えぃっ」とタモを差し込みすくってみれば、おおっラッキー!
一匹だと思ったら、2匹いっぺんに捕獲してました。うははは面白れ~な、おい
オスは骨ごとぶつ切りにしてお鍋に。
その後も水面にライトを照らし、さながら幽鬼かゾンビのごとく、のっそりのっそり探ってみたのですが、さらに2匹すくったところでギブ
あまりの潮の濁りと潮位の関係で、今年度のフグ拾いは計4匹拾ったところで断念です。
う~む・・・この遊びは前の日の天候に、大いに左右されるのですね、お粗末。
フグの鍋、かなり美味し。
そうだちょうど海から上がろうとしたとき、これは市原から参戦の「田山&つるちゃんコンビ」とばったり合流。
彼達にも今回のフグの件伝えていたので、その日の昼間に胴長やらなんやら買って来て、同じく一緒に拾う予定だったのですよ。
しかし状況かなり悪いですから、そのこと説明してまた次回チャレンジと相成りました。
三孝で反省会 ニシンの塩焼き数の子入り
まっ残念ではあるけれど、かわりに我が家に全員よってもらい、今しがた拾ってきたフグを使って急きょ「突発的フグ鍋パーチー」を楽しんでもらうことに。
だがちょっと待てよ自分フグを食べることに抵抗ありませんが、それにしたってその種類がきちっと断定出来ることが条件ですよね。
誰だって救急病院へ直行なんて目にあいたくないもの。
二件目は朝日屋 シシ肉の味噌漬け焼き
それで台所のシンクに獲物ぶちまけ観察してみると・・・なんだ?アカメフグじゃね~ぞ、これはヒガンフグでは
そうなんですよ、例のあのおっさんからはアカメフグが穫れて、しかもそやつの「白子も皮」も最高じゃ!なんて聞かされていたのです。
白子・・・弱毒 100g以上摂取すると致死量に
皮 ・・・弱毒 100g以上摂取すると致死量に
どうやらこの辺りでは、ヒガンフグのことを「アカメ」と呼びならわしている模様・・・おいおいおい、おっさん大丈夫か?
よくも今まで生きていたな?
すぐ電話したあげようと思ったけれど、まぁ今まで散々食ってきて当たらなかったのだから、くどくど説明して「こいつは身だけしか食べられないフグ」と言ったって、今更どうせ聞きゃしめ~。
と言うことで、この「アカメと思っていたやつはヒガンフグ」の件に関しては、きっちり黙って(おっさんには)いようと思います、ぶふっ。
三軒目は小春 アサリ旨し
問題は自分たち。せっかく食べられると思っていた白子が、実は弱毒の部位だったとは。
だけどもう相当にここいらの人間は食っているわけですよ、毒に当たって死んだなんて話は全く聞いたことないし、う~んどうする?
4人で腕組みしつつ、シンクに横たわるフグを見て悩んでいると・・・オレは食うぞ
おおっ、やれんね、田山君(笑)
けっきょく彼の英断?で、なんとなく芋づる式に、みんな仲良く食べたとさ。味は臭みなんか全くなく、至極上等でしたぜ・・・おっかなびっくりだったけど。
その後は身のほうを、うまいうまいと爆ばく食べてヒガンフグは中々イケると、皆の意見は一致。
4件目 三孝に戻ってイカ刺しで〆
幸い誰も毒に当たらなかったし、まずまずの宴でありました。
惜しむらくは量がね、もっと豪勢に食べたかったよな~。それにはまた来年を待たなければいけませんが、楽しみが一つ増えたということで、良しとしときましょうか。
あっ最後に一言、やはりフグの毒のある部位食べるのは止めておきましょうね。ありゃけっこう悲惨らしいからよ。
それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!
だいたい3月の終わりから4月の初旬ぐらい、大潮の満潮時でそれも日中ではなく夜に行われると。
たぶんずっと昔から、そのサイクルで産卵行われてきたと思われますが、よその土地ではどうだか?まだ調べていないのでよく分かりません。
フリージア・・・自分的に香り№1
自分の知人に海遊び大好きなおっさんがいて、もうすぐ初老の域になるにもかかわらず、やれ今日はアナゴが入ったとかカニがどうとか、この自分もうらやむぐらい毎日元気に楽しく暮らしております。
その彼から「フグは面白れ~ぞ」と、唆かされ続けて10数年・・・今までは「そうかそうか」と聞き流していたんだけど、今回ちょいと挑戦してみましたよ。
これはアカメフグでした。
獲り方としては、砂浜に産卵に来るフグをタモ網ですくうという、いたって単純なやり方なのですが、その「来るタイミング」さえ合えばごっそりと捕獲出来るらしい。
実際にまだこの目で見たことはないのですけど、自慢げに見せてくれる彼の写メには、それこそフグ、フグフグフグフグフグだらけ。その量たるや半端じゃね~よ
最初に見せてもらったときは、まず目が点になり、そのあと乱獲という文字が浮かんだほど。
頭も使ってみることに
ちなみに先日、某遊漁船のフグ(こちらはショウサイ)釣果を調べてみたら・・・あらら、トップで一桁台。
そんなのがこの様見たら「今までの自分達はなんだったのか?」と、船長も客もその場で海に飛び込んじまうような量であります。
まっだがしかし、いくら面白そうとは思っても「それならば やってみっか」とまではいかなんだ、今までは。
煮つけと刺身で!
自分が沖でタイラバをやっていると、たまに外道でシロサバフグが釣れることがある。持ち帰って食べてみると、煮ても焼いてもけっこうイケる!
一昨年ぐらいからかな?どういう具合で東京湾にやって来たのか今もって分からんが、これも外道でトラフグが釣れることがある。持ち帰って食べると、これはもうかなりイケる・・・当たり前か。
美味いのは分かるけど、しょせんは外道。まともに料理するには数が足りないのだよ。
最近は仲間内でも「フグ食べたいな~」という声が聞かれるので、それならばと思い立った次第。
戦いの時は来た
決行は4月4日の未明、明るくなる前の1時間勝負。
右手にタモ網、左手には獲物を入れるスカリを持ち、胴長はいて頭にはヘッドランプをくくりつけ「そんなごっそりはいらない、せいぜい10匹ほど拾えればと」勇躍挑んではみたものの・・・結果的にその日の朝は獲物なし
上部が平らな形がベストです
いや実際は一匹すくったのですよ。しかしスカリの口を開けている間にいなくなっちまって?なんだどうしたと、タモをよくよく調べてみたら、あっ穴が開いているじゃね~か
タモはいつもボートで使用しているのをそのまま持って来たのですが、まさか一番底の部分に穴があったとは、この時までは全く気付きませなんだ。
普段小さい魚はタモなんて使わないで、ぶっこ抜くからね。う~ん、それにしてもミスったな。
うははは、楽しいです。
この日の朝は失意のまま会社に出て、PM13時までお仕事。
午後からはすっ飛んで帰宅し、秘密ドッグそばに上げてある我がボートの底を、せっせせっせと簡略的にお掃除です。
その後は遠く茨城県よりやって来た「のんきさん」を交じえ、今度は宵の口を待って再びフグすくいに挑戦じゃ。
ポイントは朝と違い外側・・・前日に南からの風と波がまともにぶちつけたとあって、かなり潮濁っていたけど、あくまでも目標数匹ですからそのまま決行。
大きいのがメス
支度整えて「のんきさん」と二人太ももまで海水に浸かり、やや及び腰ながら探っていくと・・・ちらと見えたぞ、フグの影
すかさず「えぃっ」とタモを差し込みすくってみれば、おおっラッキー!
一匹だと思ったら、2匹いっぺんに捕獲してました。うははは面白れ~な、おい
オスは骨ごとぶつ切りにしてお鍋に。
その後も水面にライトを照らし、さながら幽鬼かゾンビのごとく、のっそりのっそり探ってみたのですが、さらに2匹すくったところでギブ
あまりの潮の濁りと潮位の関係で、今年度のフグ拾いは計4匹拾ったところで断念です。
う~む・・・この遊びは前の日の天候に、大いに左右されるのですね、お粗末。
フグの鍋、かなり美味し。
そうだちょうど海から上がろうとしたとき、これは市原から参戦の「田山&つるちゃんコンビ」とばったり合流。
彼達にも今回のフグの件伝えていたので、その日の昼間に胴長やらなんやら買って来て、同じく一緒に拾う予定だったのですよ。
しかし状況かなり悪いですから、そのこと説明してまた次回チャレンジと相成りました。
三孝で反省会 ニシンの塩焼き数の子入り
まっ残念ではあるけれど、かわりに我が家に全員よってもらい、今しがた拾ってきたフグを使って急きょ「突発的フグ鍋パーチー」を楽しんでもらうことに。
だがちょっと待てよ自分フグを食べることに抵抗ありませんが、それにしたってその種類がきちっと断定出来ることが条件ですよね。
誰だって救急病院へ直行なんて目にあいたくないもの。
二件目は朝日屋 シシ肉の味噌漬け焼き
それで台所のシンクに獲物ぶちまけ観察してみると・・・なんだ?アカメフグじゃね~ぞ、これはヒガンフグでは
そうなんですよ、例のあのおっさんからはアカメフグが穫れて、しかもそやつの「白子も皮」も最高じゃ!なんて聞かされていたのです。
白子・・・弱毒 100g以上摂取すると致死量に
皮 ・・・弱毒 100g以上摂取すると致死量に
どうやらこの辺りでは、ヒガンフグのことを「アカメ」と呼びならわしている模様・・・おいおいおい、おっさん大丈夫か?
よくも今まで生きていたな?
すぐ電話したあげようと思ったけれど、まぁ今まで散々食ってきて当たらなかったのだから、くどくど説明して「こいつは身だけしか食べられないフグ」と言ったって、今更どうせ聞きゃしめ~。
と言うことで、この「アカメと思っていたやつはヒガンフグ」の件に関しては、きっちり黙って(おっさんには)いようと思います、ぶふっ。
三軒目は小春 アサリ旨し
問題は自分たち。せっかく食べられると思っていた白子が、実は弱毒の部位だったとは。
だけどもう相当にここいらの人間は食っているわけですよ、毒に当たって死んだなんて話は全く聞いたことないし、う~んどうする?
4人で腕組みしつつ、シンクに横たわるフグを見て悩んでいると・・・オレは食うぞ
おおっ、やれんね、田山君(笑)
けっきょく彼の英断?で、なんとなく芋づる式に、みんな仲良く食べたとさ。味は臭みなんか全くなく、至極上等でしたぜ・・・おっかなびっくりだったけど。
その後は身のほうを、うまいうまいと爆ばく食べてヒガンフグは中々イケると、皆の意見は一致。
4件目 三孝に戻ってイカ刺しで〆
幸い誰も毒に当たらなかったし、まずまずの宴でありました。
惜しむらくは量がね、もっと豪勢に食べたかったよな~。それにはまた来年を待たなければいけませんが、楽しみが一つ増えたということで、良しとしときましょうか。
あっ最後に一言、やはりフグの毒のある部位食べるのは止めておきましょうね。ありゃけっこう悲惨らしいからよ。
それでは今夜はこの辺で、さらばさらば!
一度食べたらやめららないですなぁ~
毒に関しては獲れる地域によってかなり違うから
もしかしたらその辺で獲れるのは大丈夫なのかな~
でも精巣の中に卵巣が入っているなんてのも居るらしい(汗;)
食べる時には毎回悩みそうですね(笑)
尻ビレも赤いし、背中の模様もそれらしい。
こんどドバっと獲れたときは、よくよく確認して「どのくらいの割合」で混じっているか、きちっと調査してみないとね。
・・・アカメとヒガンフグって、種類違うけど受精しちゃったりするのかしら?
この時期、根岸湾で暇つぶしにクロダイやってると余裕でキロ越えのアカメがよく釣れますが丁重にお帰りいただいてます(T_T)
観音崎で釣れるサバフグもリリースですね・・・
噂によるとたまに毒があるやつもいるそうです(-_-)
似たような奴が多いからそもそも種類が違うのかもしれませんけど・・・
肉は無毒らしいですぜ・・・皮だの白子さえ食べなきゃ大丈夫なのでは?
でもしかし、当たれば自己責任ですけどね、ぶふっ。
ラバーをかじるサバフグは、コンチクショーと言いつつ喰ってやろうと思う空気頭です。
なのに、それ以降釣れなくなりました・・・
今年は逃したフグ拾い。
来年までにフグのお勉強をして挑戦したいです。