この日は宵の口から飲りはじめた親分、私の訪ないを上機嫌にて迎えてくれたのですが、そのさい開口一番「今な柚子をつまみに焼酎を飲んでいたのだよ」
ほほ~それはそれは・・・・んっ
ゆず・・・いったいどうすれば酒の「つまみ」になるのですか?
ビジネスの上で聞きたいこと話さねばならないこと沢山あったのですが、本人的には挨拶程度にしか意識していないであろうその一言に、思わずこの空気頭身を乗り出すようにして聞き返してしまいましたね。
何だ知らないのか、と奥の台所へ行きしばしゴソゴソとやっていた親分、今度は片手にその件の柚子を持って登場。
そして促されるままに食べて見ると・・・おぉっ、その正体は「柚子の砂糖漬け」だったのでした
何をいまさらと思うかも知れないが黙れ黙れ、柚子なれば絞ることぐらいしか思いつかなかったこの私・・・しかもこの味は。
親分よ、こいつを「つまんで」炭酸で割った酒なぞ飲めば・・・柚子缶酎ハイの味だな、うはははは!
良治親分 それよそれ酒がよ、入る入る!
うはははは全くもって素晴らしい、さすがは良治親分。しかし笑ってしまう程に「うまいモノ」でありましたな。
酒飲みは一度ご自身で試してみることお勧めします・・・いやホント、一口食べただけで笑いがこみ上げてきますぞ
さて私の晩酌はと言えば・・・相も変わらず我が手で獲った魚が肴、ぶふっ。
御存じ鯛飯
これだけは家族全員が「うまい美味い」と食べてくれます。
真鯛の霜降りとホウボウの刺身二種盛り!切りかた雑だが、まっそれはよし。
鯛飯は喜ぶが最近はこの刺身・・・わたくし以外、誰も手をつけようとしません。なかんずく「もう鯛は釣って来なくてよろしい」などと我が妻は、面とかって真顔でこの私に意見するのですよいやはや。
いいんだ、それでも俺は海へでるのだ!オトコのロマンが分からぬやつは、黙れ黙れ、黙りやれ!
あっ鯛の刺身で思い出したが、一番美味いこの魚の時期は春・・・そう桜鯛と聞いていたが、それは違うな。
東京湾の真鯛に限って言えば、今が一番脂がのっていると思います。特に30cm級の小振りなやつは、どうやって食べても美味いでっせ!
釣って面白いのはデカイやつ、しかし食べて旨いのは・・・・いや良い、良いったら酔い!
ワタクシ今夜も旨し肴で「一人うつ酒」決めてみたいと思います。
うふふ、それではさらばさらば!