ベコの萩紀行は、藍場川沿いにやってきました。
ここは、伊藤博文別邸からバスでちょっと移動したところ。
萩の中心部からは結構離れた場所です。
道沿いに水路が流れ、雰囲気の良い小道です。
緑も豊かで落ち着きます。
さて、けっこう幅のある水路ですが、これが藍場川。
藍場川は自然の川かと思って訪れたら人口の水路でした。
びっくりですね。
ベコ 「風情のある小道だべこ〜」
うん、川沿いのお宅も雰囲気満点です。
年季の入った格子です。
こちらも格子です。
のんびり歩いていくと、現れたのがこちら。
こちらは元総理大臣の桂太郎旧宅。
意外とこじんまりした邸宅ですが、ちょっとお邪魔してみると…
ほー、よく整備された庭園ですね。
ベコ 「和風庭園だべこ!」
庭の池は藍場川から引き込まれた水だとか。
そして庭園には桂太郎の銅像も。
さて、桂太郎旧宅を出たら、引き続き川沿いをお散歩。
総理大臣の旧宅があれば、武家屋敷も並ぶ町なのです。
ちなみに、この藍場川には鯉がすいすい。
観光客もあまりおらず、静かにお散歩できる場所でした。
さあ、これで萩エリアの見学はほぼ完了。
明日からは、ちょっと足を伸ばして萩周辺で小旅行とまいりましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
藍葉川周辺
萩市街からちょっと離れた藍場川沿いは、静かな雰囲気が感じられる一角。川には鯉が泳ぎ、古いお屋敷や萩焼のお店などもあって味わいのある場所。「歴史的景観保存地区」に指定されているそうです。
もとは農業用水路だったものの、やがて防火用水や物資の水運、水害防止などに利用されるように。その後、藍を作る「藍場」が作られて川が藍色に染まったことから「藍場川」と呼ばれるようになったのだとか。
ちなみに、川の水は住民の生活にも役立ったそうで、川から家に引き込まれた後、台所や洗濯、さらには庭園の池としても利用されたそうです。
なお、藍場川に行くには、バス停で降りた後、道路を越えて川沿いに出るのですが、川が細くてちょっと分かりづらいのでご注意を。
桂太郎旧宅
桂太郎は3度内閣総理大臣を務めた政治家ですが、少年時代を過ごしたのがこの旧宅。総理大臣の旧宅とは思えない小さな邸宅ですがお庭は立派。藍場川から引き込んだ水を使った池泉式庭園はよく整備されています。
桂太郎という名前は久しぶりでしたが、調べてみると陸軍大臣を経て総理大臣に就任した人物。日英同盟を締結する一方、大逆事件弾圧や韓国併合といったところで名前が出ていました。
なお、安倍晋三総理に抜かれるまで、歴代の総理大臣で最長の在任期間を保持していたそうです。