Breathe & Stretch 〜マインドフルネストレーナーのメモ帳〜

縁あって辿りついたマインドフルネストレーナーの仕事。悩みは色々あれど、喜びや楽しみが増えていきますように。

マインドフルネス心理療法での拠点「北陸マインドフルネスセンター」開設。

マインドフルネス心理療法は、第3世代の認知行動療法で、日本ではまだ新しいものです。

北陸マインドフルネスセンター」ではマインドフルネス心理療法のうちの「自己洞察瞑想療法(SIMT)」で
うつ・不安障害の方を中心としたサポートを行っていきます(福井・石川・富山)。

このまま何もしないでいるとメンタルヘルスが悪化し、仕事や家事に支障を来しそうな予感のある方や、
通院しながら急性期は乗り越えたかなと思われている方、お薬を減らして行く過程にある方で、
なるべく自分の力で乗り越えて行きたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。⇒こちら
(病状によっては効果が確認されていないケースがございます。診断を受けていらっしゃる方は必ず事前に
お知らせください)

マインドフルネスについて記事更新中。 こちらのブログもぜひお立ち寄りください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

永遠の勝者

2009-05-12 17:40:56 | 自分のおかたづけ
昨日からの続きです。

私たちのイライラやその他のストレスは、「相手はこうあるべき・自分はこうありたいのに」という自己概念と現実のズレから生じます。

これは、カウンセリングを学ぶ人ならかなり最初の段階に学ぶことです。

そして、カウンセラー自身が、どんな自己概念を持っているのかということを知っておくことは、クライアントをありのままに受け入れることができるかに大きな影響を与えます。

私自身が、今なお自己理解の旅を続ける理由はここにあるんだと思います。

先日の黒岩先生の講演でも、自己概念は得てして「他者支配」に傾くものであることを、非常にわかりやすい事例とともに再認識しました。

私の心のどこかにある「人を巻き込み何かを成し遂げたい」「クリエイティブな活動をすべき」という欲求は、同時に「人を操作したい」という欲求を伴うものです。

こんな基本的なことを教科書的に理解できていても、実生活の中で自分の修正に生かすことができるかは、また別問題になってしまっています。

自分を俯瞰すればするほど、マジ滑稽です・・・。

人は欲求を満たそうと適切な行動を選択できるうちはいい。
でも、自分の欲求を永遠に満たし続けることはできない。

黒岩先生のお言葉を借りるなら、成功への欲求が深ければ深いほど、達成できない時の挫折感も大きく、また達成できない自分に不信感が沸く。

確かに、ほしがりやさんは、永遠に満足できんよな・・・

私の中にも、未だにあります。
自分の描くイメージが強く描けば描くほど、完全であれない時に感じられる

「不全感」

これに苛まれることが今までいかに多かったか。

でも、そんなプロセスの中でも、あるがままの現実を「それでいいや」と自分自身が納得して評価をして満足していく節目って必要だなあと思います。

じゃないと、同じところをグルグルと流されているだけになってしまうし。

流れに逆らう気力、自分から現状をバッサリ変える自分の力を信じられる力が残っている場合は、「達成できなかったらどうしよう?」という「恐れ」と徹底的に戦うことも選択できますが、

それは案外短期的な目印に向かうためのエネルギーなのだと思います。

講演の締めは、

「今のままでもいいんだけど、●●だったらもっといいなぁ」ぐらいのほどほどな願望に基づく「向上心」が永遠に勝者であるためには必要なんだってこと。

ここで大事なのは「永遠に」ということだと思う。

たまに立ち止まっては、何度でも書き換えてよい「自分でつくった人生のシナリオ」を自分らしく生きること、そのことを自分自身が喜んで選ぶこと。

誰かと比較して足りないものをほしがるのではなく、自分が本当にありたい自分で生きられることが大事だよなと思います。

結局、特定の感情に対処できない苛立つ自分も、「しょうがない」あるいは「その人間関係は自分にとってなくてもやっていける、でも上手くいけばもっといいよね」ぐらいの折り合いをつけるといいんじゃないかなと思えてきます。

それをしぶしぶではなく、自分が喜んで選んでいれば。
キリストが、永遠の勝者として最後に自分の終末を報復感情なく自ら受けたように。

もうすぐベスト3です。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一人で抱えているお悩みをアクションラーニングで解決!

2012年の6月からアクションラーニングのコーチとして活動しています。アクションラーニングとは⇒コチラ
月に1度、アクションラーニングによって、個人が抱える問題を対話で解決する会を開催しています。
アクションラーニングでは、問題を持つ方が問題解決できるのはもちろんですが、グループメンバーも提示された問題を自分のことのように考えながら、チームビルディングや自らのコミュニケーション力向上やリーダーシップなどについて振り返り、学ぶことができます。
◆最新のスケジュール◆
確認・お申込みは、告知サイト「こくちーず」より⇒コチラ