最近の政治家や官僚を見ていると、どうしてこんなに傲慢であり続けられるのかと、驚いたりあきれたりするばかりである。
自然を相手の仕事をしていると、そんな人間の矮小さがよくわかる。
特に、台風や地震のエネルギーは想像を絶するものがある。
先週の日曜日に、小中学の子供たちと一緒に琵琶湖に出かけた。
秋晴れの一日、伊吹山がきれいに見えた。
これからは琵琶湖の秋が深まり、私の好きな季節が訪れる。
湖底の溶存酸素濃度は、相変わらず低いままだった。
ただ面白いのは、10月14日に一時的に酸素濃度が2mg/L程度まで上昇した。
10月12日に上陸した台風19号の影響だろう。
強い風が吹くと表層の水が吹き寄せられる。
風が止んで、元の状態に戻る時に内部波が発生する。
このことによって、深い場所の水がはげしく混り合う。
問題は、再び酸素の低下が起こるかどうか、と言うことである。
もうしばらく、注意をもって観察したい。
琵琶湖の呼吸は、いつ回復するのだろうか。