DALAI_KUMA

いかに楽しく人生を過ごすか、これが生きるうえで、もっとも大切なことです。ただし、人に迷惑をかけないこと。

1月22日(水)のつぶやき

2014-01-23 06:16:42 | 物語

夢(21)

2014-01-22 23:13:01 | ButsuButsu


厄介な話だが、私たちは何かを忘れているような気がする。

それは、アメリカが抱えている宗教というドグマだ。

靖国参拝は、この軸からも注視する必要がある。

単に靖国が軍国主義の象徴だということではなく、神道という異種の宗教がキリスト教文化とは根本的に合わないことだ。

ジェノサイドの中で高野和明はこう記している。

***

自他ともに認める敬虔なキリスト教徒。

天上からの光を浴びた彼の足元には、不寛容という名の暗い影が横たわっている。

しかしそれは、バーンズ(ここではブッシュ大統領のこと)がとりたてて異常だからというわけではない。

全知全能の存在を夢想し、異教徒を敵だと見做すのは、ホモ・サピエンスに広く見られる習性だ。

肌の色や言語の違いだけでなく、どんな神を信じるかも敵味方を識別するための装置として機能する。

その上、神は、悔い改めたと言いさえすれば、大量殺戮の罪悪すらも消し去ってくれる便利な存在なのだ。

***

日中韓とアメリカ、それぞれの国民が異なった宗教的観を持っていることにも注意する必要がある。

それは決して同じにはなりえないのだから。

夢(20)

2014-01-22 15:09:55 | ButsuButsu


論理学者クルト・ゲーデルが言うように、アメリカ憲法では独裁者を容認できる構造であるとするのならば、日本憲法ではどうだろうか。

そこのところに、為政者が憲法を変えたがっている本質がある気がする。

以下、ウィキペディアより。

***

1948年、ゲーデルはアメリカ市民権を取得する。

このときの保証人になった一人がアインシュタインである。

当時、アメリカ市民権の取得には米国憲法に関する面接試験が課せられていたが、ゲーデルはこの面接試験に臨むため、合衆国憲法を一から勉強しはじめた。

面接当日、ゲーデルは「合衆国憲法が独裁国家に合法的に移行する可能性を秘めていることを発見した」とアインシュタインたちに語り、彼らを当惑させた。

移民審査をする判事から「あなたは独裁国家(ナチス・ドイツに併合されたオーストリア)から来られたのですね。

我がアメリカ合衆国ではそのようなことは起きませんから安心してください」と言われたゲーデルは、即座に「それどころか私は、いかにしてそのようなことが起こりうるのかを証明できるのです」と答えたので、付き添いのアインシュタインたちが慌てて場をつくろう一幕があった。

***

On December 5, 1947, Einstein and Morgenstern accompanied Gödel to his U.S. citizenship exam, where they acted as witnesses.

Gödel had confided in them that he had discovered an inconsistency in the U.S. Constitution, one that would allow the U.S. to become a dictatorship.

Einstein and Morgenstern were concerned that their friend's unpredictable behavior might jeopardize his chances.

Fortunately, the judge turned out to be Phillip Forman.

Forman knew Einstein and had administered the oath at Einstein's own citizenship hearing.

Everything went smoothly until Forman happened to ask Gödel if he thought a dictatorship like the Nazi regime could happen in the U.S.

Gödel then started to explain his discovery to Forman.

Forman understood what was going on, cut Gödel off, and moved the hearing on to other questions and a routine conclusion.

***

両者の年代がずれているのはご愛嬌か?

1月21日(火)のつぶやき

2014-01-22 06:57:23 | 物語

夢(19)

2014-01-21 17:57:21 | ButsuButsu


大量虐殺を可能にするには、距離を隔てることが重要になる。

距離とは、心理的距離と物理的距離の二つの概念からなる。

高野和明「ジェノサイド」より

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確かに、距離を保つことによって、大量破壊兵器を躊躇なく使えるようになる。

そういう意味で、いまの日中韓の距離感は、とても危険なにおいがする。

ハグとまではいかないが、距離感を縮めることは大切なのだろう。

嫌な気分になるのは、日中韓+アメリカという構図の中にどこかゲーム感覚的な雰囲気があることだ。

***

民主党から総理大臣になったH氏のうわ滑り的な発言も

自民党から総理大臣になったA氏の高揚した言動も

どこか世俗離れした虚無感をもたらしている。

***

時代の流れなのだろうか。

公約を豹変させ

正義を捻じ曲げ

説明責任を回避する。

本来は、政治というものが拠って立つべきところが、変質してきている。

***

ジェノサイド(英: genocide)は、1944年、ユダヤ系ポーランド人法律家のラファエル・レムキン(英語版)によって創られた造語であり、一つの人種・民族・国家・宗教などの構成員に対する抹消行為をさす。

元々アルメニア人虐殺やナチス・ドイツのユダヤ人虐殺(ホロコースト)に対して使われていたことから、一般的には「大量虐殺」の意味で使われる。

しかし、国外強制退去による国内の民族浄化、あるいは異民族、異文化・異宗教に対する強制的な同化政策による文化抹消、また国家が不要あるいは望ましくないと見なした集団に対する断種手術の強要あるいは隔離行為など、あくまでも特定の集団等の抹消行為を指し、物理的な全殺戮のみを意味するわけではない。

また、これを目的とした行為は集団殺戮行為も含め、国連のジェノサイド条約によって禁止されており、現在では、集団殺害罪は国際法上の犯罪として確立している。

(ウィキペディアより)

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日本の政治は、国民の努力と忍耐力に胡坐をかきすぎている気がする。

1月20日(月)のつぶやき

2014-01-21 06:47:13 | 物語

夢(18)

2014-01-20 18:30:38 | ButsuButsu


琵琶湖では相変わらず、鴨の群れが幅を利かせている。

よくわからないのだが、彼らは水面にほぼ直線状に群れている。

水の流れの影響か、それとも餌の分布の影響か。

これだけの群れを維持する餌は、半端な量ではないだろう。

のんびりと浮遊しているところを見ると、今日は満腹のようだ。

遠目なので草食か肉食かは、よくわからない。

一方、カワウは単独で懸命に餌取りをしている。

見ている限りはうまくいっていないようだ。

何回か潜水を繰り返すのだが、一向に餌が取れる様子がない。



良い場所は鴨に占拠されているのだろう。

群れから離れた単独行動は、群体をつくる生物にとっては致命的だ。

遠く比叡の山々はうっすらと雪化粧をしている。



どこかの放送局だろうか。

琵琶湖の映像を撮りに来ていた。

今日は平和な一日だ。


1月19日(日)のつぶやき

2014-01-20 07:08:18 | 物語

夢(17)

2014-01-19 22:57:32 | ButsuButsu


琵琶湖汽船のmegumiという船にADCPがついた。

これは超音波を使って、湖内の流れを測れる機械だ。

先日のテストでは、12ノットまでは測定可能だった。

はっけん号では1994年から計測してきたものだが、やっと民間の船にでも可能となった。

水の流れは、人間の血液のようなものだ。

ゴミとか栄養とかが輸送される。

立命館大学のJohn Welss先生は、これを活用してびわ湖の湖流のリアルタイム予測をしたいそうだ。

東北大震災でも、津波で流域下水処理場が破壊され、下水が直接海に流出したそうだ。

びわ湖の場合は、流れる先が湖なので、放置するわけには行かない。

予測したからどうなるわけでもないが、影響の評価は出来るだろう。

上水では、少しでもよい質の水を提供することが求められている。

そう言えば、昨年は台風の来週で一晩に300-500mmの豪雨があったが、年間降水量はそんなに多くなかった。

ちょっと意外な感じだが、平年より少ないくらいだった。

全体的に言えば、びわ湖から瀬田川を経て大阪に流れる水の量は減りつつある。

その分、びわ湖にとどまる水の時間(滞留時間)は延びてきている。

このことがいろいろなことを引き起こしている。

自然とは奇妙なものだ。

温暖化進行のせいで、アメリカ大陸では極低温状態となっている。

いろいろなことを市民レベルで計測できる体制つくりを夢見ている。

そうすれば騙されなくてすむから。

1月18日(土)のつぶやき

2014-01-19 07:27:46 | 物語

夢(16)

2014-01-18 14:57:02 | ButsuButsu


ナッシュが罹っていた統合失調症は、息子にも発症した。

かなり遺伝的な要素が高い。

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統合失調症(とうごうしっちょうしょう、ドイツ語: Schizophrenie、英語: schizophrenia)とは、「連想分裂」を中核とする類似の症状の集合から構成される精神病理学あるいは臨床単位上の診断・統計カテゴリーの一つである。
疾患あるいは障害単位の存在自体がいまだ不明であり、疾患としては単一のものであるとは考えられておらず、多数の発症原因を持つ多数の疾患であると予測されている。
かつては「精神機能の著しい分裂」を基礎障害とするという意味で意訳され「精神分裂病(せいしんぶんれつびょう)と呼ばれていた。
この症状の担当診療科は精神科であり、精神科医が診察に当たる。

ブロイラーは当該症候群の特徴は「精神機能の特徴的な分裂を基本的症状として有するとして Schizo(分裂)、Phrenia(精神病)と呼んだ。
ここで「精神機能」とは、当時流行した連合主義心理学の概念で、「精神機能の分裂」とは主に「連合機能の緩み」及び「自閉症状」を意味する。

主要な症状は、基礎症状として「連合障害(認知障害)」「自閉(自生思考等)」であり、副次的に「精神病状態(幻覚妄想)」など多様な症状を示し、罹患者個々人によって症状のスペクトラムも多様である。
クレペリン、ブロイラー、シュナイダーが共通して挙げている特徴的で頻発の症状は「思考途絶(連合障害)」と「思考化声(自生思考)」である。

*****

統合失調症は、ほとんど完治することがなく、治癒率は10%以下だそうだ。

他方、現在の日本でよく見られるのは双極性障害だ。

こちらの場合は、治癒率が高い。

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双極性障害(そうきょくせいしょうがい、英: bipolar disorder)は、躁(そう)状態(躁病エピソード)およびうつ状態(大うつ病エピソード)という病相(エピソード)を繰り返す精神疾患である。

ICD-10では、うつ病とともに「気分障害」のカテゴリに含まれている。

古い呼び名では躁うつ病、あるいは他の名称として双極性感情障害とも言う。

*****

さて、統合失調症は突然発症し、治るのに非常に長い時間を要する。

実は、自然現象の中でおこるほとんどの事象が急激に起こり、元にもどる時間は非常に長い。

身近な事例では、洪水や地震がある。

これは、ある安定的な平衡条件が壊れて、別の安定条件へ遷移する時間が長いことを意味している。

秩序の変化といってもよいだろう。

したがって、統合失調症でも、治癒という表現は妥当ではないのかもしれない。

脳の仕組みが変化するのである。

不安定な時期、つまり遷移する時期においては、攻撃的になったり妄想的になったりする。

問題は、次の安定状態に達したときに、多くの自殺の事例が報告されている。

過大に期待しないことが大切なのかもしれない。

精神的に病んでいる友人を見るとき、どうしても治癒してほしいと思う。

英語ではremissionというようだ。

再びmissionを司ることができるようになるということなのだろうか。

ナッシュがノーベル賞を受賞したときに、最初に希望したのがクレジットカードの発行だったらしい。

精神疾患のために、彼は長い間、カードの発行を止められていた。

社会の正常な一員として認められることを望んでいたようだ。

考えてみれば、何が正常で、何が異常なのかは、その時代や社会によって異なるのだろう。

一つの価値観に拘束して、それ以外のものを異常だというのならば、私などはとっくの昔に異常人であったとしてもおかしくない。

1月17日(金)のつぶやき

2014-01-18 06:08:40 | 物語

夢(15)

2014-01-17 13:56:36 | ButsuButsu


―あなたの血液の中を流れる鉄分は、46億年前に起こった超新星爆発によって作り出された物質です。
それが宇宙空間を漂い、太陽系が作られる際に地球という惑星に取り込まれ、食物を通してあなたの体内に入ったのです。
さらに言えば、あなたの肉体のどこにでもある物質、水素は、宇宙の誕生とともに作られた元素です。
137億年もの間、この宇宙に存在し続け、今、あなたの一部となっているのです―

国土地理院が提供しているGPSデータから、大津1と大津2の距離を算出した。

面白いことに、冬場に広がり、夏場に収縮している。

1センチメートルほどの変化だから、何ほどのこともないと思うかもしれない。

ところが、佃先生から提供してもらった瀬田のエンコ(深井戸)の水温変化と比較すると面白いことがわかる。



時間的なずれはあるが、両者の間には何らかの関係がありそうである。

かくして自然は面白いネタをたくさん提供してくれる。

星も生命も、宇宙という巨大なエネルギーの産物であるのならば、我々の周辺にもエネルギーの揺らぎによる自然現象が発現してもおかしくないだろう。

ふと、そんなことを考える。

1月15日(水)のつぶやき

2014-01-16 05:18:07 | 物語

夢(14)

2014-01-15 18:13:42 | ButsuButsu


びわ湖岸に大量の流木が漂着しているという話が、昨年末に持ち込まれた。

9月15日から16日の台風18号によるものかと思ったが、それにしては時間が立ちすぎている。

確か、あの時の漂着ゴミは撤去したはずだ。

そう思って、今津の気象データを解析してみた。



降水は、確かに9月に多かった。

湖西では一晩で500mmほど降ったのだろうか。

風速を調べてみた。



すると12月中旬に強い風が吹いていた。

きっとこの時の風波で漂着ゴミが吹き寄せられ、浜に打ち上げられたのだろう。

波の計算をすると、面白いことがわかる。



季節風の吹き出しで、びわ湖中の流木が湖東に集まったようだ。

この機会に、漂着した流木の分布を調べようということになった。

びわ湖トラストの冬の活動だ。

でも、これは誰がいつきれいにするのだろうか。

素人には手ごわそうな量だ。