旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

五大明王と帝釈天

2016-10-21 | 東京ぶらぶら散歩

久しぶりの「東京ぶらぶら散歩」は、一泊二日の旅。

2016年10月12日

9:47 東北新幹線で東京駅に到着。テクテク歩いて日本橋方面へ。

今回の旅の最大の目的は、日本橋の「三井記念美術館」で開催されている「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」の観賞。

                     ≪三井記念美術館≫

「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」の中でも、今回特に見たいと思っていたのが、松島の瑞巌寺五大堂の「五大明王像」。

通常は秘仏とされ、33年に一度だけ御開帳される。私は前回の御開帳を拝観していないが、次回は2039年となる。

今回は、瑞巌寺の歴史始まって以来の特別御開帳(東日本大震災復興祈念)となるので、イソイソと見に行ってきた。

展覧会場にいる間の大半の時間を、五大明王像の拝観に当てた。

不動明王を中心に、降三世、軍茶利、大威徳、金剛夜叉の五尊がすべて横一列に展示されている。

平安時代初期の作とは思えない、まるで最近造られたように美しいお姿だった。毎年、奈良や京都で仏像を見ているが、こんなに傷んでいない仏像は初めて見た。

いつもは、家から電車で20分の所にある仏像だが、今日は新幹線で90分かけてやってきた甲斐がありました。

平日の午前中なのに、けっこうな数のお客さんが見に来ていて、年配者が多いが若い人や外人さんもいた。

この展示会では、「秘仏 五大明王像」の他にも、松島瑞巌寺の寺宝や伊達政宗関連などの展示品が充実している。

書をたしなむ人々の来館も多いようだ。

「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」は、11月13日まで。タイヘン良かったです。

午後からは、日本橋から「東京ぶらぶら散歩」しながら山手線沿いに神田まで移動。神保町の書店街や小川町のスポーツ用品街を歩きお買い物。

疲れたと思ったら26,000歩も歩いていた。本日は神田のホテルに宿泊。

2016年10月13日

一度は行ってみようと思いながら、今まで果たせなかったのが「柴又帝釈天」。

今度東京へ行くときは・・・と思いながら、なかなか行けなかった。

神田のホテルで目が覚め、カーテンを開けると天気が良い。今日こそ柴又に行こうと決めて、愛用の東京のウオーキング・ガイドを開いたら、ナント、柴又が載っていない。ガイドブックの圏外だった。

しかたなく、手帳の路線図を参考にしながら行く方法を検討したが、どれが効率がいいのか分からない。結局、

神田から上野まで山手線。

京成上野から高砂まで京成本線。

高砂から柴又まで京成金町腺。

と乗り継いで、11時ごろ「フーテンの寅さん」が出迎えてくれる「柴又」駅に到着。

駅前のインフォメーションで、この周辺のウオーキング・マップはないかと尋ねたら、「柴又七福神めぐり」のコース・マップを渡された。

「お客さんはどちらからイラッシャッタのですか?」と聞かれて、

「神田からからです。初めて来ました」と答えてしまった。まあ、神田のホテルから直行なので、間違いではないが・・・。

「柴又は都心からは遠いですからねぇ。何本乗り継ぎました?」

「ハイ、三本です」

と話が進んで、どこを歩いたらいいか、聞くのを忘れた。

     

とりあえず、表参道の商店街を歩いて、帝釈天に向かう。けっこうな賑わいだ。

 

               ≪映画フーテンの寅さん関連のお店≫

              ≪二天門とネコ≫

               ≪経栄山題経寺 帝釈堂(柴又帝釈天)≫

本来、大勢の参拝客がいたのだが、偶然撮らえた無人の瞬間。

帝釈堂に上がる階段が畳敷きになっていて、チョットうれしい。

帝釈堂をお参りした後は、裏側の木彫ギャラリーを見学(有料)。

「木彫のお寺さん」と言われるだけあって、見事な彫刻の壁でした。内容は、法華経の教えや花鳥風月など。

全面ガラス張りの鞘堂に風雨から守られており、見学コースは二段の回廊がある。(撮影可)

帝釈堂の木彫ギャラリーを見た後は、回廊を渡って庭園見学コース(有料)へ向かう。

回廊を回って庭を眺めることができる。大客殿の座敷には、横山大観の木彫下絵など書画も展示されている。途中で、無料のお茶を飲みながら休憩もできる。

                      ≪寅さん御膳≫

表参道のソバ屋で豪華な昼食。お土産に草ダンゴを買おうと思ったが、今日中に食べなければならない・・・ということなので、あきらめて佃煮をゴッソリ買った。

                    ≪矢切の渡し≫

一応、昼食の後は江戸川の河川敷まで行って、「矢切の渡し」を見学。

どうせ残すのなら、もう少し何とかならないのか・・・という感じ。

 

13:40 約2時間半の柴又散歩を終えて、柴又駅前に戻った。

もう少ししたら、「寅さんの像」の脇に「さくらの像」ができるそうだ。

近くの店のオネエサンに、「寅さんの左足に触ると良いことがあるよ」と言われたので、チョット恥ずかしいけれどスリスリしてきました。

これで、今回の「東京ぶらぶら散歩」柴又篇終了。

 

 

 



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