You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

ラスト・チャンス! ~愛と勝利のアッセンブリー~

2021-02-07 07:56:26 | 映画[ア行]


  2015年に放映された全30話の政界を舞台にした社会派の韓国ドラマ。溶接工出身の新人議員をチョン・ジェヨン、彼を助けるエリート補佐官をソン・ユナ、そして議員室のインターンを2PMのテギョンが好演。熱血議員ジン・サンピルを助けながら、彼の人柄と信念に次第に心酔してゆく補佐官インギョンの姿を描きながら、ふたりそして彼のチームは幾多の苦難を乗り越えてゆく。 

 政界や議員活動を舞台にしていながら、これほど面白いドラマに仕上がったのはさまざまに仕組まれた山や谷を巧みに見せながら誰もが見ていてスカッ!とするサクセスストーリーになっているから。
 チョン・ジェヨンやソン・ユナだけでなく出演者全員がベテラン揃いで、彼らの演技に魅せられる。皆素晴らしい。
巧みな言葉のやり取りで笑わせてくれるシーンも多く、そこも本作の魅力になっているが感動のシーンで涙を流させながら同時に笑わせてくれる作品も珍しい。とても好きな韓国ドラマになった。






韓国ドラマ「ラスト・チャンス! ~愛と勝利のアッセンブリー~ 」


えんとつ町のプぺル

2020-12-27 08:53:09 | 映画[ア行]


 キングコングの西野亮廣が映画化を目指し、絵本を最初の媒体に選んだという「えんとつ町のプペル」の劇場版アニメーション。煙に覆われた町を舞台に、えんとつ掃除人の少年と、ゴミから誕生したプペルとの冒険を描く。監督は廣田裕介。アニメーション制作をSTUDIO4°Cが担当。西野亮廣が製作総指揮。

 煙に覆われたえんとつ町が舞台、と言っても黒色や灰色にまみれた町ではなく原色フルカラーの美しい町。アンバランスな設定がふんだんに見られるがそこが狙いなのか?人物のタッチも主人公ルビッチとフーテンの寅さんチックな彼の父親とはミスマッチ。物語は単純で分かりやすく子供たちにはうけそうだが、鬼滅の刃を見た後ではどこまでこころに響くものがあるだろうかと思った。多くのシーンが美術的にはよいものだと感じる。
 
 



『映画 えんとつ町のプぺル』予告1【12月25日公開】


新解釈・三國志

2020-12-13 12:43:45 | 映画[ア行]


「今日から俺は!!」などの福田雄一が監督と脚本を務めたほとんどドタバタといえる長編コメディー映画。三国志の「赤壁の戦い」を福田組の面々とプラスアルファの大物俳優を交えて笑いに包みながら語る。
劉備(大泉洋)と諸葛亮 孔明(ムロツヨシ)と孫権(岡田健史)らが率いる蜀・呉の連合軍3万が曹操(小栗旬)率いる魏軍80万を迎え撃つ。
 事前に番宣が多く流れていたため、このいい加減ぶりは覚悟して観たが本当にいい加減なセリフの一方で映像は大作映画並み。映画キングダムで出てきたセットが使われていたり人気の俳優が顔を連ねていたりで盛沢山。
 最初から最後まで笑いを絶やすことなく観ることができたが特に渡部直美のシーンは夢にも出てきそう。嫌なことがあったときに思い出すようにしようと思った。



映画『新解釈・三國志』予告【12月11日(金)公開】

2020-08-23 08:42:24 | 映画[ア行]

共に平成元年生まれの漣(菅田将暉)と葵(小松菜奈)の中学生の時の恋と別れ、そしてそれから18年にわたるお互いの出来事や様々な愛を中島みゆきの名曲「糸」とともに描いたラブストーリー。『スマホを落としただけなのに』などの平野隆が原案と企画プロデュースし、瀬々敬久が監督を務める。

北海道から沖縄そしてシンガポールまでそれぞれの美しい景色をスクリーンいっぱいに描きながら、「糸」の歌詞をそのまま物語と映像で織りなす。

なぜめぐり逢うのかを私たちはなにも知らない
いつめぐり逢うのかを私たちはいつも知らない
どこにいたの生きてきたの遠い空の下ふたつの物語
縦の糸はあなた横の糸は私 織りなす布はいつか誰かを暖めうるかもしれない

なぜ生きてゆくのかを迷った日の跡のささくれ
夢追いかけ走ってころんだ日の跡のささくれ
こんな糸がなんになるの心許なくてふるえてた風の中
縦の糸はあなた横の糸は私織りなす布はいつか誰かの傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた横の糸は私 逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼びます

作詞 中島みゆき
作曲 中島みゆき

この歌詞をかみ締めながら、見終わったあとには自分のまわりを思い浮かべている自分がいました。

 

 

映画『糸』予告【8月21日(金)公開】


エジソンズ・ゲーム

2020-07-04 23:41:10 | 映画[ア行]

  19世紀のアメリカでのトーマス・エジソンとジョージ・ウェスティングハウスの電力送電システムをめぐる争いを興味深いドラマとして描いた。製作総指揮をマーティン・スコセッシ、監督をアルフォンソ・ゴメス=レホンが務め、エジソンをベネディクト・カンバーバッチ、ウェスティングハウスをマイケル・シャノンが演じている。

白熱電球を事業化した発明家エジソンは、大規模な送電には直流が安全と考え、彼は交流の方が安価で遠くまで電気を送れると信じる実業家のウェスティングハウスと世に言う電流戦争を繰り広げる。私はこのような激しい競争が繰り広げられていたことを知っただけでも観た甲斐があった。巨大企業ゼネラルエレクトリックの歴史にエジソンも関与していたり、テスラモーターズの社名の起源になり、テスラコイルで有名なニコラ・テスラとエジソンの確執など、知ることが非常に楽しく思えた。また、名優ベネディクト・カンバーバッチのエジソンにも拍手したい。地味だけれど非常に面白かった。

 

 

発明王エジソンにライバルがいた!/映画『エジソンズ・ゲーム』予告編


一度死んでみた

2020-04-19 07:41:31 | 映画[ア行]

 若手俳優で今一番輝いている女優、男優の二人、広瀬すずと吉沢 亮が主役のファンタジーチックで笑えるコメディー。広瀬すずの父親で一度死ぬ役をこれまたどんな役でもこなすベテランの堤 真一、そして死者を迎えに来る使者(?)にリリー・フランキー。そのほかにも豪華なメンバーが脇を勤め、もしくは一瞬登場したりする。auのテレビCM「三太郎」シリーズを送り出して来た浜崎慎治がメガホンを取った。

 

 いやはや本当に面白かった。バンクロッカーのボーカルの広瀬すずにびっくりし、また国民的美男子の吉沢 亮の役どころにも笑った。この混沌とした世の中にたくさんの笑いを届けてくれるのはとてもありがたい。外出自粛のせいもあって、何百席もある広いシアターは数人での貸切状態なっており、もっと皆さんが楽しめばと思った。人の少ない映画館は対策もされていて返って安全だから。でも残念ながら数日後には全館上映中止になった。大きなスクリーンで見る映画が楽しみな管理人にとってはこの状況は痛い。

 

映画『一度死んでみた』予告(60秒) 2020年3月20日(金)全国ロードショー


EXIT

2020-04-05 08:17:41 | 映画[ア行]

                                                                                                             

 主人公の無職の青年ヨンナムをチョ・ジョンソク、彼が大学時代に好きだった山岳部の後輩ウィジュを「少女時代」のユナが演じる一風変わったサバイバルパニック映画。監督と脚本はイ・サングン。

 パニック映画と思って観始めるのだが、最初は場違いなファミリードラマのシーンやコメディーと思わせるシーンの連続にあっけに取られる。しかし、一旦、毒ガスが撒かれるというパニックの発生からは主人公二人の毒ガスからの逃走劇が始まる。段々と広がってゆくのに合わせて下から上へ充満してゆく毒ガスから逃げるために二人が山岳部で培ったテクニックで乗り切ってゆく。上へ上へと逃げるという今までに無い斬新さにあわせて、ユナがスタントを使わずに上ったり、綱渡りをしたりする驚きのシーンもふんだんにある。この映画、パラサイトにも負けない面白さだった。エンディングのシーンでユナが逃走で汚れてしまった顔で微笑むシーンがあるが、その笑顔はとびっきり綺麗だった。

【公式】『EXIT』11.22(金)公開/本予告


1917 命をかけた伝令

2020-02-23 08:02:26 | 映画[ア行]

アカデミー賞 10部門ノミネート 「撮影賞」 「録音賞」 「視覚効果賞」 の3賞を受賞したサム・メンデス監督の異色戦争映画。第一次大戦開始から間もない1914年。ドイツ軍と闘うフランス人兵士の過酷な任務を成し遂げる一日をまるでワンカットに見える映像で描く。主演はジョージ・マッケイら、最後の一場面にべネディクト・カンパーパッチも登場する。

(以下少しネタばれ)激しい戦闘シーンや爆発シーンの連続ではなく、主人公の目を通じて見る戦場の光景から戦争の悲惨さを強く浮き上がらせていると感じる。進む道のあちこちに同胞の屍がそのまま残されている中、いつ銃弾や攻撃に出会うかも知れない恐怖を抱えたまま、ただ進むしかない。どのようにして主人公らとともに進みながら、途切れることなく彼らを映像におさめたのか?川の流れから滝つぼに落ちてゆく彼らを真上から見るような衝撃的なシーンに驚くことも多かった。アカデミーの撮影賞や視覚効果賞を獲ったのは当然とも言える。最後に登場するべネディクト・カンパーパッチの表情の変化や上官のねぎらいの感情があふれた言葉には感動した。

 

 

『1917 命をかけた伝令』予告


AI 崩壊

2020-02-02 12:15:27 | 映画[ア行]

 医療AIが発達し国の認可を受けた2030年の日本が舞台のSFサスペンスを『22年目の告白-私が殺人犯です-』などの入江悠監督がオリジナル脚本で映画化。主人公に大沢たかお、そのわきを賀来賢人、岩田剛典、三浦友和、広瀬アリスらが演じる。

 医療AIがテーマとなればハリウッド作品に負けたくは無いが、少しだけ頑張ったという印象。データセンターに設置されたAIの中枢部のデザインだけはなかなか。

三浦友和という絶好の配役を得ているのだから、老刑事が主人公を信じる姿や人間味あふれたやりとりをもっと描けていれば、まだまだ素晴らしい人間ドラマになっていただろうにと思うと残念。

蛇足だが、エンドロールで主題歌がAIとわかったときには思わず笑った

 

 

映画『AI崩壊』本予告 2020年1月31日(金)公開


記憶屋

2020-01-19 07:31:11 | 映画[ア行]

 

原作は「第22回日本ホラー小説大賞」読者賞を受賞した織守きょうやの小説。

人の記憶を消せるという記憶屋がいるという都市伝説に触れた主人公たちを描く。

山田涼介が主演し、芳根京子、蓮佛美沙子、佐々木蔵之介らが共演。平川雄一朗が監督。脚本には

『パーフェクトワールド 君といる奇跡』などの鹿目けい子も加わった。

久しく観ていない「泣ける映画」を観たかった私はこの映画の予告に惹かれ期待して観たが。役者の上手

さで心に響く泣ける映画になった映画だと思う。

この作品の中では芳根京子の演技は光っていた。最後は彼女に感情移入してしまったほど。

他の作品も見てみたい。

 

 

 

 

『記憶屋 あなたを忘れない』第2弾予告 1月17日(金)全国公開