前作「ローグ・ネーション」から3年、このシリーズの6作目。この作品もトム自らがプロヂューサーを務める。過去5作はいずれも違う監督が撮影してきたが、本作は前作に引き続きクリストファー・マッカリー監督が務める。
「不可能の連鎖」というキャッチフレーズがまさしくこの映画を物語る。私の感想は「トム・クルーズのこのシリーズに賭ける情熱は尋常ではない。・・・凄すぎる」だ。これまでの作品で世界一のビルの外壁を登ったり、離陸する輸送機の機外にへばりついたりとひとつ間違えば命を落とす撮影を今回はさらにいくつも挑んでいる。それどころかグレードアップいやヒートアップという表現の方がいいと思うが。もう極限状態。自分で訓練したヘリの操縦で決死の飛行を行ったり、酸素のない成層圏に近い上空から降下をしたり、ビルの屋上へのジャンプで骨折しても走り続けたりとつぎつぎと自分自らやってくれる。もう、ストーリーはそっちのけでこのアクションの連続を観ていた。トム・クルーズは果たしてどこまでいくのだろうか。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』本予告