キングコングの西野亮廣が映画化を目指し、絵本を最初の媒体に選んだという「えんとつ町のプペル」の劇場版アニメーション。煙に覆われた町を舞台に、えんとつ掃除人の少年と、ゴミから誕生したプペルとの冒険を描く。監督は廣田裕介。アニメーション制作をSTUDIO4°Cが担当。西野亮廣が製作総指揮。
煙に覆われたえんとつ町が舞台、と言っても黒色や灰色にまみれた町ではなく原色フルカラーの美しい町。アンバランスな設定がふんだんに見られるがそこが狙いなのか?人物のタッチも主人公ルビッチとフーテンの寅さんチックな彼の父親とはミスマッチ。物語は単純で分かりやすく子供たちにはうけそうだが、鬼滅の刃を見た後ではどこまでこころに響くものがあるだろうかと思った。多くのシーンが美術的にはよいものだと感じる。
『映画 えんとつ町のプぺル』予告1【12月25日公開】