You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

運び屋

2019-03-31 08:24:53 | 映画[ハ行]

 

 2008年の「グラン・トリノ」以来となるクリント・イーストウッドが監督と主演を兼ねた作品。監督のイーストウッドのファンならびに役者のイーストウッドのファンにとってはこの映画も記念的作品になった。

グラン・トリノで脚本家デビューし、イーストウッドの信頼を得た ニック・シェンクと組んでいる。

80歳過ぎでメキシコの麻薬カルテルから運び屋としてスカウトされた話は実際にニュース誌に掲載された実話とのことだが、これを本作品のようなハラハラドキドキの展開の中に家族との絆を描ききる素晴らしい作品に仕上げたところはイーストウッドとニック・シェンクのコンビだからできたことのように思う。

この作品はイーストウッド自身の人生にも折り重なるものになっているように見える。

最初の妻との間に生まれた実子アリソン・イーストウッドが本作の主人公の家族で最も主人公を恨んでいた娘の役を演じているのにあとから驚いた。

西部劇のガンマン役やダーティーハリー役を演じたイーストウッドが、腰が少し曲がって前かがみで歩く高齢の老人を演じる姿を見るのはいささか辛いものがあるが、監督としてのイーストウッドはもちろん、役者としてのイーストウッド凄さも感じる作品だった。

 

 

 

映画『運び屋』特報2【HD】2019年3月8日(金)公開

 


君は月夜に光り輝く

2019-03-24 07:44:23 | 映画[カ行]

 

 電撃小説大賞を受賞した佐野徹夜の原作を映画化したラブストーリー。発光病という不治の病に冒された主人公を永野芽郁、彼女に次第にひかれてゆく同級生を北村匠海がダブル主演。監督は2017年公開の[君の膵臓をたべたい]の監督 月川 翔。 誰にも通じる言葉となった「君スイ」が、今度は「君ツキ」に。

 僕は「考えることが必要の無い爽快で楽しい映画」と「泣ける映画」には目が無い。この作品は「君スイ」以上に良かった。特に永野芽郁には終始心を打たれた。展開は速いけれど彼女の変わりゆく心情はとても強く伝わってきて、自分がカップホルダーに入れていたコーラを飲んでいないことに気づいたのはほぼ終わりかけたころだった。それほどに引き込まれていたかな。それほどに演技もすばらしかったし、彼女をこれからも応援したいと感じた。

 

 

 

 

映画『君は月夜に光り輝く』予告①【3月15日(金)公開】    


キャプテン・マーベル

2019-03-18 00:34:41 | 映画[カ行]

 

 2015年公開の『ルーム』でアァデミー主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンが驚異的な力を持つヒロインを演じ、ジュード・ロウをはじめ、『アベンジャーズ』シリーズで重要な役どころを演じるサミュエル・L・ジャクソンらが共演し、アンナ・ボーデンとライアン・フレックが監督。

 1995年という設定で、町を行き交う車や分厚いパソコンなどのレトロな映像が楽しい。サミュエル・L・ジャクソンがやけに若いのでかなり昔に撮った映像かと思ったが、聞くとデジタルで若く加工されたサミュエル・L・ジャクソンとのこと。アリータを見たあとなので驚かないがここまでの進化は予想していなかった。主人公のキャプテン・マーベルはマーベルの名を冠したことからも最強のヒロインでなければいけないが、やはりその通り。エンド・オブ・ワーでは救世主になりそう。でもエンド・オブ・ワーは時代が違うけれど、彼女は一歳も年をとらないのだろうな・・・?

 

 

「キャプテン・マーベル」日本版本予告