作品名の「ジオストーム」を一般の辞書で調べても見つからないので、これは特殊な専門用語かこの映画のために作られた造語なのか不明なところ。ジオ(地球・土地)とストーム(嵐)からジオストームは「地球規模の嵐」となるのだけれど、この映画が表している「ジオストーム」はこんなものではなかった、「地球が短時間のうちに壊滅的な被害を受ける気象災害」という位置づけだ。
本作品はこの気象災害をVFXの手を借りて、極限までに映像化している。見ていて少し行き過ぎという感もあるが、これも現在の環境破壊、オゾン層破壊などの深刻さを物語るための意思表示なのか?
監督はこの映画が長編映画監督の第一作となるディーン・エブリン。主演にジェラルド・バトラー 。準主演と言えるその弟にジム・スタージェスら。アンディー・ガルシアやエド・ハリスなどトップスターが名を連ねる。物語は 主人公ら兄弟の葛藤や紅一点のアビー・コーニッシュの活躍などとともに、この異変を仕掛けた真犯人の追及も同時に進む。これとテレビでの予告でもあったようなセンセーショナルなディザスター映像とが組み合わさって飽きが来ない2時間だった。
映画『ジオストーム』本予告【HD】2018年1月19日(金)公開