アメリカ中西部にある小さな町ラクーンシティを舞台とした超人気ホラーゲーム、『バイオハザード』を忠実に再現した映画。『海底47m』シリーズなどのヨハネス・ロバーツが監督と脚本を手掛け、『バイオハザード』シリーズ第1作の監督で、それ以降の作品にも携わってきたポール・W・S・アンダーソンがエグゼクティブプロデューサーを務める。出演はカヤ・スコデラーリオ、ハナ・ジョン=カーメン、ロビー・アメルら。
監督が原作ゲームの大ファンとのことなのだが観ている観客にそれが凄く伝わって来る。私も発売当時リアルタイムで体験したが観客のほうも多くの人がもうおなじみのはず。古い洋館が目の前に現れたシーンや洋館内で最初のゾンビが振り返ったシーンを観た時には、あまりにもそっくりで思わず笑顔になった。だが物語は良く知っていて慣れているはずなのだけれど各シーンが非常に怖かった。暗い映像に音と音楽がひびき渡り、ふいを突いて驚かされたことが何度もあったが、ゲームで味わった恐怖感を思い出させてくれようとする監督のこの原作への傾倒と本作品への思いが良く伝わってきてとても良かった。
買って入った飲み物を久しぶりに飲むのを忘れてしまったけれどそれは私だけだったろうか。
『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』予告1