『ダークナイト』『インセプション』などのクリストファー・ノーランが監督のSFのジャンルにも入りそうなサスペンス・アクション。主人公を演じるのはデンゼル・ワシントンの息子ジョン・デヴィッド・ワシントン。その相棒にロバート・パティンソンが共演し、世界を危機から救う。
この作品は「難解」という評判の映画だが実際にその通り。私もSFは多く観てきたけれども、この映画はこのシーンはおかしい?何だ?と思うシーンの連続だった。特に時間を逆行している人間と普通に時間を過ごしている人間とがあちこちの場面で共存しているので最初はその奇妙な動きの意味がわからない。途中からそれらの場面の種明かしを見てゆくことになるが、一回見ただけでは全てのシーンのどれが逆行でどれが順行かがわからないところが多く残った。それにしても過去にこのような映画は観たことがなく、それもCGを使わずに製作していると言うから改めてクリストファー・ノーラン監督に感服した。もう一度じっくり観たい映画だ。
映画『TENET テネット』予告 2020年9月18日(金)公開