ゴジラの生誕70周年記念作品。「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0」「アルキメデスの大戦」など多くの話題作を生み出してきた山崎貴がこれまでの培ってきたもの全てをつぎ込んで作り上げたという。
タイトルは「ゴジラ マイナスワン」。戦争によってなにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になった東京が舞台。主演を神木隆之介、ヒロイン役を浜辺美波が務め、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介らが共演。
撮影は秘密裏に行われ、題名すら公開されず、コードネームで呼ばれていたらしくそのコードネームがNO.30。本作で通算30作目になるわけだが第1作目以降、次第に子供向けのようになってゆき、大人が真剣になって見る映画では無くなってしまっていたと思っていた。しかし本作は違った。本作が描くゴジラの怖さは第一作が公開された当時に観客が味わったであろうその怖さに匹敵すると言って良だろう。物語も優秀。登場する人物が全て魅力的で引き込まれる。
ゴジラの最期のシーンにも驚かされる。1964年のゴジラ(ワン)の前の物語なのでマイナスワンでもあった。素晴らしい作品。興行収入が80億越えの前作をはるかに越えるものになりそう。
【予告】映画『ゴジラ-1.0』《2023年11月3日劇場公開》
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