「ゴジラ」の生誕70周年記念作品として山崎貴監督が手がけた「ゴジラ-1.0」のモノクロ映像版。タイトルの読みは「ゴジラマイナスワン/マイナスカラー」。昨年2023年11月に日本公開、さらに12月にはアメリカでも公開され、全米歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど大ヒットを記録した同作の映像をモノクロ化。
カラー版の公開で見逃したIMAX4Dでの鑑賞をずっと残念に思ってきたところに今回の「マイナスカラー」版が公開になり幸運にもIMAX4Dで観ることができた。
そしてマイナスカラー版こそ原点である1954年の第1作「ゴジラ」に匹敵する、もしくはそれを越えるものという印象だった。
本作はアカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされているが視覚効果だけでなく音楽の使い方も素晴らしい。艦隊が一斉にゴジラに立ち向かおうとする場面であの聞きなれたゴジラのテーマが流れてきたときには鳥肌がたったのは私だけでは無いだろう。
盛り込まれた人間ドラマにも涙し本来の怖いゴジラをIMAX4Dで観ることができて最高だった。是非アカデミー賞を取って欲しい。
【モノクロ版特報】『ゴジラ-1.0/C』(1/12上映開始!)