You got a movie

自分が見た映画をきままに記録したブログです。もしまだ見ていない人が御覧になっても興味を損なわないようにしています。

『ゴジラ-1.0/C』

2024-01-21 19:33:47 | 映画[カ行]
                   
  
 
「ゴジラ」の生誕70周年記念作品として山崎貴監督が手がけた「ゴジラ-1.0」のモノクロ映像版。タイトルの読みは「ゴジラマイナスワン/マイナスカラー」。昨年2023年11月に日本公開、さらに12月にはアメリカでも公開され、全米歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど大ヒットを記録した同作の映像をモノクロ化。

 カラー版の公開で見逃したIMAX4Dでの鑑賞をずっと残念に思ってきたところに今回の「マイナスカラー」版が公開になり幸運にもIMAX4Dで観ることができた。
そしてマイナスカラー版こそ原点である1954年の第1作「ゴジラ」に匹敵する、もしくはそれを越えるものという印象だった。
 本作はアカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされているが視覚効果だけでなく音楽の使い方も素晴らしい。艦隊が一斉にゴジラに立ち向かおうとする場面であの聞きなれたゴジラのテーマが流れてきたときには鳥肌がたったのは私だけでは無いだろう。
 盛り込まれた人間ドラマにも涙し本来の怖いゴジラをIMAX4Dで観ることができて最高だった。是非アカデミー賞を取って欲しい。



【モノクロ版特報】『ゴジラ-1.0/C』(1/12上映開始!)

ゴジラ-1.0

2023-11-10 21:44:22 | 映画[カ行]



 ゴジラの生誕70周年記念作品。「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0」「アルキメデスの大戦」など多くの話題作を生み出してきた山崎貴がこれまでの培ってきたもの全てをつぎ込んで作り上げたという。
タイトルは「ゴジラ マイナスワン」。戦争によってなにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になった東京が舞台。主演を神木隆之介、ヒロイン役を浜辺美波が務め、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介らが共演。



  撮影は秘密裏に行われ、題名すら公開されず、コードネームで呼ばれていたらしくそのコードネームがNO.30。本作で通算30作目になるわけだが第1作目以降、次第に子供向けのようになってゆき、大人が真剣になって見る映画では無くなってしまっていたと思っていた。しかし本作は違った。本作が描くゴジラの怖さは第一作が公開された当時に観客が味わったであろうその怖さに匹敵すると言って良だろう。物語も優秀。登場する人物が全て魅力的で引き込まれる。
 ゴジラの最期のシーンにも驚かされる。1964年のゴジラ(ワン)の前の物語なのでマイナスワンでもあった。素晴らしい作品。興行収入が80億越えの前作をはるかに越えるものになりそう。




【予告】映画『ゴジラ-1.0』《2023年11月3日劇場公開》

ザ・クリエイター/創造者

2023-10-28 18:26:16 | 映画[カ行]


『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督が7年かけて作り上げたオリジナルSF映画。
約50年後の未来。AIがロサンゼルスに核爆発を引き起こし人類とAIの熾烈な戦争が10年にわたって続く中、元特殊部隊員のジョシュア(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、人類を滅ぼす兵器を生み出した創造者=クリエイターの暗殺を命じられる。しかし、彼が目にしたのは、超進化型AIを搭載した少女アルフィー(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)だった。
 
 人類とAIの戦いを描く映画も多いけれどAIの側にたって考えさせられる映画には初めて出会った。そこには人を傷つけないというロボットの大原則があった。チャットGPTの出現や目覚ましい人間型ロボットの開発が続くいま、もう空想という言葉を使ったSF映画ではなく、より現実に近いドラマになるのがもうそう遠くないような気がする。
 






映画『ザ・クリエイター/創造者』日本版本予告|10月20日(金)劇場公開!

キングダム 運命の炎

2023-09-12 19:45:58 | 映画[カ行]
                                  

  原泰久のコミックを実写映画化し、邦画としては類のない壮大なスケールで描いたシリーズ第3弾。春秋戦国時代の中国で、100人将に昇格した信と秦の国王・エイ政らが、趙の大軍勢を相手とした「馬陽の戦い」のエピソードなどを描いた。監督を前2作に引き続き佐藤信介が務める。
 信(山崎賢人)は100人を率いる将に昇格。北方の隣国・趙の大軍の侵攻に対し秦は馬陽の地で、戦場へ舞い戻ってきた王騎(大沢たかお)を総大将にして迎え撃つ。本作では原作でも印象に残る紫夏のエピソードが描かれた。
 



 映画『キングダム 運命の炎』主題歌スペシャルトレーラー|宇多田ヒカル「Gold ~また逢う日まで~」

ゴーストバスターズ アフターライフ

2022-02-06 09:43:08 | 映画[カ行]


 1984年のゴーストバスターズ、1989年にゴーストバスターズ2、近年製作された女性版を除くと実に33年後の続編となる。監督が素晴らしく、過去2作品を世に送り出したアイバン・ライトマンの実の子供であるジェイソン・ライトマンが受け継いだ。
 物語は田舎の祖父の家に引っ越してきたフィービー(マッケナ・グレイス)が、祖父の凄い事実を知り、持ち前の科学の知識を生かして大活躍する。フィン・ウォルフハード、キャリー・クイーン、ポール・ラッドが脇を固め、シガニー・ウィーバーも顔を見せる。

 新しい作品が多く出てきたので何を観ようかと本当は最初は迷った。でも本作を観て良かった。素晴らしい続編(アフターライフ)だった。ゴースト・バスターズのあの掛け声のメロディーは今でも色褪せず多くの人が知っている。そしてあの駐車禁止のマークとおばけを重ねたあのゴーストバスターズのマークも知らない人はいない。
 そこで満を持しての本作は伝説と言っていい第一作に負けない作品を作り出そうとするアイバン・ライトマンの息子のジェイソンの意気込みがすごく感じられる。第一作に決して負けていない作品になっているし、現代の子供たちが観ても皆が素晴らしく感じられるゴーストバスターズだ。もちろん、第一作へのオマージュも盛沢山で古くからのファンも楽しましてくれた。本当に観てよかった。





『ゴーストバスターズ/アフターライフ』予告3 2022年2月4日(金)全国の映画館で公開

コンフィデンスマンJP 英雄編

2022-01-23 09:15:23 | 映画[カ行]



 スペインのマルタ等を舞台にした「コンフィデンスマンJP」の劇場版第3弾。ドラマシリーズでおなじみの長澤まさみ、東出昌大、小日向文世、小手伸也らに広末涼子、生瀬勝久、江口洋介、松重豊、瀬戸康史、城田優、角野卓造ら豪華キャストが彩る。監督は田中亮、脚本は古沢良太。 日本の警察や現地の警察、インターポールが入り乱れて詐欺師のスペシャリスト達と騙しあいを繰り広げる。

 これぞコンフィデンスマンJPと唸らせるような奇想天外な展開だった。必ずどんでん返しがあると思ったけれど、ここまでの仕掛けがあるとは・・・。それにしてもマルタ島でロケが出来たのは幸運。前作のプリンセス編の終了したのは2020年、コロナ禍への突入、それから出演者の信じられない悲報も入りどうなるのかと思われた本作。だが町全体が世界遺産に登録されているマルタの首都ヴァレッタの風景はすばらしく、明るく楽しいこの映画を美しく飾ってくれた。竹内結子さん、三浦春馬さんのふたりの笑顔も観たかった。







【最新予告】『コンフィデンスマンJP 英雄編』予告<2022年1月14日(金)公開>主題歌:Official髭男dism「Anarchy」


キネマの神様

2021-08-13 11:47:19 | 映画[カ行]


 松竹映画100周年を記念して製作を計画しクランクインしながら、W主演の志村けんの悲報に直面し、コロナ禍の中での撮影中断の事態を乗り越えてクランクアップした本当に記念すべき映画。(敬称略)
 志村けんの古くからの友人沢田研二と映画界の名優、小林稔侍、宮本信子、そして主力俳優、菅田将暉と永野芽郁ならびに北川景子、寺島しのぶらが場面、場面を織りなしている。そして監督は重鎮、山田洋次監督。

 「キネマの神様」は作中でも若き助監督だった主人公ゴウが作った脚本の題名となっている。キネマトグラフ(活動写真)を愛し熱血を注いだ松竹撮影所の撮影者、俳優たちの姿を当時のままに描きだしながら、令和の現在の主人公たちの愛の姿を描く。
 作品を見ながらあの「蒲田行進曲」を思い出した。様々な人間模様をキネマが繋ぐ。主人公ゴウは自分はわかっていなかったが彼の人生を彩っていたのはまさしくキネマとそれにかかわった人達だったのだから・・。

 


映画『キネマの神様』【主題歌予告】大ヒット上映中!

雲が描いた月明り

2021-08-01 08:06:49 | 映画[カ行]


 イケメンスター:パク・ボゴムと、名子役として活躍したキム・ユジョンが朝鮮の王宮で繰り広げるラブストーリー。B1A4のジニョン、若手俳優クァク・ドンヨンらが共演。2016年放映の全24話からなる韓国ドラマ。

 韓国時代劇には切っては離せない世継ぎの王子「世子」(せじゃ)役を前回取り上げた映画「ソボク」で人類初のクローン役を見事に演じたパク・ボゴムが演じている。ただ、こちらは非人間的なソボクと違って優しく感情あらわな青年王子で女性ファンには見逃せないはず。一方のヒロイン役のキム・ユジョンは男子に扮する役が全くそう見えないコケティッシュで可愛い役になっている。
 展開は波乱万丈ななかにこのふたりの明るい恋物語が奏でられるので観ていて常に楽しいドラマだ。





【予告編#2】雲が描いた月明り (2016) - パク・ボゴム,キム・ユジョン,ジニョン

ゴジラvsコング

2021-07-04 20:08:17 | 映画[カ行]


 
 GODZILLA ゴジラ(2014年)、キングコング:髑髏島の巨神(2017年)、ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年)に続く“モンスター・ヴァース”シリーズ第4弾。
 モンスターの戦いで甚大な被害を受けた地球にゴジラが再び出現し、人類はキングコングに残された解決策を託すことにする。アレキサンダー・スカルスガルドや前作にも出演したミリー・ボビー・ブラウンなどのほか、日本から小栗旬らが出演する。監督はアダム・ウィンガード。
 コロナ禍で停滞していたハリウッドの超大作がようやく再稼働したという印象を与える本作。ネットでは登場するモンスターやその理由などを様々に予想するものが多かったがファンはずっと皆待ちわびたはず。
 さすがハリウッド。凄い迫力でコンテンツも盛沢山でそれぞれのモンスターの描写も素晴らしい。ここまで満足できる作品とは思わなかったほど。待った甲斐があった。
シリーズの継続についてはパシフィック・リムとの合作の噂があるなど、真偽にかかわらず期待が絶えないが、本作の興収次第によっては大きく動き出すかもしれない。私としてはこのシリーズは上出来であり、今後の展開もとても期待している。






7/2(金)公開!映画『ゴジラvsコング』吹替版 予告編

「THE K2 キミだけを守りたい」

2021-01-23 20:04:49 | 映画[カ行]


 
 2016年に韓国で放映された全16話からなる連続ドラマ。韓流ドラマとしては希少なアクションシーンやカーチェイスもふんだんに盛り込まれた痛快なシリーズ。ボディーガードのエキスパートの主人公K2を チ・チャンウク、過酷な運命に悩ませられるヒロイン を「少女時代」のユナ、そしてもうひとりのヒロインと言って良い、企業グループの悲運の女帝を ソン・ユナが演じる。

 私はこのドラマを見始めたとき第一話で衝撃を受け、ストーリーの秀悦さに引かれた。それにユナの可愛さとチ・チャンウクのスタイリッシュさもあり、次回話を見るのが非常に楽しみになった。こんな気持ちは年に一本あるか無いかというようなハリウッドの超大作映画を待つ時に似た楽しみになった。
 そしてまたひとりの女優の大ファンになった。それは悲運の女帝と書いたソン・ユナ。
K2やヒロインのユナ達を悩ませる悪役として登場するが最初から最後までその演技が素晴らしい。ユナに引けを取らないまさにもうひとりのヒロイン。
彼女の表情ひとつでその場面の状態が一目でわかると言って良いほど、顔の表情一つに演技が込められているようだった。統率者としての厳しい表情から、般若のような激しい表情、またひとりの女性としてK2に引かれる少女のような表情まで。ほかの男優をしのぐ演技には誰もが惹き付けられるはず。
 このドラマにはコロナ禍で見る映画が少ない中、大きな楽しみを与えてくれたことに感謝。






【公式】「THE K2」予告編