不朽の名作ブレードランナーの正真正銘の続編。前作の監督 リドリー・スコットが製作総指揮を、そして驚くことに本年話題をさらったSF「メッセージ」でメガホンを取った ドゥ二・ヴィルヌーヴが監督を担当。2019だった前作から30年後の2049年が舞台となる。
AIの進歩でここまで来たかと思わせるシーンが盛りだくさんだがここ数年のAIやIotの発展を見ていると全く違和感がないようだ。描かれた未来の世界が暗く荒んでいるのは我々への警鐘に違いない。
夜のネオンに日本語の文字が目立ったり、権力のある人物が着物を着ていたりと独特の世界観がある。少し前に見た「ゴースト・インザシェル」もこの映画の影響を受けたはず。
じっくりと見せてくれる映画になっていて、人間はどうなってゆくのか?生命の尊厳とは?と重く問いかけるものが伝わってくる。
映画『ブレードランナー2049』日本版予告編
近未来SF映画として傑作とされる「ブレードランナー」の続編ですから、こんな悩ましい課題を物語りに据えないと考えての人造人間“レプリカント”の能力なのでしょうか・・・。