監督 ダニー・ボイル
デーヴ・パテル
フリーダ・ピント
マドゥル・ミッタル
アニル・カプール ほか
アカデミー賞 最優秀作品賞ほか7部門受賞
ゴールデン…グローブ賞 最多4部門 受賞
インド人の俳優、スタッフを用いてイギリス人監督が撮ったオスカー最優秀作品。インド最大のスラム街であるムンバイ育ちの主人公ジャマールが警察で取り調べを受けているところから始まる。どうして警察にという疑問から、だんだんと彼の真実の話に引き込まれて行く。世界中で番組化されている「クイズ・ミリオネア」で正解を続けているということから、観る側は親近感を憶えるのだが、彼が語る生き様からインドの一部の苛酷な実体を知る驚きと交差して観るものを離さない。宗教暴動の巻き添えで母親を失い、生きるために物乞いを強いられ、兄妹のように育ったラティカとも離れ離れになり、再会もつかの間、実の兄からも辛い仕打ちを受ける。取り調べをする警部もジャマールの生い立ちと恋人を思い続ける哀しい思いを自分の心に少しづつだがしっかりと受け止めて行く。そして、最後にはジャマールを疑わなくなってゆく。このジャマールの半生と最後の一問に至るまでのクイズの進行とが絶妙にシンクロして最後の結末へと導かれる。オスカー受賞はこのあたりの構成の素晴らしさが由縁と強く感じた。
現在、すざまじい発展をしよとしているインドだが、その裏での苛酷な貧困や宗教問題の実体を問いながら、誰もが心を温かくするジャマールとラティカの恋にスポットを当てる。監督が英国人だということと、あまりにもインドの一部分だけを露呈させているということでインド国内では賛否も有るようだ。
実際、この映画では映画としての作りはとても良いのだが、最後の結末では深い感動というよりも驚きと寂しさの方が強く感じられた。
ただ、映画の最後には歌と踊りが待っている。(↓動画をクリック)それまでと反してこれが良い余韻を作ってくれている。インド映画にはつきものというこの歌と踊りが持つ効果も高いのではと思う。
ファミリー度 80点 カップル度 80点 映画好き度 90点
Pussycat Dolls - Jai Ho
デーヴ・パテル
フリーダ・ピント
マドゥル・ミッタル
アニル・カプール ほか
アカデミー賞 最優秀作品賞ほか7部門受賞
ゴールデン…グローブ賞 最多4部門 受賞
インド人の俳優、スタッフを用いてイギリス人監督が撮ったオスカー最優秀作品。インド最大のスラム街であるムンバイ育ちの主人公ジャマールが警察で取り調べを受けているところから始まる。どうして警察にという疑問から、だんだんと彼の真実の話に引き込まれて行く。世界中で番組化されている「クイズ・ミリオネア」で正解を続けているということから、観る側は親近感を憶えるのだが、彼が語る生き様からインドの一部の苛酷な実体を知る驚きと交差して観るものを離さない。宗教暴動の巻き添えで母親を失い、生きるために物乞いを強いられ、兄妹のように育ったラティカとも離れ離れになり、再会もつかの間、実の兄からも辛い仕打ちを受ける。取り調べをする警部もジャマールの生い立ちと恋人を思い続ける哀しい思いを自分の心に少しづつだがしっかりと受け止めて行く。そして、最後にはジャマールを疑わなくなってゆく。このジャマールの半生と最後の一問に至るまでのクイズの進行とが絶妙にシンクロして最後の結末へと導かれる。オスカー受賞はこのあたりの構成の素晴らしさが由縁と強く感じた。
現在、すざまじい発展をしよとしているインドだが、その裏での苛酷な貧困や宗教問題の実体を問いながら、誰もが心を温かくするジャマールとラティカの恋にスポットを当てる。監督が英国人だということと、あまりにもインドの一部分だけを露呈させているということでインド国内では賛否も有るようだ。
実際、この映画では映画としての作りはとても良いのだが、最後の結末では深い感動というよりも驚きと寂しさの方が強く感じられた。
ただ、映画の最後には歌と踊りが待っている。(↓動画をクリック)それまでと反してこれが良い余韻を作ってくれている。インド映画にはつきものというこの歌と踊りが持つ効果も高いのではと思う。
ファミリー度 80点 カップル度 80点 映画好き度 90点
Pussycat Dolls - Jai Ho
でも貧しい中にあっても たくましく生きていこうとするジャマール兄弟の強さ、パワーを感じました。ラティカとジャマールの純愛もですが クイズの答えがジャマールの過酷な人生にシンクロするところ・・・それが独創的でそういうところが評価されたのかな?最後の兄の行動は切なかったけど ハッピーエンド。そしてインド映画ならでは?決まり?の最後の全員のダンスにはわたしも良い余韻を感じました。
予告編から、なぜ教育をまともに受けていない
主人公がクイズの難題をことごとく正解していくのか
興味があり楽しめました。
過酷な運命、そして一途な愛。
そんな映画でしたね。
今度、訪れた際には、
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