花鳥虫風月

α9とX100Vで、主に京都の花鳥写真で綴る重め写真ブログ。

鴛鴦 7

2007年01月15日 00時26分59秒 | 
たびたびのオシドリスポットも、少し間を空けている間に団体様になっていました。
こうなると有り難味に欠けること甚だしいが、リアリティにも欠けるオシドリの造形の群れは絵画的でもあって面白味は充分にある。

尾長鴨 3

2007年01月14日 01時22分17秒 | 
渋いながら、鴨類の中では2番目くらいに好きなオナガガモ。の、パタパタ。
羽の先が切れてしまったのは何とも残念だが構図的にはメスを前に置いて、極めて良いまとまりを見せている。

光沢も鮮やかな飾り羽もないオナガガモの良さは難しいが、鴨類の中で1番目に好きなオシドリの対極にあるモノトーンと、通じるところのある尾長部分やキッパリした模様の造形美のバランスが見事なのである。
隙がない感じと言うべきか。

白腹 3

2007年01月13日 00時34分19秒 | 
高い所にいたシロハラ。
何色ともいえないが少なくとも白くはない腹が、心底微妙。
充分に光が当たっていれば、下嘴と目の周りと足が結構鮮やかな黄色に見えもするのだが、ここではフトするとヒヨドリと見間違えかねないずず黒さ。

ちょっと残念賞である。

便追 4

2007年01月12日 00時51分01秒 | 
草の中にウズラの卵が一つ。
に、擬態しているようにも見える、ビンズイの真正面顔。
とにかく奇妙である一葉。


横から見ると、おなじみのこんなカタチ。
枯れ草の中に居ると絶対に見つけられないが、下が青々としていると、いくらか見やすい。

鵤 3

2007年01月10日 23時40分58秒 | 
飛び立つイカル。
タイミング的には狙い済ましたところにバッチリであったがピント位置が合うはずはなく、シャッタースピードはそれなりの1/640を稼げているが、それでもブレ気味のダブルパンチ。とはいえ甘い目でギリギリOKラインかなとも思う一葉。
首あたりの木の葉の影がなければもうちょっとマシだっただろうが、それこそ狙うのは無理というもの。

尉鶲 5

2007年01月09日 23時34分55秒 | 
この季節、枯れ木の中にオレンジの発光体が見えたらそれはたぶんジョウビタキ。
昨日アップ分のモズを見てから、1時間後同じ木にまた立ち寄ると、今度はこいつが居た。

写真的には面白みの無い構図だが、ヒタキ自体の面白みについ惹かれてしまう。

百舌 4

2007年01月08日 21時19分11秒 | 
ずいぶんゴミゴミした背景だが、川原の堤防を後ろに、枯れたツル植物を絡ませた小さい木の細い枝に停まるモズ。
オスにしてはアイラインが小さいがメスにしては黒っぽい気がする?微妙な個体。

目つきは悪いが、小ネズミまで襲う凶悪な肉食にはとても見えない小鳥。

葦鴨

2007年01月07日 21時51分04秒 | 
先のハシビロガモと別のカタマリで、やはりオナガガモとヒドリガモの群れに一羽混じっていたヨシガモ。
尾なのか羽の先なのかが丸く垂れているのが、緑と茶色の頭よりもむしろ特徴的。

一羽だけで混ざるということが鴨社会の中でどういうポジションになるのか知らないが、
外から少しの間眺めている分には普通に馴染んでいるようではあった。

嘴広鴨

2007年01月06日 21時39分24秒 | 
オナガガモとヒドリガモの群れの中に一匹で混じっていたハシビロガモ。
ちょっと広い嘴の先で水面を漉し取るようにしながら泳いでいる姿が他のカモと違う。

写真で見ると、黄色く光る目が青光りする黒い顔の中に浮かんで異様な雰囲気だが、
動きが非常にファニーなので目で見る分にはかわいらしいようにも見える。

緋鳥鴨 3

2007年01月05日 21時34分32秒 | 
ヒドリガモのペア飛行。
鴨の飛びもの写真は出来そうに思えて、やってみると結構難しい。
数が多い割に、飛ぶシャッターチャンスは少ないからだ。
それから、意外に速いということもある。
カモメだと、白いのでシャッタースピードが稼げるが、カモは色が暗めなのでその辺でも不利。
と言いつつも、やってやれないこともないあたりがやらしい。


単独飛行のこっちの写真の方が背景の感じとポーズが良い。
しかし2つある方が画面がにぎやかになるので、どちらかと言うとそちらが望ましい。

黄蜻蛉

2007年01月04日 22時13分28秒 | 
この時期にまだトンボが居るとは驚きだ。
という意味では、成虫で一年しか生きない虫世界の儚さというか嫌さというかを何となく感じられる。
キトンボというアカトンボの一種である。たぶん。

視界の隅に動いた物があって、写真にして、次の瞬間には見失った。
外骨格の生き物にはイマイチ命の実感が見られないが、何かを捕食して生きるにせよ長生きできればいいネと思うのは大きい生き物の標準的な、まとまった生き物の命への心の動きであろう。

尉鶲 4

2007年01月03日 21時25分22秒 | 
新年初鳥見はそこそこ大漁でした。その中から。ジョウビタキのメス。と言って以前間違ったことがあったが、これはお尻がオレンジなので間違いあるまい。
オスは顔が黒く頭は白く、腹から腰の後ろまでオレンジになっているが、メスは茶色で腰の後ろのみオレンジ。
瑠璃ビタキのメスはこの部分から尾羽までが青い。黄ビタキのメスはよくわからない。

ともあれ、ひさしぶりに見たジョウビタキであるが、メスは今回が初めてだったかもしれない。この後、オスも見ることができた。
私は単純にオスのほうが綺麗で好きだが、鳥屋にはメスも人気があるようだ。

御金さん

2007年01月02日 21時51分13秒 | 秋冬の風景
知る人ぞ知る、御金神社。ミカネと読むのがいいわけくさい、小さいながらも金色鳥居が異彩を放つ俗物的神様の社である。
小さいので、初詣仕様であってもたこやき屋ひとつあるわけではないが、インパクト重視でそれなりの人出がある。

瓦のマル金マークが正直すぎて美しくないが、美醜にかまわぬ力感には見習わねばならぬ点が多い。

瑠璃鶲 3

2007年01月01日 20時58分26秒 | 
例の御所の水場で、ルリビタキの、たぶんメス。
歳をとったオスは見事に青くなるが、若いオスとメスは尻尾のみ青い。脇が黄色いのは全部に共通。
しかし若いオスは、わずかに、特に羽の付け根あたりに青っぽさが出るらしい。


もうジョウビタキも見られる頃だろうと思って出撃したが、それより先にルリビタキが出るとは驚きだ。

嘴細烏

2007年01月01日 00時32分42秒 | 
新年一発目の更新は、目出度くも御所の松に停まるカラス。
ハシブトガラスもハシボソガラスも居るが、これはハシボソ。

ハシブトは顔まわりがいかにもゴツく凶悪だが、ハシボソはシルエット的には実に鳥のスタンダードであり、このような数十羽単位で群れで無ければ、きちんと見る限り見ばのそう悪い鳥ではない。

悪魔的風貌という意味では、カラスとよく喧嘩する鳶は天狗に例えられていたので、人間世界の敵の敵であるカラスが八咫烏などの伝説にもなったのでもあろうか。
いや、カラス天狗という物もそれはそれで居るので、嘘か。