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ヤマノイモ・4~種子

 長池公園“雑木林トレイル”の道端に生えている「ヤマノイモ(山の芋)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で雌雄異株。7~8月に花を咲かせ果実は晩秋に稔る。果実は同属のオニドコロに似ているが、3つに分かれた円形がより丸いほうが本種になる。果実は3室あり1室には2枚の翼のある平たい種子が2枚入っている。
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センボンヤリ・9~長池公園

 長池公園“長池”付近の歩道脇に群生している「センボンヤリ(千本槍)」。キク科センボンヤリ属の多年草で日本全土の山野に分布している。花は春型の開放花秋の閉鎖花の2タイプがあり写真は閉鎖花から出来た果実。秋の果実は背丈が30センチ以上になり見つけ易い。果実は冠毛の付いた痩果の集合果で直径3センチほど。
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アカネ・4~小山内裏公園

 小山内裏公園の林内に生えている「アカネ(茜)」。アカネ科アカネ属のつる性多年草で本州~九州の山野でごく普通に見られる。アカネの根は黄赤色だが乾燥させ煮だして液で染めるのが”茜染め”で鮮やかな茜色になる。アカネ花には2本の花柱があり2室の子房にそれぞれ胚珠がある。そのため上手く受粉できれば果実が2つくっついて出来る。
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アキザキヤツシロラン・12~種子散布2

 下柚木の竹林で見られる「アキザキヤツシロラン(秋咲八代蘭)」。関東地方以西の暖温帯の竹林などに生育する多年草で9~10月に直径1.5センチほどの花を咲かせる。花期の背丈は4~5センチで見つけるのに苦労するが、果実期の背丈は40~50センチになりあちこちに伸びている。晩秋に茎頂に長さ2センチほどの果実が稔り熟すと縦に割れてラグビーボール状になり中から細かい種子を飛ばす。写真では右下側に種子が飛んでいるのが見える。
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キッコウハグマ・19~長沼公園2

 長沼公園“中尾根”に点々と生えている「キッコウハグマ(亀甲白熊)」。キク科モミジハグマ属の多年草で9~11月に閉鎖花や開放花を咲かせる。高尾山系では登山道で多く見られるが、この界隈でもこの公園や小山田緑地などでも見られる。キッコウハグマは3つの小花が集まってまるでひとつの花のように見える。雄性先熟で雄蕊が花粉を出した後、雌蕊の柱頭がねじまき状に2裂する。
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シャクチリソバ・2~果実

 小山内裏公園“戦車道路”脇に植栽されている「シャクチリソバ(赤地利蕎麦)」。タデ科ソバ属の多年草で一年草のソバに対して本種は根が残るので「シュッコンソバ(宿根蕎麦)」とも呼ばれている。昭和初期に小石川植物園で薬用として植栽されていたものが逸出し各地の道端や河川敷で野生化している。夏から秋に掛けて白い小さな花を多数咲かせ果実は3稜のある痩果になる。果実は苦く食用には向かないようだ。
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コシオガマ・11~果実

 ハマウツボ科(←ゴマノハグサ科)コシオガマ属の「コシオガマ(小塩竈)」。陽当たりの良い草地に生育する半寄生一年草で花期は9~10月。果実は長さ1センチほどの蒴果で熟すと縦に裂けて中から長さ1ミリほどの細かい種子を多数出す。コシオガマは半寄生植物の宿命なのか、一時期群落を作っても数年後には消滅してしまうことが多い。ここは小山内裏公園外周の陽当たりの良い斜面だが、数年前よりも株数は減っているように思える。
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アキノハハコグサ・11~果実2

 キク科ハハコグサ属の「アキノハハコグサ(秋の母子草)」。陽当たりの良い山野の草地に生育する一年草もしくは越年草で、一時期群落を作るが数年後には一株残らず消滅するという。草丈は40~60センチで9~10月に茎の上部に淡黄色の頭花を多数咲かせる。果実は冠毛の付いた痩果で風に飛ばされる。来年もまたここで芽生えて欲しい。
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ヤマノイモ・3~零余子2

 松木日向緑地の林内に生えている「ヤマノイモ(山の芋)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で雌雄異株。本州以南の山野や丘陵に分布している。夏に葉腋から穂状の花序を出し小さな花を咲かせる。秋に果実が稔るが果実の他に葉腋に直径1~3センチの零余子(むかご)を作り栄養繁殖する。
 地中には細長い多肉質の芋があり「ジネンジョ(自然薯)」とも呼ばれている。この芋は担根体(たんこんたい)と呼ばれるヤマノイモ属特有の器官で根でも茎でもない。担根体は地中に真っ直ぐ伸び途中に石など障害物が無ければ長さ1メートルを超えるほどに成長する。

 さてテレビ朝日系列に『相葉マナブ』というバラエティ番組がある。嵐の相葉雅紀さんの冠番組で2013年4月から放映されている。その内容は日本の旬の食材を料理したり、包丁や鍋を実際に作ったりと多岐に亘っている。先日の放映では自然薯の芋掘り棒と小スコップを鍛鉄工房で作り、過去の記録の154センチ超えの自然薯掘りに挑む。
 相葉さんの自然薯掘りの放映は12月8日(日)午後6時~7時54分の2時間スペシャルだが、実はその番組内の視聴者からの投稿コーナーで私からのコメントが紹介されることになった。2年前にこのブログで紹介した『Teen Angel』という1960年代のヒット曲を覚えていらっしゃるだろうか。そう、歌詞の中の“Teen Angel,Teen Angel,Teen Angel,uh-huh”という部分が“ジーネンジョー、ジーネンジョー”と聞こえるというばかばかしいお話。この曲を番組内で相葉さんたちが聴いてどう反応するかが興味深い。お時間のある方は是非ご覧あれ。

 テレビ朝日系列放映『相葉マナブ』
 12月8日(日)午後6時~7時54分
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タンキリマメ・6~果実2

 マメ科タンキリマメ属の「タンキリマメ(痰切豆)」。関東地方以西の陽当たりの良い海岸や低地の草地に生育するつる性多年草で、海岸から離れた多摩地域ではなかなか見られない。しかし道路工事や開発に伴い他所から持ち込まれた植栽や土に入っていた種子が発芽して群落を形成することがある。当地ではここ上柚木地区や鑓水地区で生育が確認できる。花期は7~9月で豆果は長さ1.5センチほど。中には黒い種子が2個入っている。
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