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クソニンジン

 キク科ヨモギ属の「クソニンジン(糞人参)」。ユーラシア大陸原産の一年草~越年草で草原や荒れ地などに広く分布している。草丈は1~2メートルになり8~10月に茎の上部の大型の円錐花序を作り多数の頭花を付ける。頭花は直径2~2.5ミリの球形で黄色い筒状花から成る。クソニンジンに含まれる成分のアルテミシニン(Artemisinin)はマラリアの特効薬になるようだ。葉がニンジンに似ていて全体から悪臭を放つために名付けられているが、花を揉んでみると意外にもミントの香りがした。香り方は人にもよるがこの名前は可哀相。これは下柚木の新しい道路の法面のもので当地の公園長さんが発生の知らせを受けて確認されたと聞いた。どうやら工事用に運ばれた土砂に種子が紛れていたらしい。
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ヘクソカズラ

 街中や野山で普通に見られる「ヘクソカズラ(屁糞蔓)」。アカネ科ヤイトバナ属のつる性多年草で花期は7~9月。花冠は長さ1センチほどで先端が開き浅く5裂している。可哀相な名前の代表格で花や果実に香りは無いが葉や果実を傷つけると悪臭を放つ。
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クサギ・2~果実

 シソ科(←クマツヅラ科)クサギ属の「クサギ(臭木)」。日本全土の陽当たりの良い山野に生育する落葉小高木で花期は7~8月。花は爽やかな香気がある。薄紅色の萼片は花後に肉質化し派手な赤紫色に変化する。果実は液果で紺色が良く目立ち野鳥によって種子が拡散される。クサギの名は葉に悪臭があることに由来しているが、鼻を近づけても気にならない。
 今日は十三夜。東京は昨日まで雨が降り12月並みの寒さになったが今朝は雨が上がり十三夜の栗名月(豆名月)を見ることができた。十三夜はご存知の通り旧暦の9月13~14日の月で満月には少し欠ける月を日本人は昔から好んできた。秋の夜空に輝く満月は確かに美しいが今日の月も美しい。
 松任谷由実(荒井由実)さんは今年がデビュー50周年。彼女は私と同じ世代でLPレコードは何枚も持っていて中野サンプラザのコンサートにも行ったことがある。私は既に現役を引退したがユーミンはまだまだ現役で先日50周年記念アルバム『ユーミン万歳!』が発売された。ユーミンのバイタリティに敬意を表したい。十三夜に因んで歌いたいのはこの歌。

♪♪あなたの気持ちが読みきれないもどかしさ
  だから ときめくの
  愛の告白をしたら最後 そのとたん
  終わりが見える
  um...IWANUGAHANA
  その先は言わないで
  つぎの夜から欠ける満月より
  14番目の月がいちばん好き
  気軽なジョークがとぎれないようにしてね
  沈黙がこわい
  月影の道で急に車を止めないで
  ドキドキするわ
  um...YANAGINIKAZE
  なにげなく かわすけど
  つぎの夜から欠ける満月より
  14番目の月がいちばん好き
  つぎの夜から欠ける満月より
  14番目の月がいちばん好き
(『14番目の月』 作詞・作曲・歌・荒井由実 昭和51年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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