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ロクショウグサレキン

 長沼公園“西長泉寺尾根”の竹藪で見つけた「ロクショウグサレキン(緑青腐菌)」。ズキンタケ科ロクショウグサレキン属のキノコで直径は2~5ミリ。朽ちた倒木に緑青色の鮮やかなキノコが点々と付いている。ロクショウグサレキンは柄が中心生になり同属のロクショウグサレキンモドキ(緑青腐菌擬)は柄が偏心生になるが肉眼ではとても区別できない。
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シンミズヒキ

 タデ科イヌタデ属の「シンミズヒキ(新水引)」。本州~九州の山地に分布している多年草でミズヒキに似ているが葉に毛が無く光沢がありまた黒斑が無い。ミズヒキの葉はフワフワした感触なので違いがわかる。花はミズヒキよりも密集して付いている。写真は果実の様子。
 さて植物名に“新”が付くのはシンテッポウユリなどもあるが鉄道の新駅の命名のようで個人的には好きではない。本種では例えば“ケナシミズヒキ(毛無水引)”など特徴を表す名前でも良かったのではないだろうか。
 今我が家から4~5キロのJR・京王橋本駅付近の地下で中央リニア新幹線が工事中だが、駅名は未定で現在は『(仮)神奈川県駅』となっている。さてこの駅の正式名がどうなるか興味深いところ。橋本駅に直結するのでそのままの駅名が自然だが『橋本』は全国的には知名度が低く、和歌山県には橋本市がありJR西日本・南海高野線の橋本駅がある。住所は相模原市だが既に相模原駅が存在するので『新相模原』が考えられる。これなら何となく神奈川県の駅というイメージはあるが既存の駅名を変更しなければならない。岐阜羽島駅のように『神奈川橋本』もダークホースだ。まさか『新神奈川』とか『北神奈川』などにはならないだろう。今日は鉄道記念日。日本に鉄道が開業(明治5年・1872年)してから150年になる。

♪♪汽笛一声新橋を
  はや我が汽車は離れたり
  愛宕の山に入りのこる
  月を旅路の友として
(『鉄道唱歌』 作詞:大和田建樹 作曲:多梅稚 明治33年)
(JASRAC許諾第J210129422号)
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オオオナモミ・1~花

 キク科オナモミ属の「オオオナモミ(大雄生揉)」。熱帯アメリカ原産の一年草で“ひっつき虫”の代表格。写真中央は雌花で雄花序の基部に固まって付く。雌花は総苞片が集まって壺状になり花柱が外に飛び出ている。写真左上が雄花序で飛び出た褐色のものは雄蕊の葯になる。1929年に岡山県で見つかりその後全国に拡がっている。同属のオナモミは古い時代に帰化したとされており、今はオオオナモミに押されて減少している。子供の頃、果実を投げてセーターなどにくっつけて遊んだものだが、あれがオオオナモミだったのかオナモミだったのか今では知る由もない。
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