ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

野生ラン探勝の一日  ヨウラクラン エビネ キンランを心行くまで・・・・ 

2013-05-07 10:11:53 | 草花
大型連休最後の日に、野生ランを見たくて、山を歩いて来ました。
今でもそうかもしれませんが、以前過剰な山野草ブームで、特に野性のランの代表格のエビヤやウチョウランなどは皆さんが狙い、身近なところから姿を消してしまいましたので、これに出会うのは並大抵なことではなくなってしまいました。
今回は地エビネに特化して、これを探して山中を彷徨う一日となりました。

ヨウラクラン ↓

先ず最初は、景気づけに梅の木に着いたヨウラクランを見て行きます。
ところが梅の木は枝を刈り払われて、もう、樹勢の回復が困難なような状態になっていました。
そして沢山着生していたヨウラクランは、枝と共に何処かに行ってしまいました。
こんなことなら持ち帰っておくべきでしたね。 
樹幹に残ったヨウラクランは、見事に群生していました。開花間近のようです。


エビネ、始めのひと株 ↓

杉の植林下で日を浴びて輝いていました。勢いも良くて下葉に枯れが見られません。



近写 ↓

花に近付いて撮ります。


花がつけられない ↓

次に出逢ったのは、花の穂を持たない弱い株でした。恐らく日陰が度を越えているのでしょうか。もともとは日光直射を嫌う植物ですが、一年中の日陰では勢いを減じてしまうようです。


今度は何とか花が付いた株 ↓

姿は弱いですが、やっとの事で花をつけたような株に出逢います。



ちょっとした群落 ↓

暫く歩いた後、今度はちょっとした群生がありました。ここでは空気の通りがよくて、適当な明るさもあるようです。



近写 ↓

ひとつの花穂に近付きます。



急斜面で開花 ↓

近づくのに苦労するような急斜面で咲いていました。エビネではこういう生育条件は珍しいと思います。



濃い花色 ↓

上の株の近写です。花の色が濃くて美しい姿だと思いました。



キンラン ↓

木陰でキンランを見ました。このランはどちらかと言えば陽射しを好むように思いますが、こんな木陰でも咲けるのですね。



キンラン近写 ↓

明るい日差しの中で咲いていた、別のキンランに近付いて撮りました。



沢筋で ↓

場所を変えて今度は沢筋の背丈の低い草に混じって咲いたエビネです。
こちらは環境的にやや厳しいようで、周りの草に押され気味です。



近写 ↓

上の株に近づいて撮ったもので、こちらも良い色だと思いました。



同じ場所で色の薄い花 ↓

同じ場所で、視線を移した先で目に入りました。



近写 ↓

花に近付きますと、色が相当薄いですね、周りの草に勢いを減じられたことに拠る影響でしょうか。
コメント (8)
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5/3 愛知県民の森の北・東尾根歩きシャクナゲ観賞 その1:待ち合わせて合流 林道を歩き始める

2013-05-07 06:45:52 | 草花
憲法記念日の5/3日に、こりんさん、きなこさんというお方と三人で、愛知県民の森を歩いて来ました。
このお二方とは以前鳳来寺山の尾根ですれ違い、話を交わしたことがありましたが、ご縁はそれでお仕舞いかと思っていましたが、有難いことですね、ひょんなことから連絡を取り合うようなご縁に発展して、それなら一緒に三河の山を歩こう、どうせなら天竜川水系に独特なホソバシャクナゲの咲くころに歩こうということになり、この愛知県民の森の北・東尾根をこの日に歩くことになりました。
先ずは緻密な事前調査をしていただいたこりんさんに感謝申し上げます。
こりんさん(男性)、きなこさん(女性)お二方の名前の由来は愛犬の名前を借用しているそうです。
これなら犬の側に文句があってもワン?サイドゲームで、問題にはならないでしょう。

こりんさんは野鳥観察と地質方面、地図の読図、そして渓流釣りに造詣が深いと見ました。
かたや、きなこさんはタフでニートな山行スタイルと見受けました。山歩きに親しんで未だ日が浅いそうですが、なかなかどうして、すっかり板についた山女(ガール)していて、歩行速度は小生がやっとついていく・・・といった按配でした。

その山行レポートを7回に分けてボチボチとやって行きますので、どうかのんびりお付き合いください。

まずはこの愛知県民の森の位置です。 ↓

東三河の新城市にあります。最寄りのJR駅は三河槙原(後出します)駅となります。



鳥瞰図 ↓

尾根歩きですので、この山域の写真は作りにくいですから、カシバードで描画した鳥瞰図を代わりに出しておきます。



実行図 ↓

駐車地点から右回りでぐるっと歩いて来ました。



断面図 ↓

カシミールで断面図を描きます。
歩行数は23900歩、歩行距離は14.5km、歩行時間は8時間45分でした。
歩行総数は小生の歩行計とこりんさんの歩行計とでは2割方食い違っていましたが、今までの流れで小生の計数を記入しておきます。



県民の森入口に架かる橋 ↓

この印象的な橋の名前を宮下橋というようです。いよいよ自然の中に入っていくということになり、気分が昂揚してきます。



南尾根最南端の岩 ↓

宮下橋を渡ってすぐに左折して、以前来ている、三河槙原駅前に立ち寄ってみます。
駅に車をおいて、県民の森の最南端に当る岩山を眺めます。



ヨウラクラン ↓

以前来た時に梅の木に着生していたのを見ていますので、花が咲いていないか確認に来ましたが、未だ蕾でした。日本で一番小さいランの花だそうです。
花の観賞は、普通の虫眼鏡で見ても未だ小さいですね。



タラの芽 ↓

山菜の王様には、勿論拝謁して頂くだけに止めます。



フジ ↓

フジにはヤマフジとノダフジがあります。しかし大雑把な小生にかかると”フジ”一本です。



JRの三河槙原駅 ↓

ヨウラクランとフジの花を見て、そのほかに民家の木に着生させてあるセッコクも一応見ておきますが花は未だずっと後になります。このあと、緩い坂道を駅まで戻ります。
車に乗り、待ち合わせ場所に向かいます。



愛知県民の森の管理棟付近 ↓

待ち合わせ場所で無事、こりんさん、きなこさんのお二人に合流し、管理棟のところから歩き始めます。歩き始めは広い林道で、その道を登山口目指して林道だけを約一時間歩くことになります。 でも広い林道歩きの中で、花の咲いたものが意外と出てくるものなんですね。



モチツツジ ↓

一番初めに見たのはモチツツジでした。この後稜線上でも見ています。



コバノガマズミ ↓

コバノガマズミも今が丁度花の最盛期のようで、この花にも随分出会っています。








コメント (4)
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