ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/3 愛知県民の森の北・東尾根歩きシャクナゲ観賞 その7(最終):シャクナゲ北尾根を下りてカヤラン探し

2013-05-13 07:13:50 | 草花
愛知県民の森のレポートも最終局面です。楽しかった尾根歩きもこれで終わりとなりますが、やり残していた宿題がありました。それはこの時季に咲く小型の着生ランであるカヤランの花を未だ見ていなかったことでした。
今回は是非見ておきたかったのですが、これと思う木の幹を捜しても全然着いていません。
相当粘着質に探して見ましたが、その気配が見つからないのです。
しかし、粘ってみるものですね、何とかなったのですから。

最後のレポートに入ります。
ヨウウラクツツジ ↓

先ほど岩上で二輪だけ見ましたが、こちらは花が普通に付いています。



シャクナゲトンネル ↓

ホソバシャクナゲの下を歩くような豪華な道ですね。これでホソバシャクナゲとの対話は大体終わりとなります。(下りてから林道筋にも若干姿を見てはいます)



オシドリ池 ↓

尾根から降りたところに池がありました。そこにはトチカガミと思しき水草が水面に漂っていて、それのないところに、錦鯉がのんびりと泳いでいるのが見えます。



アオキ ↓

先ほどの錦鯉同様に、道沿いに自生で無いものが散見されるようになりました。
公共の公園施設内ですので、これもやむを得ませんね。アオキの葉に斑が入っています。



ウマノアシガタ ↓

少し湿気を感じるような平地にウマノアシガタが群れていました。



風穴 ↓

この岩窟の中に入ると、ひんやりと冷たく感じます。
一年中10℃くらいの温度が保たれているそうです。
然らば、真冬なら恐らく暖かく感じる場所なのでしょうね。



雨樋(うひ) ↓

この地方の山でよく見る光景です。雨樋とは字の如く雨水の通り道が樋(とい)のようになった状態ですね。
普通の山ですと、水の通り道は土砂が徐々に抉れて沢となり、川となるところですが、下が岩盤ですのでそういうものを作らずに、気の遠くなるような長い年月を掛けて水の通り道が、あたかも岩製の樋のように少しだけ彫れたという事のようです。



紅葉 ↓

カエデの若葉が紅葉しています。西日に透かされて実に美しい景色となっていました。



ヤブウツギ ↓

下に降りてきてヤブウツギの花を見るようになって来ました。こういう間中もずっとカヤランを探し続けています。



そしてお待ちかねの姿 ↓

何本目の木か、何十本目の木か覚えていないくらい頻繁に樹幹を見上げてきた結果、やっと花の咲いたひと株を見つけました。
この盛大に付いた花を見て、今までの努力が報われた思いです。この花は一日花なのです。



それを見上げる小生 ↓

カヤランをやっと見つけて喜んでいる小生です。(画像提供はこりん様)



ヒメハギ ↓

ヒメハギは日向を好む植物ですから、岩尾根上では見かけずに、こんな場所でヒメハギを見るとは思いませんでした。



不動滝の少しだけ下流 ↓

河原に降りることが出来るので一家族が水辺で遊んでいました。
このあと駐車した管理棟まで戻り、白花のシャクナゲを見た旨報告し、その位置情報も差し出して置きました。(その株の保護に心を配っていただきたいからです。)
駐車場に付き、軽く着装を解いてから、素早く解団式ですね。
楽しい時間を共有できたことに感謝しつつ、こりん様、きなこ様とお別れしました。



帰路に道迷いしましたが、そこから引き返すときに、最後の成果をひとつ追加できました。
ヤブデマリ ↓

道迷いした小生を充分に慰めてくれました。
コメント (10)
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