ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/31 三河の海岸沿いの山 相楽山・御堂山・国坂峠 その4(最終):国坂峠まで行き、そこから引き返す

2013-06-09 06:57:32 | 草花
このシリーズは今回で終わりとなります。
花の端境期のような感じを持ちながら、歩いていましたが、それなりに花の種類はありましたね。
近年はこんな山域でも、鹿やイノシシによる被害が出て居るようで、彼らは一体何を食べて生きているのか不思議にも思いました。
野鳥なら一っ飛びすれば何処にでも行けそうですので、住環境の悪い所には居るはずもありませんが、今回はここでウグイス、メジロ、ホトトギス、(サンコウチョウ?)、オオルリの声を聞いています。
野鳥たちにとっては自然の状態がまだ保たれているということなのでしょうね。
一方大型の獣たちにとってのこの山は、一体どういうところなのでしょうか。

最終回のレポートを始めます。
シイの大木 ↓

ヒメハルゼミのところで、彼らはシイノキを拠りどころにしているようだと記述されていましたが、なるほど確かにシイノキが大木化してかなりの回数出てきています。



稜線の道 ↓

五井山まで続く稜線をひたすら北西に向かって進んで行きます。午後2時半までには車を置いた場所まで戻らなければなりません。持ち時間はあと2時間です。
稜線上は始めのうちは植林帯でしたが、やがてこういう感じの自然に近い姿に変わって来ました。



五井山 ↓

五井山がやや遠く見えています。時間があればあそこまで行けるはずでしたが、今回はいろいろ欲張って寄り道しながら見てきましたので、到底行けそうにありません。


ミヤコツツジ ↓

モチツツジとヤマツツジの中間的な色調のツツジに出会いました。両者間の交配種とされるミヤコツツジではないかと思いカメラに収めました。


オヤマボクチ ↓

大きな葉が広がってかなり大きい株となっていました。花が付けばさぞかし立派な眺めになることでしょう。



獣害避け ↓

このあたりで自動車の往来する音が聞こえてきて、目指す国坂峠が近付いたことを予感していましたが、突然目の前に金網のフェンスが現れてビックリしました。まるで自分が囚われの身になったような心地がしました。
しかし実際にはこのフェンスは、鹿やイノシシの食害避けのためのもので、彼らをシャットアウトするためのものだったようです。



国坂峠 ↓

そのフェンスのあるところが国坂峠で、フェンスの一部が開閉できるようになっていて、通行後はまた、きちんと締めておくようにします。この峠から山頂までは恐らく往復一時間で済みそうですが、今回は孫のお守りが控えていて、制限時間一杯となりましたので、それは断念して引き返します。


国坂峠 ↓

ここを県道368号線が乗り越していきます。ここから同じ山道を引き返すわけですが、来る時に見落としたものがどれくらいあったか、そのことに興味を持ちながら歩きます。



チゴユリ ↓

チゴユリの小さな実をつけた株を見つけました。



ミヤマウズラ ↓

上り勾配の中ですと、こういう小さいものは見つけやすくなります。



カラジッコ ↓

ウスタビガの空の繭を見つけました。まだ美しい色を保っていますね。


ガンピ ↓

ガンピには何度か出会って来ましたが、この花が一番撮り易かったようです。


ガマズミ ↓

これも来る時に見落としていた花でした。


ミヤマシキミ ↓

ついに花は終わって、既に実を大きくして来ていますね。


カンアオイ ↓

カンアオイは花を見ることはありませんでしたが、これは葉の模様の一番美しいものでした。


クサイチゴ ↓

美味しそうなクサイチゴを見つけ、試食しましたところ、ことのほか美味でした。
孫へのお土産として20粒ほど頂いて来ました。



オカタツナミソウ ↓

この花にもっと頻繁に出会えるのではないかと期待して入ってきた山でしたが、今年は花が遅くて、やっと今、花付きの株に出会いました。



御堂山から下りた ↓

これにて御堂山のほうは歩き終わりました。次に相楽山から降りれば無事下山となります。
この後山中に入り込み、竹薮を通り抜けることになります。


相楽山からも下りた ↓

竹薮を通過できたら、やっと来たときに歩いた山道に出合いました。それを下って始めの登山口に戻りつきました。



歩行数 ↓

時間は、帰り支度を考慮すれば、ギリギリ一杯でセーフとなりました。
時間制限のある山行は、矢張り窮屈に感じます。
コメント (4)
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