ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

5/18 新緑の三ツ瀬明神山 その4:尾根を歩いて山頂着。景観を楽しんだ後、別の尾根で帰途につく

2013-05-26 07:14:14 | 草花
ここではやや冗長に感じる尾根歩きを経て、大きなアンテナの立つ西峰につき、そこで景色を楽しんだあと、三ツ瀬明神山の山頂に到着し、そこに設置されている鉄製の階段を登り、辺りの山々の眺望を楽しんだ後、来たときとは違ったルートの尾根を下り始めて行くところまでをレポートします。

ケルン ↓

尾根上にやや大きめなケルンが有り、そのところで不明瞭に小道を派生していました。
その道は小生の地図には記載されていない道で、いったいどこに行くのか興味が湧きましたが、今日のところはパスしておきます。


栃の木沢分岐 ↓

また、分岐点が出て来ましたが、これは地図上に記載のある一般登山ルートのようで、踏みあと等も明瞭でした。



シソバタツナミソウ ↓

シソ科のシソバタツナミソウでしょうね。とりあえずそうしておきますが、異論はコメント欄にどうぞ。



ナルコユリ ↓

日陰でひっそりと蕾を垂れ下げていました。



リンドウ ↓

山裾の車道脇でリンドウの株を見てきましたが、山稜線上の1000m近い場所でもこの株を見ます。この草は意外に逞しいようです。



西峰のアンテナ施設 ↓

この山を遠くから見ても山上に一本だけアンテナが立ちますので、良く判ります。
いま、そのアンテナの真下に着き、建物の脇をすり抜けていきます。
見通しの良い日には、ここからの眺めも良いのですが、今回は舫っていましたので、山頂での眺望だけに絞っておきます。



山頂の三等三角点 ↓

西峰から歩くこと25分で明神山の頂上に着きました。休みやすみ歩いて来ましたので、歩き始めてから4時間40分も掛かってしまいました。



東栄町 ↓

山上にある鉄製の展望台に上って山岳景観を楽しむはずでしたが、遠くは舫ってしまい、とても残念なことです。眼下に見える東栄町の街並みを楽しんでおきましょう。


御殿山と茶臼山 ↓

一番奥に茶臼山がごく薄く見えています。一番手前の黒い三角錐は御殿山です。


大鈴山 ↓

真ん中の大きな山塊は大鈴山、その左に連なるのは鹿島山です。



天狗棚 ↓

一番奥に先週歩いた天狗棚と天狗の奥山が薄ボンヤリと見えています。
このあとは山頂を辞して、違う尾根を採り、下りて行くことにします。



9合目の断崖 ↓

今度の尾根道は、乳岩や三ツ瀬の方から登る時に使う尾根道で、この山の銀座コースといえるかもしれません。9合目に断崖を横から覗ける場所があります。


スノキ ↓

尾根上にスノキが出て来ました。葉を噛むと酸っぱいとか聞きますが、今回はパスしました。


マルバアオダモ ↓

今回は岩尾根の上でこの花を良く見かけました。この木は沢山の日照と新鮮な空気を、ことのほか好むようです。
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5/18 新緑の三ツ瀬明神山 その3:ここから山に取り付く。やっと出会えたマメヅタラン、ホソバシャクナゲ 

2013-05-25 07:23:34 | 草花
(予約投稿)
本日は朝早くから遠出します。
ネット上の応答が明日以降にずれ込みますが悪しからずお願いいたします。

明神山のレポートを進めます。

アプローチの林道歩き ↓

八石橋を渡ってからは道が狭くなり、いかにも林道といった趣が深くなってきます。ここではまた道の分岐場面となっていて、小生は分岐点から右に曲がって進んでいきます。



鳳来湖の湖面 ↓

鳳来湖のひとつの入り江を奥に向かって歩いて行き、今回の登山口はこれが沢の流れになるところまで遡って行くのです。



今回の登山口 ↓

歩き始めてからここに来るまでに、およそ、1時間15分ほど掛かりました。この登山口は殆ど使われていなくて、人工の標識さえもありません。皆さんは登り勾配が急すぎて、冗長な尾根歩きを強いられるこのルートを登りに使うことを避けているようです。
小生は目的があってわざわざこの道を選んでいます。



イチヤクソウ ↓

道にイチヤクソウが生えていて、しかも蕾をつけています。この状態から花を見せるまでに長いこと待たされます。



シダの登り道 ↓

登り始めはシダが両脇に生えていて、いきなりの急登を、何度も何度も電光形に折り返して、高度を上げていきます。


マメヅタラン ↓

先述の「ある目的」とは、この着生ランの花に出会うことでした。岩に着生しているこのマメヅタランには今回こそは花が来ていました。
でもこのあとから出逢ったマメヅタランには花の付いた株はひとつもありませんでしたから、これは出会った初っ端にいきなりのラッキーチャンスが巡ってきたことになります。



マメヅタラン(近写) ↓

随分小さい着生ランですが、ちゃんと”ランの花して”います。



ムギラン ↓

ムギランの花も期待していましたがこれはどの株も皆、花を付けてはいませんでした。



ヒメコマツの雄花 ↓

岩上の見晴らしの良い場所で、身体の確保のために掴んだ枝がこのヒメコマツ(=五葉松)でした。枝をゆすったら大量に花粉が飛び散りましたね。


ガンピ ↓

このガンピも岩の上で良く見かけます。




サカキ ↓

サカキの新芽はいま展開しつつあります。


標高706m地点分岐 ↓

今までは山の尾根目指して急登をして来ましたが、この706m地点で尾根に到達し、これから先
は山頂まで尾根歩きとなります。



稜線の岩の上に標識 ↓

尾根歩きをしていきますが常に両脇を樹林に囲まれて危険な場所はありません。
岩の稜線上に彫り込まれた標識が出て来ました。


ホソバシャクナゲ ↓

これまでもホソバシャクナゲの木はたくさん出てきていましたが、まともに花を付けたものがなくて、あってもみな花が萎れてしまっていましたが、ここに来てやっと写真に撮りたくなるような花が出てきました。
これからあとは下山するまでに実に度々この花に出会い、その都度写真を撮るようになります。
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5/18 明るい緑の三ツ瀬明神山 その2:湖岸の車道歩きが続いています。モチツツジ コアジサイ キンランなど

2013-05-24 06:34:55 | 草花
鳳来湖湖岸の車道歩きが、長いことと、花がいろいろ出てきますので、未だ山に入らずに車道歩きのレポートを続けていきます。
(次回からはやっと登山道に入っていきます。)
道を歩いているうちにも何台かの他県ナンバーの車が小生を追い抜いていきます。
これは思うに上臈岩を目指すロッククライマーたちなのではないでしょうか。

ヤマボウシ ↓

湖面に身を乗り出して、ヤマボウシが花を付けています。花が未だ新しくて薄い緑白色です。



モチツツジ ↓

今回は車道沿いと山裾でこのモチツツジにたくさん出会いました。



シロバナニガナ ↓

シロバナニガナの花と、


ニガナ ↓

普通のニガナが出てきます。山中では岩場で時々目にしています。



一の沢トンネル ↓

トンネル潜りをしますが、ここは雪国ではありませんので、トンネルを出ても景色のほうは別段変わりはしません。



雨樋 ↓

県民の森で見かけた岩斜面上の雨水の通り道、「雨樋」がここでも見られます。



ヒメハギ ↓

道端の意外と思えるような場所でヒメハギを見つけました。


コアジサイ ↓

これは早いと思いましたが、コアジサイがもう咲いてきています。



ウツギ ↓

こちらはウノハナのウツギですが、未だ蕾です。そういえばホトトギスの声を聞いたのも一度だけでした。



ユズリハ ↓

こちらは枝振りのしっかりしたユズリハですね。こういう枝ぶりは珍しいかもしれません。


キンラン ↓

道路沿いのこういう場所でキンランを見るとは思いませんでした。自動車のスピードでは恐らく視認できないでしょうね。こんなところにゆっくり歩いて行く良さが味わえます。



明神山の西峰 ↓

これから登って行く、明神山の西峰が一番奥でちょっとだけ見えています。
(アンテナのある峰です)



山が笑っている ↓


こういう状態を「山が笑う」というようです。俳句の季語にもなっています。
手入良き仏足石や山笑う 脇本良太郎

一族の真ん中に母山笑う 伊関葉子

山笑う隠れてもまた隠れても 二村典子



八石橋 ↓

また大きな橋を渡ります。この橋を渡ったところがT字路で、そこをロッククライマーたちは左折し、「ぶちょうほう登山隊一行一名様」は右折することになります。
橋桁の水の痕からしますとダムの貯水量が大分減少しているようです。
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5/18 今年になって初めて歩く三ツ瀬明神山 その1:緑麗しい山の麓、車の通る道を歩いて行く

2013-05-23 06:33:56 | 草花
昨年、師走の下旬に歩いた明神山ですが、奥三河の山を歩くと、この山は特徴ある山容で、まるであたりに君臨するかのような姿で見えています。
他の山からこの山を惚れ惚れとして眺めていて、そんなことが重なり、またこの山を歩きたくなり、5月18日にやって来てしまいました。
今回はクモラン・マメヅタラン・ムギランといった小型の野性ランの花を見たくて、この時期を選んだわけですが、首尾よく行ったのはマメヅタランだけでした。
クモランとムギランは上手くは行かず、来年以降の楽しみとなってしまいました。

以下、この山行をシリーズ化して7回に分けて14画像ずつ貼って行きますので、適当に距離を置いて、のんびりとお付き合いください。

まずは山姿です。 ↓

この前の週に歩いた、天狗棚展望台から眺めた三ツ瀬明神山の姿です。他の山からは離れて見えるので、良く目立つ山ではないでしょうか



実行図 ↓

この山の場所は、愛知県新城市の北東部にあり、山裾を宇連ダムのある鳳来湖に接しています。
今回は駐車の地点から時計回りに、こだわりの一筆書きで歩いています。



断面図 ↓

ここでこの山行における数字のデータを出しておきます。
山の中に居た時間:10時間44分  歩いた距離:16.01km   総歩行数:28605歩でした。



鳥瞰図 ↓




カヤラン ↓

道沿いの梅畑に立ち寄ります。ここの木は老樹で、小型の野生ランが着生しているのです。
カヤランが出て来ましたが、既に花が済んでいて、左下に種の莢を吊り下げています。




クモラン ↓

クモランの花を見たくて、それに合わせて来たつもりでしたが、既に花は終わったようです。
小生はこの花を未だ見たことがないのです。来年こそはと言いながら、鬼に笑われないように気をつけておきましょう。



駐車地点に到着 目の前にマルバウツギ ↓

7時半少し前に駐車地点に着きました。歩き始めたのは8時少し前となります。今回は鳳来湖湖畔の道を登山口までおよそ5.3kmくらい歩いていきます。道沿いにどんな花が出てくるか楽しみにしています。始めにマルバウツギが出て来ました。



マルバウツギ(近写) ↓

混じりけのない白で、見て気持ちが良い花ではないでしょうか。



上臈岩 ↓

去る5/3日にお友達とあの上の稜線を歩いて来ましたが、今度は下から見上げます。
あの岩壁には、ロッククライマーを集める、魅力的なゲレンデがあるそうです。



スダジイ ↓

椎の木も花を咲かせて来ました。



ヤブウツギ ↓

今歩いているのは車道ですが、こういうところから歩いて行く人はないと見えて、通り過ぎるのは車ばかりです。小生が目をつけたのは空気の通りがよくて、日照条件も良さそうなこういう場所こそは、植生が豊かののではないかということでした。
その結果は今後出てくる植物群で判断していただきたいと思います。ヤブウツギは花の終局でした。



リンドウ ↓

秋にはこの道沿いでリンドウの花が見られることになります。



ササユリ ↓

こういうのが車道の脇に出てくるのです。



一の沢橋 ↓

登山口までそれと判る大き目の橋を3つ渡りますが、これはその一番目です。



コツクバネウツギ ↓

黄色い花が出て来ました。コツクバネウツギの花の色は、白から黄色まで変化があるそうです。
ここでは黄色が割合色濃く出てくるようです。
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5/12 天狗棚・天狗の奥山そして井山 その4(最終):井山に行き、風力発電施設や眺望を楽しみ帰路に着く

2013-05-22 06:53:48 | 草花
茶臼山と天狗棚、そして、井山を歩くこのシリーズは今回で最終レポートとなります。

井山の山頂からの眺望は、知る人ぞ知るところのもののようで、富士山、南アルプス、中央アルプス、恵那山、木曽御嶽、白山までが見えてくるそうです。
残念ながら北アルプスの眺めは恵那山の山体に隠されるようですが、これだけの眺望が三河の山から得られるのでしたら申し分ないことだと思います。
いつか空のすっきり晴れたときにこの山頂に立って素晴らしい眺望を体験して見たいものです。

風力発電の大きなプロペラ ↓

アスファルト舗装された作業用道路を歩いていきますと、風力発電用のプロペラが見えてきました。以前冬に一人でここに来た時に、深いガスの中でこのプロペラが眼前に”突如”という感じで現れ、物凄い重低音を発していたのに出会い、実に不気味に感じたものでした。
今回はそれとは違って晴れた夕景ですが、やはり不気味さを感じてしまいました。



牧草地 ↓

井山は昔から山上は牧草地でした。でも今回は牛を見ることが有りませんでした。



牧舎 ↓

しかし、立派なサイロと牧舎があります。この脇を通り抜けましたが、往きも帰りも牛の鳴声を聞いていません。



プロペラのスペック ↓

風力発電のプロペラの寸法がわかりました。随分大きな発電施設ですね。
この装置は、残念ながら国産ではなくて、ドイツ製だそうです。


風力発電施設の稼働状況 ↓

この場所にはプロペラが3基設置されています。


あそこが山頂 ↓

面の木峠に車を置いてありますが、そこから歩いて25分弱でもう井山の山頂にきてしまいます。


3基の風力発電施設越しに天狗棚 ↓

井山の山頂から先ほど歩いた天狗棚を眺めます。その手前にはこの山の風力発電装置のプロペラ3基が皆見えています。



天狗の奥山 ↓

今度は天狗の奥山方面を見ます。


木曽の御嶽 ↓

木曽の御岳はガスに邪魔されていますが未だ見えています。


恵那山と大川入山 ↓

恵那山と大川入山は連なって見えます。



中央アルプス ↓

中央アルプスもガスの中ですが、寸を大分詰めて見えています。


大鈴山と鹿島山 ↓

こちらは三河の山です。大鈴山と鹿島山を見るのも懐かしくなりました。


宇連山 ↓

宇連山も存在感を見せています。


碁盤石山 ↓

碁盤石山は井山から近い距離にありますので、それなりに量感を見せてくれます。



リョウブの新芽 ↓

稜線で、リョウブの新芽を見ました。


植栽らしきミツバツツジ ↓

夕日に映えてピンクに輝いていたので近付きましたが、花のつき方が派手過ぎますね。これは植栽ものではないでしょうか。
これにて井山の山頂を辞して、面の木峠に戻ります。


ウワミズザクラ ↓

面の木峠に戻ったのは、午後6時少し前でした。この時間から走れば交通渋滞には遭遇しないで済みそうです。
人里に近付いて、川岸にウワズミザクラの花を見ましたので車を止めて観賞します。



ムラサキケマン ↓

足元にはムラサキケマンが咲いています。


マルバアオダモ ↓

同じく川岸でマルバアオダモも見ました。あたりは薄暗さを増してきていますので、フラッシュを焚いて撮っています。


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