闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

心震える

2009年07月02日 | 道場日記

 カラテワールドカップから帰り、2週間お休みだった強化も昨日から再開。昨日は久々に恵吾指導員も参加してくださったようです。カラテドリームカップに向けて選手の皆さんは追い込みをかけています。

 子ども達も負けじと昨日の少年部中上級高学年クラスでは、マサトとカンタが胴をつけ元立ちでハードなかけ組手をしていました。相手をしてくれたメンバーも真剣なら、見守っていた皆もさすがに胸に迫るものがあったようで、そこにいる全員が一瞬ピーンと張り詰めて同じ時を受け止めていました。
 何年もかかりましたが、子ども達がこんなに真剣に空手をとらえることができるようになった瞬間に感動してしまいました。

 センセーは、ロシアでのワールドカップで、会場の雰囲気、選手の皆さんの様子、空気、、緊張感、蹴り叩き打ち合う音・・・それらを目の当たりにして、「同じ空手をやっている仲間として強く心に響いた。」と言っていました。
 トップ選手の皆さんが、どれほどの稽古をしてきたのか、その試合にかけてきたのか、過酷であればあるほど、きっと悔しさだって、想像を絶することでしょう。でもそこから立ち上がる気持ちの強さも並外れているのではないでしょうか。

  仲間の頑張りを他人事のように見て感じただけで終わってしまったらそこまでです。昨日のマサトの姿からも何かを感じとったはずです。言葉では表現できないような何かを・・・。心震わせ、それぞれが動き出すこと。稽古すること。それしかありません。

 いろんな事情で今稽古に来れていない人にも・・・いつでもその場所は用意されています。共に体を触れ合い、心を震わせられる仲間が待っています。
 道場は籍を置いてくださっているすべての皆さんの為の場所です。