闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

新中学生生活

2012年05月10日 | 道場日記

 ゴールデンウィークも明け、昨日も沢山の少年部が来てくれました。その中には、今年の新中学生達も元気に稽古に来てくれていました。(先生達の研修があり、学校が早帰りだったようです。)

 4月に入学して、ほどなく部活に入部。ゴールデンウィークまでは1年生はなんとなくお客さんムード。中には試合があっても連れて行ってもらえない部もあるようです。でもここからは3年生が引退するまで、本格的な試合シーズンに入ります。わからないことだらけで電車に乗って色々な学校に遠征に出かけ、自らが試合に出れなくても準備やサポートに奮闘します。1日がかりでもちろん弁当持ちです。朝練を含め6時代に出かけていくことも少なくないです。

 また中学から私学に通われることとなり、毎朝遠方まで電車で通学している子もいます。朝も早く起きるのでしょうし、満員電車も経験することでしょう。通学時間だけでも相当な時間をさいているはずです。帰って稽古に来る。本当に頭が下がる思いです。

 これから体育祭、遠足や初めての中間テストなど色々なことを経験していきます。それに塾などにも通っていれば忙しさは半端無いです。親から見ても想像以上でした。今まで中高と通ってきてくれたみんなの大変さもやっとわかりました。

 それに中学に行ってみて意外だったことがもうひとつ。サッカーや野球といったメジャーなスポーツでも小学校時代続けている子は思っていたより少なかったことです。親子さん同士がさながら同窓会のように「久しぶり~」と会話を交わされていました。

 あらためて競技人口からしても空手を続けているみんなはすごいんだなぁ~と。

 自ら正解のわからない子育てに悪戦苦闘中?の毎日ですが・・・

 もっとも息子の日常の様子で実感していること。

 それは、稽古で培ってきた精神と体力のタフさです。

 これにはあらゆる場面で助けられている気がします。

 「自分が何者なのか?」

 悩みはじめ、成長と共に心も身体も不安定な時期だと思います。

 忙しい日常に疲れ、イライラする毎日だと思います。

 日常化していた稽古に久々に来るのは本当に不安だと思います。

 しかし、昨日も大汗かいて、稽古後みんないい顔して帰っていきました。

 高~い敷居を乗り越えた・・・この充実感。

 これも大人への仲間入りです。

 子ども達も頑張っています。

 大人達も負けてらんないですね。

 また、お生になっている思春期の子ども達と

 向き合ってくれているご家族の皆様にも

 深く感謝いたします。

押忍