クリスマスイブに行われた第5回横須賀大会ですが、選手の皆さんの熱戦とそれを支えるご家族、審判やスタッフの皆さん、ご尽力いただいた先生方のおかげで素晴らしい大会となりました。
本当にありがとうございました。
文庫からは型で本多将太くん、梅澤彩音さんが優勝。組手では小澤英輔さん、本多将太くん、土居遼希くん、高瀬磐石くんが優勝。高瀬凛丸くんが準優勝でした。本当におめでとうございました。トロフィーはありませんでしたが、型でユウセイ、組手でマモル、リョウ、タクミも決勝進出しました。
念願の初優勝した子、同門対決も多かったですし、木元道場の強豪選手の皆さんの胸をかり、真っ向勝負し勝利したり、小さな身体でも最後まで前に下がらず頑張ったり、稽古でテーマにしてきた技を出して、技有りを獲った人もいました。
何より自分さえ良ければいいではなく、選手とご家族皆で励まし合い、応援し合っていました。
ソラの選手宣誓も道場での練習のときより数段良かったです。
怪我を克服し久しぶりに試合に出場した方、また初めて試合に出場された方もいました。
残念ながら今回は勝利を手にすることはできませんでしたが、それぞれに「また挑戦します」と言ってくださいました。
「75年生きてきて初めての経験をさせていただきました。ありがとうございました。」とおっしゃってくださった松下さん。「勝つのは難しいものですね。」とも。その言葉に心が揺さぶられまさに頭が下がる思いとはこのことなのではと思いました。
空手歴6年。初めて昇級審査を受けられたときも感激しましたが、去年さらに9級に合格。毎週金曜日の型クラスにペースを乱さず出席され、審査や試合も事前にしっかりと勉強の為見学されています。
私は事務員として、電話で応対することや入門の手続きをすることが多いですが、その日の事を大抵覚えています。そして、どなたにでも空手をやっていただくことはできますと申し上げています。先生や指導員の先生方がその言葉に偽りのない稽古をしてくださっていると信頼しているからです。
文庫の稽古は決して甘いわけではないと思います。それは型のクラスでも同じです。でも松下さんが空手を続けてくださっているということはそこで稽古することに意味や意義がおありになるからだと思います。
ご自分ができないことや周りのこと、年齢などを言い訳にせず、空手の稽古をすることをご自分の人生に生かしてくださっている。こんなにありがたいことはありません。
自分のできることを精一杯、諦めずに頑張ること。
自分にもできることはまだまだあるんじゃないだろうかと元気や勇気をいただけた素敵な一日でした。
今年もあとわずか。
26日が稽古納めです。
稽古待っています。
押忍