ぶたころの愉快コレクション

近くの国営昭和記念公園の近況、アウトドア活動を中心に愉快を探していきたいと思います。

老後の不安( & 老人とニャン )の巻

2019年01月16日 05時05分30秒 | 日記


歳を取ると健康的にもいろいろ支障が出てきます。


私の場合今のところ医者にかかっていませんし薬も飲んでいません。

でも、これは運が良いだけでいつ病気が見つかるかもしれないし、転倒して骨折するかも知れません。

もし入院にでもなったら一人暮らしなので保証人にも苦労するだろうし、洗濯物も困ります。


まあなるようになるで、先のことを心配しても仕方ないのですけど、若いころは考えもしなかった事を考える歳になったと言う事です。


今はテレビやラジオがあり一人で家にいてもそれとなく時間が過ぎて行きますけど、これらが無い時代、に独居老人だったらどう日常を過ごしていくのかなと考えました。


孤独を友達に出来るかどうか。







恍惚の人 を読み直して、その中でお風呂で溺れたおじいさんを介護している主婦がかかりつけの医者に電話し、来るまでに浴槽から引き揚げて洗い場で人工呼吸を施し、体を拭いて着替えさせ布団に寝せると言うシーンがあります。

低山部には介護職の人もいて、よく介護の話もするのですけど、これ、絶対できないよね と言う意見にみんな賛成、浴槽のお湯を抜くくらいしか出来ないと言う意見で一致。

母がデイから帰って廊下で車いすからずり落ちた時、すぐ部屋なので引っ張って部屋に入れ、後ろから抱えてそのままベッドに倒れ込むのがどれほど大変だったか。

母の場合で息子の私でもそうとう苦労して腰を痛めました。


介護はまったく関わらない人もいるでしょうけど関わる人の負担は相当なものです。

一所懸命やっても介護の終わりはハッピーエンドではありません。


一所懸命やればやるほどその後の落ち込み(介護ロス)も大きくなります。

介護の後遺症に関する手当も考えなければなりません。







一昨年の夏、母の介護を終えて1年は生活の切り替えなどでじたばた、と言っても何も片付いていませんけど。

昨年夏から独居2年目になりました。

生きている目的、目標は何だろう? と思うとともに夕方とか天気が悪く暗い日は孤独に押しつぶされそうに感じることもあります。


老いと鬱、孤独に関する本は沢山出ています。

時間が沢山あることを喜べとか大抵はそれを肯定する本です。


若いとき、忙しいときのほうが合間に色んな趣味を楽しむことが出来ました。

いつでもやれるとなるとかえってやる気が起こりません。


人間やることがたくさんあって忙しいときほど趣味も充実するとは昔から感じていましたがリタイア間近になって改めて思います。


少し前、家の前の通りを箒と塵取りを持って掃除している男性がいました。

彼も何か生きがい探しをしていたのかも知れないなと思います。


仕事はある間はしていたほうが良い、リタイアしたらボランティアでも何か人の役に立っていると言う実感が持てることをしたほうが良い。

毎朝家の周りを掃除する程度でもやらないより良い。


自分が生きている事で誰かの役に立っていると言う事を感じることが生きがいなのかなと思います。



そう思うと社会と絶縁して生きていけるホームレスの人たちは強い人たちだなと思います。



さて、リタイア後は何を生きがいとしようか、見つけるまで時間がかかりそうですけど考えて行かねばなりません。



コメント
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