あっと言う間に、2週間も過ぎてしまったけれど、旅の記憶と記録を残しておきたい。
【建築家・白井晟一 秋田時代を探る】
今回の全国大会への参加を決めたのが、実はこのエクスカーション。
もし、応募多数で漏れることがあったら、参加を見送るつもりでいました。
実際、やはり人気のコースで、バスが2台になったのだそう。
陸路で行けなくはない距離とは言え、個人で運転して行くのは悩ましい場所だし、
見学のアポイントを取ることも難しそうだし、
ほぼ見学は叶わないだろうと思っていたのでね。
さて。
新幹線も、高速道路もない時代、ちょっとした縁故があって湯沢を訪れた、白井晟一氏。
それがきっかけとなって、いくつもの建物の設計をされることになったと聞く。
失礼な言い方になってしまうかと思うけど、当時、片田舎で都会の建築家との繋がりは、
お金持ちのステータスになってしまったのかもしれない。
弘前の前川みたい…と思ったのだけど、どちらかと言うと個人の施主さんからの要望があったようだし。
とは言え、どの建築物も時代を経て、今なお優れていることは間違いない。
全部を一気には難しいので、建物ごとに分けて記録します。
最初にお邪魔したのは、髙久酒造酒蔵茶室・琅玕席(たかくしゅぞうさかぐら・ろうかんぜき)。
なーんと、写真が見事に全部ピンボケ!
酒造監査を接待する座敷としてる造られたそう。
蔵の2階にぽつんとある、隠し部屋。
まさに取ってつけたみたいな状況。笑
畳の上に建てられた床柱、丸削りの竿縁天井。
床柱、落とし掛け、畳の継ぎ目、微妙にずれていて、空間に抑揚があるとの解説。
確かに、その「ずれ」は計算されたかもだろうし、現代の数寄屋とも感じました。
なれど、個人的には、そう納めるしかなかったのではないか…?
職人さん達の知恵が活かされているディテールと思ったのだけれど、真相やいかに。笑
ピンボケだけど、ちょっとだけ。
そして、辛うじて、ピンボケではなかった、酒蔵の写真も。
@ふると
株式会社松本工務店とのコラボ公開中 シンプルハウスMK
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます