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女性建築士・ふるとちかこの徒然なるままに

建築士会全国大会 エクスカーション vol.1

2022-10-31 10:12:24 | 建築士会

あっと言う間に、2週間も過ぎてしまったけれど、旅の記憶と記録を残しておきたい。

【建築家・白井晟一 秋田時代を探る】

今回の全国大会への参加を決めたのが、実はこのエクスカーション。

もし、応募多数で漏れることがあったら、参加を見送るつもりでいました。

実際、やはり人気のコースで、バスが2台になったのだそう。

陸路で行けなくはない距離とは言え、個人で運転して行くのは悩ましい場所だし、

見学のアポイントを取ることも難しそうだし、

ほぼ見学は叶わないだろうと思っていたのでね。

さて。

新幹線も、高速道路もない時代、ちょっとした縁故があって湯沢を訪れた、白井晟一氏。

それがきっかけとなって、いくつもの建物の設計をされることになったと聞く。

失礼な言い方になってしまうかと思うけど、当時、片田舎で都会の建築家との繋がりは、

お金持ちのステータスになってしまったのかもしれない。

弘前の前川みたい…と思ったのだけど、どちらかと言うと個人の施主さんからの要望があったようだし。

とは言え、どの建築物も時代を経て、今なお優れていることは間違いない。

全部を一気には難しいので、建物ごとに分けて記録します。

 

最初にお邪魔したのは、髙久酒造酒蔵茶室・琅玕席(たかくしゅぞうさかぐら・ろうかんぜき)。

なーんと、写真が見事に全部ピンボケ!

酒造監査を接待する座敷としてる造られたそう。

蔵の2階にぽつんとある、隠し部屋。

まさに取ってつけたみたいな状況。笑

畳の上に建てられた床柱、丸削りの竿縁天井。

床柱、落とし掛け、畳の継ぎ目、微妙にずれていて、空間に抑揚があるとの解説。

確かに、その「ずれ」は計算されたかもだろうし、現代の数寄屋とも感じました。

なれど、個人的には、そう納めるしかなかったのではないか…?

職人さん達の知恵が活かされているディテールと思ったのだけれど、真相やいかに。笑

ピンボケだけど、ちょっとだけ。

そして、辛うじて、ピンボケではなかった、酒蔵の写真も。

@ふると

株式会社松本工務店とのコラボ公開中 シンプルハウスMK

 

 

 


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