広島で生まれ育った。小学生のころから原爆の話を聞いたり、戦争映画を見たりしてきた。中学の先生は被爆者。学級通信で戦争体験を読み、体験談をじかに聞いた。先生の話は今でも心に深く刻まれている。
宮城県南三陸町など東日本大震災の被災地では、被災者が体験を伝える「震災語り部」が広がっているという。この連休中は、東北の「語り部バス」といった企画に多くの観光客が参加したようだ。悲劇を教訓に変えて語るとは素晴らしい。とてつもなくつらい行為だろうが、その苦しみを乗り越えて語ることにより、深い共感が生まれている。
被爆地と被災地は違うかもしれない。しかし悲しみを語り合うことで手をつなぎ、ともに発展していけるのではないか。子どもたちにこそ、語り部の話を聞く体験をしてほしい。
被爆直後の広島の写真はまさに被災地のようだ。がれきの街で、新聞記者が真実を報じるために懸命に活動する姿も重なる。広島の地からエールを送りたい。
朝日新聞声欄掲載 みさきっすママ
みさきっすママの気持ち。
読んでくださってありがとうございます。
私は中国新聞の記事を読んで「語り部」のことを知りました。
深く感動して、日本の多くの人に知ってもらいたいと思って、朝日新聞声欄に投稿しました。
昨日は広島市原爆資料館に行きました。
正直、被爆地と被災地は同じではないと思いました。
自分は被爆者でもないし、被災者でもない。
それなのにこんなことを書いて申し訳ない気持ちになりました。
黒い雨、やけど、後遺症の写真、そして、なんの罪もない人が一瞬にして人の行為であのようなことになってしまったのは同じだとは言えません。
しかし、「語り部」のみなさんが頑張っておられることは同じだと思ったので、応援する気持ちでいっぱいです。
宮城県南三陸町など東日本大震災の被災地では、被災者が体験を伝える「震災語り部」が広がっているという。この連休中は、東北の「語り部バス」といった企画に多くの観光客が参加したようだ。悲劇を教訓に変えて語るとは素晴らしい。とてつもなくつらい行為だろうが、その苦しみを乗り越えて語ることにより、深い共感が生まれている。
被爆地と被災地は違うかもしれない。しかし悲しみを語り合うことで手をつなぎ、ともに発展していけるのではないか。子どもたちにこそ、語り部の話を聞く体験をしてほしい。
被爆直後の広島の写真はまさに被災地のようだ。がれきの街で、新聞記者が真実を報じるために懸命に活動する姿も重なる。広島の地からエールを送りたい。
朝日新聞声欄掲載 みさきっすママ
みさきっすママの気持ち。
読んでくださってありがとうございます。
私は中国新聞の記事を読んで「語り部」のことを知りました。
深く感動して、日本の多くの人に知ってもらいたいと思って、朝日新聞声欄に投稿しました。
昨日は広島市原爆資料館に行きました。
正直、被爆地と被災地は同じではないと思いました。
自分は被爆者でもないし、被災者でもない。
それなのにこんなことを書いて申し訳ない気持ちになりました。
黒い雨、やけど、後遺症の写真、そして、なんの罪もない人が一瞬にして人の行為であのようなことになってしまったのは同じだとは言えません。
しかし、「語り部」のみなさんが頑張っておられることは同じだと思ったので、応援する気持ちでいっぱいです。