☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

英国ダービー2012

2012-06-03 23:20:48 | ダービー馬を探せ!2012
即位60周年記念で1000年に一度の賑わいを見せる、競馬の本場イギリスで、第233回英国ダービーが行われた。

☆第233回英国ダービー☆
1着:Camelot(キャメロット)英国
2着:Main Sewuence(メインシークエンス)米国
3着:Astorology(アストロロジー)愛国

☆キャメロット…モンジュー×キングマンボ
サドラーズウェルズ系×キングマンボで、一昨年の英国ダービー馬のワークフォース(キングズベスト×サドラーズウェルズ)と逆パターンの血統構成。
父サドラーズウェルズ系は、昨年のプールモアに引き続きV2達成。

☆メインスークエンス…アルデバラン×ピヴォタル
父はミスプロ直仔で、母父はヌレイエフ系。

☆アストロロジー…ガリレオ×ミスターフォング
父はサドラーズウェルズ系で、母父はクリスエス系。

【英国ダービー馬~過去10年】
03年:Kris Kin…クリスエス(クリスエス系)×レインボークエスト(レッドゴッド系)
04年:North Light…デインヒル(ダンチヒ系)×レインボークエスト(レッドゴッド系)
05年:Motivator…モンジュー(サドラーウェルズ系)×ゴーンウェスト(ミスプロ系)
06年:Sir Pery…マークオブエスティーム(ネヴァーベンド系)×ブレイクニー
07年:Authorized…モンジュー(サドラーズウェルズ系)×ソーマレズ(レッドゴッド系)
08年:New Approach…ガリレオ(サドラーズウェルズ系)×トムフール(クラリオン系)
09年:Sea The Stars…ケープクロス(ダンチヒ系)×ミスワキ(ミスプロ系)
10年:Workforce…キングズベスト(キングマンボ系)×サドラーズウェルズ系
11年:Paul More…モンジュー(サドラーズウェルズ系)×ダルシャーン(ネヴァーベンド系)
12年:Camelot…モンジュー(サドラーズウェルズ系)×キングマンボ(キングマンボ系)

今の欧州競馬は、ダンチヒ系とサドラーズウェルズ系の天下。なかでもモンジュー、ガリレオを擁するサドラーズウェルズ系は、日本で例えるならSS系である。
そのうちサドラー系ばかりが繁栄すると、血の袋小路に迷い込むことになるだろう。今の日本が種牡馬も繁殖牝馬もSS系で溢れかえっているように。

=おしまい=

安田記念の法則4

2012-06-03 08:00:00 | 府中の法則
■コース傾向更新■

昨日行われた当該コースは2鞍。3Rの3歳未勝利では父アグネスデジタルが1着、3着に入ったが、8Rの3歳上500万下では父SS系が1~3着を独占し、ディープインパクトが前開催を通じて初勝利をあげた。2着にはゼンノロブロイ産駒が入り、悲願のG1制覇を狙うペルーサにとっては追い風か。

■東京芝マイル重賞■
東京の芝1600mで行なわれる重賞は、東京新聞杯、クイーンカップ、ヴィクトリアマイル、NHKマイルカップ、安田記念、そして富士Sの計6レースある。
果たして府中の芝マイル重賞を得意とする種牡馬は何なのか?

*馬場改修後の03年以降(東京新聞杯とクイーンカップは04年以降)
*ネイティクダンサー系にはミスプロ系を含む
<大系統別内訳>

SS系:25-23-20
ノーザンダンサー系:10-10-9
ネイティヴダンサー系:5-6-12
ロベルト系:6-4-5
ナスルーラ系:4-6-4
その他:3-4-3
父SS系が他系統を圧倒する活躍。


母父
ノーザンダンサー系:21-17-20
ナスルーラ系:6-13-7
ネイティヴダンサー系:6-12-7
SS系:11-6-9
ロベルト系:1-1-2
その他:8-4-8
母父ではノーザンダンサー系。

<父SS系レース別内訳>
東京新聞杯:5-4-4
クイーンC:4-5-4
ヴィクトリア:4-5-4
NHK:5-4-4
安田記念:3-2-1
富士S:4-3-3
こうやって見ると、安田記念だけが極端にSS系が不振傾向にあるとは見えないが、率で比べるとその傾向が好く分かる。
*96年以降の過去16年
NHK:5-4-4-37/50 勝率10.0%、連対率18.0%、複勝率26.0%
安田記念:3-3-3-55/64 勝率4.7%、連対率9.4%、複勝率14.1%

NHKに比べて安田記念は、全ての率において半分以下となっている。他の重賞では好走していても、こと安田記念では何故だか不振。



<父SS系内訳>
SS:9-10-6
フジキセキ:5-1-3
アグネスタキオン:3-3-1
ディープインパクト:2-2-2
ダンスインザダーク:2-1-2
マンハッタンカフェ:2-1-1
スペシャルウィーク:1-2-1
ダイワメジャー:1-0-1
ロイヤルタッチ:0-2-0
アドマイヤベガ:0-0-1
ネオユニヴァース:0-0-1
ゼンノロブロイ:0-0-1

父SSは別として、二代目SS系ではフジキセキの5勝が最多であるが、近年はディープインパクトの猛追が目立つ。まだ二世代目にしてアグネスタキオンに迫る勢い。二代目SS系のトップの座を奪うのは時間の問題である。

<母父ノーザンダンサー系の内訳>
ニジンスキー系:8-4-3
ダンチヒ系:4-4-2
ノーザンテースト系:2-6-1
リファール系:1-2-3
ストームバード系:1-1-1
トライマイベスト系:1-0-2
フェアリーキング系:1-0-1
サドラーズウェルズ系:1-0-1
ヴァイスリージェント系:1-0-1
ビーマイゲスト系:1-0-0
ヌレイエフ系:0-0-2
トップサイダー系:0-0-1
ザミンストレル系:0-0-1
エルグランセニョール系:0-0-1

トップの母父ニジンスキー系は10頭の馬によるもので、そのうち7頭が父にSS系を持っている。

<キングカメハメハ産駒>
目下、ディープインパクトとリーディングサイアー争いを繰り広げているキングカメハメハ。

キングカメハメハ:勝ち馬頭数72/281(勝ち馬率25.6%) 勝利回数87/855(勝率10.2%)
ディープインパクト:勝ち馬頭数64/188(勝ち馬率34.0%) 勝利回数78/560(勝率13.9%)
勝ち馬率、勝率ともにディープには及ばず、獲得賞金でも約5億円の差をつけられているものの、勝ち馬頭数と勝利回数ではディープのそれを上回っている。

キングカメハメハが属するキングマンボ系は、東京芝マイル重賞では父で【2-3-5】、母父で【0-2-0】である。そのうちキングカメハメハは【1-2-1】である。
<<キンカメ産駒の内訳>>
アパパネ:ヴィクトリアマイル(11年1着)
レディアルバローザ:ヴィクトリアマイル(11年3着)
キングストリート:東京新聞杯(11年2着)
コスモセンサー:東京新聞杯(12年2着)

その出走頭数は分からないが、ディープインパクトの【2-2-2】と比べても見劣りはしない。今年はディープ産駒3頭を上回る4頭を送り込むキングカメハメハ。果たして賞金を加算することができるのか?

<父ロベルト系>
内訳
BT系:6-2-5
シンボリクリスエス:0-2-0

父ロベルト系の内訳は、その殆どがBT系によるもので、そのうちタニノギムレットが【6-2-4】である。
<<タニギム産駒の内訳>>
ウオッカ:安田記念(09年・10年1着)、ヴィクトリアマイル(08年2着・09年1着)
スマイルジャック:安田記念(10年・11年3着)、東京新聞杯(09年3着、11年1着)
アブソリュート:東京新聞杯(09年1着)、富士S(09年1着)
ライムキャンディ:クイーンC(08年2着)
ニシノブルームーン:ヴィクトリアマイル(10年3着)

ご覧のとおり、タニギム産駒の成績はウオッカ、スマイルジャック、アブソリュートの3頭に負うところが大きい。


以上、府中の芝マイル重賞の傾向から推せるのは…
☆2ガルボ…マンハッタンカフェ×ジェネラス
父は【2-1-1】のマンハッタンカフェ、母父は【8-4-3】のニジンスキー系。血統構成的には09年のNHKを制したジョーカプチーノと同じマンカフェ×ニジンスキー系。
ガルボ自身、府中の芝マイル重賞では今年の東京新聞杯1着、10年富士S3着の実績があり、東京芝マイルでは【1-1-1-1】である。冬馬ガルボの初夏の激走に期待。東京新聞杯でお世話になったことだしね。





ユニコーンSの法則

2012-06-03 00:00:00 | 砂王の法則
■血統傾向~01年以降の過去11年■

勝ち馬は父SS系【4-3-5】、父ミスプロ系【4-1-1】、父BTが2勝と、三系統の集約され、父ミスプロ系は頭あってヒモなしのタイプ。
一方、ノーザンダンサー系は【0-6-2】と1勝もあげておらず典型的なヒモタイプ。ヒモなしの父ミスプロ系であるが、母父だと【2-6-1】とヒモタイプになっている。

ノーザンダンサー系の中ではダンチヒ系(母父で3勝、父で2着、3着各1回)、ヴァイスリージェント系(母父で2着3回、父で1勝3着1回)、ニジンスキー系(父、母父ともに2着、3着各2回)の三系統に注目。

■登竜門■
歴代の優勝馬は、ここをステップにG1の栄冠を手に入れた馬が多いことに気付く。まさに砂王への登竜門だったのだが、近年ではその傾向は薄れてきている。

96年シンコウウインディ:97年フェブラリーS
97年タイキシャトル:97年マイルCS、スプリンターズS/98年安田記念、ジャック・ド・マロワ賞、マイルCS
98年ウイングアロー:00年フェブラリーS、JCD
99年ゴールドティアラ:00年盛岡マイルCS
00年アグネスデジタル:00年マイルCS/01年盛岡マイルCS、秋天、香港カップ/02年フェブラリーS/03年安田記念
03年ユートピア:03年盛岡ダービーGP/04年・05年盛岡マイルCS
05年カネヒキリ:05年JDD、盛岡ダービーGP、JCD/06年フェブラリーS/07年JCD、東京大賞典/08年川崎記念

06年以降の勝ち馬からは後のG1馬は出ていないが、09年のシルクメビウスが同年のJDD、JCDをともに2着、10年のバーディバーディが11年フェブラリーS3着、そして昨年2着のグレープブランデーが同年のJDDを優勝しているように、その登竜門としての位置づけが復活してきている。

■コース傾向~過去4週分■

SS系、ミスプロ系、そして勝ち切れないがロベルト系(BTとシンボリクリスエス)の三系統が活躍しており、血統傾向によく似ている。

SS系は狙い目が絞りづらいが、ミスプロ系の中では3勝をあげているエンパイアメーカーと【2-2-1】のフォーティーナイナー系。

■前走関連~過去11年■

<前走>
昇竜S:3-1-3(昨年から京都D1400mで施行)
端午S:3-3-1(昨年はいぶき賞として施行)
兵庫CS:1-3-2
500万:1-1-2
NHK杯:1-2-2

<前走着順>
1着:9-7-4
2着:1-1-3

前走連対馬が【10-8-7】と、3着以内馬33頭中25頭を占める。

■枠番出目■

1、2、4、8枠からは勝ち馬は出ておらず、2着は1枠~5枠、そして3着は1、2枠と6~8枠に集中している。この偏りを利用して三連単を組まない手はない。

■馬番出目■

デスナンバーはなしだが、1番~5番、7番、そして15番、16番からは勝ち馬が出ていない。

■牝馬■
昨年こそ牝馬のアイアムアクトレスが勝ったものの、過去11年で牝馬は【1-0-0-13/14】と、馬券対象になったのはアイアムアクトレス1頭のみである。

前走関連のデータからは、昇竜S1着のレッドクラウディアと兵庫CS1着のオースミイチバンで鉄板のような気がするが、前者は牝馬で、しかも勝ち馬が出ていない大外の18番。外枠が有利と言われる府中のダート1600mではあるが、ことユートピアSには当てはまらない。

☆8オースミイチバン…アグネスタキオン×フサイチコンコルド
父タキオンは昨年の勝ち馬アイアムアクトレスと同じで、母父はユニコーンSと相性の好いニジンスキー系。

コース傾向から推せるのは、3勝をあげているミスプロ系のエンパイアメーカー産駒の2頭なのだが、アンアヴェンジドは牝馬で、これまた外枠に入ったので狙いを下げる。

☆2シンボリエンパイア…エンパイアメーカー×キーオブザラック
母父は過去11年で3勝をあげているダンチヒ系。

ただし、上にあげた2頭はともに勝ち馬が出ていない1枠2番と4枠8番というのが気にはなるのだが。特にシンボリエンパイアの方は、母父ダンチヒ系は07年を起点に隔年で勝っているのも気掛かりだ。