コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

Break through part8

2014年11月25日 | ゲームブック
一応、前回で戦闘は無事?に終了しました。
今回はエピローグになります。

「オレの戦果はガルスJにドライセン…」
「ちょっと待て、ガルスJはオレだぞ。それに金は仲良く均等割りだ、
スコアは関係ない」
「隊長、それはないでしょう。オレは…」
「そーゆー平和な話は基地に戻ってからにしろって。直ぐ敵の援軍が
来るぞ。あ、トラッパー、タウバー少尉はどうした?」
陸軍の兵隊に混じって金をトラックに運んでいるトラッパーが、ホー
クアイの声に足を止めて肩を竦めた。
「エルフィを捜してる。誰か諦めるように言ってやってくれ。あの様
子じゃ、いつまでだって残骸をほじくり回し続けかねんよ」
「そうだ、隊長。ディーラーの取り分はどうするんです?葬式代にし
たってかなり余りますぜ」
「勝手に人を殺さないでくれる?」
女の声に振り向いたデュークは、ボロボロのGスーツ姿のディーラー
を見て苦虫を噛み潰したような顔になる。トラッパーが短く口笛を吹
いた。
「足はあるな」
「実際、死んだかと思ったけどね」
「普通は死んでるぞ」
※ゲームでは死んでしまってるんですが、プレイヤーの「いい女は死
なんのだ!」という言葉で生還したことになってます(笑
ぼやくデュークの横から、ホークアイが口を挟んだ。
「タウバー少尉に会わなかったか?」
「何?」
「アンタの死体を探してる。急いで連れて来てくれ、そろそろ出発す
る」
ディーラーが右脚を引き摺るようにしているのを見て、トラッパーが
肩を貸した。
「あーあ。あっさりヤられちゃって…大赤字だわ」
「オレの分け前を使えば良い」
ディーラーは信じられないと言う顔で、トラッパーの横顔を見た。
「ちょっと、本気?」
「取り敢えず金には困ってないからね。余ったら旨いディナーでも食
わせてくれ」
「…アナタって相当な変わり者よ。自分で気がついてる?」
「そうかもね」
「金に困ってないなら、どうしてこの話に乗ったのよ?」
トラッパーは薄く笑みを浮かべた。
「オイルに塗れて機械弄るのにいい加減ウンザリしてたんだよ」
「アブねーヤツ…」
「強化人間だからね」

その夜、マルチノフ支援基地のメンテナンスヤードは、陸軍の兵隊た
ちを加えて前代未聞の盛り上がりを見せた。例によってデュークの暴
走で幕を閉じたこの宴会は、重傷者3名、軽傷者7名、急性アルコー
ル中毒患者12名という、作戦に勝る犠牲者を出すことになる…。

ちゅーこってこのお話も終了でございます。
次回以降は未定ですが、順当にいくとシャアの帰還でしょうか。
ほとんど触ったことのない本なのでどんな内容なのかな??
もしかしたらサイトの更新に集中するために
火曜日の更新はお休みにすることもあります。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« GA2014.12 | トップ | カミツキさんの恋事情 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ゲームブック」カテゴリの最新記事