呼吸を安定させるため、正座で呼吸法をしてから始めます。
吸う息のとき、肩が持ち上がらないよう、しっかりと脇をしめ、胸に息が入るようにします。
つぎに、正座、あるいはあぐら(結跏趺坐)で腸骨から骨盤まわりに指を入れてなぞるようにします。
骨の外側、内側、腰のうしろ、前、と指に触れて、違和感やちょっとした痛みがあれば、この部分を感じます。
鎖骨も触れておきます。
鎖骨の外側、内側、のどのしたのぐりぐりも撫でておきます。
耳のうしろからと、耳のうらから、鎖骨のぐりぐりまでゆっくり指をおろします。
たとえば、はっとしたときに手を当てる部分があります。
えーっとびっくりして両手で頬を押さえたり、
こまったなあ、とおでこを押さえたりします。
手のひらのいくところには、きっと大きな意味があるのでしょう。
脱力法と最後の呼吸法を終えたあと、手のひらには気が充満しています。
まず目に当ててから、気になるところがあれば触れてあげます。