フラメンコ教室 大阪市住之江区 三重県名張市 『寝ても醒めてもフラメンコ』

フラメンコのこと、日々のささやかな想い、暮らしのことなどを、とりとめもなく綴っています。

レッスン5日目(最終)

2018-07-28 | スペイン2018
カンテクラスは恐れていた通り、1人ずつ歌うテストから始まった。テストと言っても全然厳しくないのだが、とりあえず一人で、助け無しに歌わねばならない。またもやドッと冷や汗
驚いたのが、出来なかったり、変な歌い方をする人に、先生がゲラゲラ笑う事!笑われた人も、出来ない理由を説明して、別の歌なら歌えるとアピールする。
テストの後は、タンゴ・デ・トリアーナとタンゴ・デ・リナーレスだった。

左からNYのリンジー(ギターを勉強に来てる)、メキシコのガブリエラ(カンタオーラの卵)、アリシア・モラレス、イタリア?のスサナ(有閑マダム)、リサマルタ?(聞き取れなかった。可愛い子!)、私の隣が同居人のマーク。

アレグリアス最終日。
復習出来なかったので、始まる前にクラスメートにパソを教えてもらおうとしたら、全くコンパスにハマってないっ こりゃイカン!と慌ててスタジオの外で、自分の録画で確認した。(踊りのテクニックあるのに、何故ゆえコンパスが?)
今日はシレンシオと、超短いエスコビージャからブレリアへの入口をやった。
最後にギター付きで、何度も通した。

左からギタリスト、エステル・マリン、学校のカルメン、アメリカのリサ、メンディ。

エステルに、いつ何処で踊るか聞いたら「今晩テンプロ」と。テンプロって???
いずれにしても、8月はグラナダを出るとかで、観られるのは今晩がラストチャンス。
クラスメートは「行きにくい場所だから止めとく」と言っていたが、ググってみると、アルバイシン地区にある洞窟タブラオで、家から歩いて11分らしい事が分かった。(時間は当てにならない・・・なぜならアルバイシン地区はスイスイ歩ける道じゃないから)
もう3夜連続鑑賞で疲れているから、予約無しで行って、入れなかったら縁がなかったと思う事にしようと、適当に家を出た。



iPhoneのGPSを頼りに近くまで行くと、なんと向こうから、出勤途中のエステルがやって来た。「道に迷ってるの、どっち行けばいいの?」って。
私に聞く
エステルが通り過ぎた道を戻り、細い路地裏を登ったところで、わかった!と場所を思い出したようだ。


タブラオの前



人里離れた感のタブラオは、観光客向けの美しい内装。エステルがお店の人に頼んでくれて、26€のところを、アミーガだから15€ね、と安くしてくれた。ラッキーやぁ!
22:00スタートのところ、着いたのが21:20位。エステルは「今日のギターは誰?」とか聞いていて、何も知らないようだった。本当にギリギリに来て、合わせ無しでやるのだなぁ。

日本人の団体客もやって来た、既に日本語が恋しい。

オープニングはタンゴで、エステルのソロはブレリアだった。ソレア・ポル・ブレリアでも無く、ハレオ風のブレリア。教えてくれたパソも盛り込みながら、熱演だった。

もし、観たことがあったなら、習わなかったかもしれない。(今の私には足がキツ過ぎる)でも、好むと好まざるに関わらず、彼女に習えたのは収穫だった。
こんな風に自然に生活している中で、命を燃やすように踊って収入を得ている事が、ただただ凄いなぁと。

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レッスン4日目

2018-07-27 | スペイン2018
カンテクラスは休講で、エステルのアレグリアスのみ。本日はファルセータとスビーダとシエレ。どのパソも一捻りあって新鮮だ。ひと続きの振付だけど、沢山材料を貰った気がする。そして、音では残せない身体の動き、目に焼き付けなくっちゃ!

エステルの娘ちゃん(顔はボカしておく)。大人しくボードに絵を描いて待ってた。レッスン中のママの絵

夜22:00からバレエ・フラメンコ・デ・アンダルシアの公演。まさかこんなに、観に行くもんがあるとはっ!
既に体力が尽きかけている。お昼寝でカバーしようとベッドに横になっても、うまく眠れない。
早めに家を出て、公演の行われるヘネラリフェ劇場まで、ゆーっくり歩いて行く事にした。直線距離は、大した事ないと思うのだけど、激しい高低差と石畳が足を重くする。
まず坂道を下りきって、川向こうに渡ったら、ひたすら登る、登る、登る


振り返ったところ。

登りきった入り口でチケットをもぎってもらってから、まだ遊歩道を歩く。

(スペイン人はよく歩くから長生きだと聞いたことがある)
視界が開けたら・・・
ひゃあーーー!!すごい素敵やん、ここ!!





庭園の中にある、野外コンサート会場だった。


FLAMENCOLORQUIANOという作品。
コラボレーション・カンテのアルカンヘルの見せ場が、ものすごくアーティスティックな演出。それに後押しされるように繊細な歌声が広がって・・・
純粋なフラメンコ曲では無かったのだけど(エンリケ・モレンテのNY)すっごく感動した
あの歌声と、波のようなギターが素敵すぎて、
夢のようだった。
公演後半は、睡魔が襲ってきて・・・、いや、クオリティ高い内容に違いないのだけど、連日の疲れが
帰りはタクシーにしたい気分だったが、同じ家の別の階の人達と一緒になり、あ、やっぱり歩くのねということで、試練だった。


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レッスン3日目

2018-07-26 | スペイン2018
本日のカンテクラスはタンゴ・デ・カディスとタンゴ・デ・ピジャジョ。(明日が休みになったから2つも!)抜き打ちで、1人ずつ歌わされるテストが有り、冷や汗もんだった

エステルのアレグリアスは、コレティージャとレマーテとジャマーダ。どこをとってもフラメンコ。自分はまだまだ踊れていなかったと思い知る
体育会系レッスンで、脚が〜!発熱してるみたい

夜は、カンテの先生であるアリシア・モラレスが歌うと言うので、museo cuevas del sacromonte(サクロモンテ博物館)に出掛けた。
上の方の道を歩いて行ったら、左手には洞窟住居棟、右手には息を飲むほど美しい景観が広がっていた。



凸凹石の坂道が足腰に堪える毎日

今夜は野外ステージ。

始まったらステージの上だけでなく、前後左右も視覚的に演出されていて、なるほどー!と思った。


ミュージアムからの眺望。




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レッスン2日目

2018-07-25 | スペイン2018
自分の部屋が暑くてたまらん!特に夜。(外は涼しいのに、部屋の中だけが暑い。)最初の夜は、暑いわー扇風機の音はうるさいわーで眠れなかった。それで2日目からは、同居人のアドバイスのもと、思い切ってドアを開けっ放しで寝る事にした。テラスから涼しい空気も流れてくる。扇風機の音は、脳に命令して聞こえない事にした。この作戦で乗り切れそうだ。

昨日のアレグリアスが、復習無しではとても踊れそうに無かったので、早めに学校に行って練習に借りれるかどうか聞いたら、「空いてるスタジオを使っていいわよー」と。マジで?!
こじんまりした洞窟部屋をチョイス。

これから毎日早めに行こーっと!(の、つもり)

カンテのクラスは、本日はタンゴ・デ・エストレマドゥーラだった。初日に渡されたレトラの資料を、先生が持ってくるのを忘れて、私達に貸せ、と。その上、今週の時間変更を言い出した。木曜を休みにして、水曜と金曜を早く始める、って。(深夜まで歌ったりしてるから、仕方がない)
ここでは、先生も生徒も言いたいことを言って、互いに咎めたりしない。物怖じする人も居ない。

エステルのアレグリアスは、本日は歌振り。今風であり、プーロだ。繰り返し繰り返し、熱血体育会系のレッスン。

さぁ!夜はフラメンコ観に行くぞ。同居人のアナと20:00に家を出て、アルバイシン地区を下って行く。



エンリケ・モレンテが住んでいた家。

下界(セントロ)に近づくほど賑やかに。

20分〜30分で下界(セントロ)に降りれる事が分かった。

casa del arte flamencoにてモネタのソレア。
度肝を抜かれるくらい、凄かった。
グラナダ恐るべし。

ギターのマヌエル・フェルナンデスという人、今までに聴いたことがないようなフレーズで、めちゃ良かった。最初に踊ったホセ・ヌニェスという人、個性が際立ってた。
カンテの女の人は、名前がわからなかったけど、アナと呼ばれてたかな?澄んだ声にヒターナ顔。
こんな少数精鋭で、生音で、息を飲む瞬間に充ちた空間拍手とスタンディング・オベーション。

会場で、雪花ちゃんに遭遇!!土曜の日本人公演はお疲れさまでした。会えて良かった。

その後、学校仲間と一杯飲みに行ったら・・・帰れない・・・
眠いよー。この後、坂道登って帰るんだよ?アナ、帰ろうよー。
我慢しきれなくて、12:00前にアピール。じゃ、帰ろう!ってなったところからまた、長いんだよぅ。

付け合わせのサラミ(どういう種類か知らない)がめちゃ美味しかった手を付けない人が居て、よっぽど「ちょーだい!」て言おうかと思ったけど、日本人代表として我慢した。

多分もう1人でも帰れそうだから、次回からマイペースでいく。

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レッスン初日

2018-07-24 | スペイン2018
グラナダの老舗のフラメンコ学校、Carmen de las cuevasに初見参。学校に辿り着くのも、GPSのマップと老眼鏡が欠かせないお年頃
急勾配の先に学校。

振り返ると・・・

行きは息切れ帰りは足プルプルだ。

クラス始まりである月曜日の朝に説明会があって、新メンバーが続々とやってくる。ギター持った兄ちゃんや、髪ドレッドの姉ちゃんや、有閑マダムなどなど。目を合わせれば、互いに名前と国を聞きあうのが自然な流れ。
私は金曜まで、2つのクラスを受ける。
1つはconociendo el cante(カンテを知る)というクラスで、先生はアリシア・モラレス。
グラナダでタンゴ・デ・グラナダが習いたいと思っていたから、初日がまさにそれで嬉しい。
話が見えなくなると、すぐにバレバレで、先生に突っ込まれる。そして英語を話せる人が通訳してくれる・・・それで分かるか?ちゅーたら、ほぼ想像な時も
息子に、マジで英語は必要やで〜!と言いたい。
もう1つはエステル・マリンのアレグリアス。上級なので、足は激しいしコンパスも複雑。ド集中力を強いられる。このクラス1つで充分やぁ!(満足です)


カンテクラスの人達とお昼にタパる。


へぇ〜、通りの名前が・・・。


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