山形・山寺、宝珠山立石寺(ほうじゅさんりっしゃくじ)
根本中堂は東北唯一の宗門修行道場。ブナ材の建造物としては
日本最古とも言われています。
比叡山延暦寺の別寺として慈覚大師により1100年以上前に開山
したお寺です。
比叡山より移した「不滅の法灯」は1100年あまりも消えたことが
ないと言われています。
芭蕉と曽良は奥の細道行脚中、天童を経て山寺に立ち寄りました。
そこで一句
閑さや 岩にしみ入蝉の声
蒸し暑い天気でしたが、蝉の声を聞くことはできませんでした。
仁王門は1848年再建され、ケヤキ材の優美な門で左右に安置された
仁王像は邪心を持つ人は登っては行けないと睨み付けています。
後方の閻魔王が、この門を通る人たちの過去の行いを記録したと言われています。
弥陀洞(みだほら)長い歳月の風雨が直立した岩を削り阿弥陀如来を作り出しました。
五大堂は宝珠山を守る五大明王が安置され、天下泰平を祈る道場であります。
堂の舞台からの景色は、汗かいた苦労が、一気に吹き飛びました。
1015段を登りきった後は、「煩悩」を取り除くと言われていますが、
その気持ちになり、心身共に晴々できました。
拝観料:300円 駐車場:500円