~新田荘遺跡~ 群馬・太田市別所600
平安時代末期に、源義重は太田市西部を荘園化したもので、新田荘に関わる館跡中心とした円福寺境内・十二所神社境内・総持寺境内・東照宮境内・反町館跡・江田館跡・重殿水源などからなっています。「国指定史跡」
円福寺は、新田氏4代の新田政義が鎌倉時代に開いたと伝えられています。山門には室町時代の旗本「筒井政徳」の揮毫による「御室山」が扁額されています。政徳は長崎奉行・江戸南奉行を歴任、また日ロ和親条約締結時のお目付け役としても知られています。
円福寺境内、茶臼山古墳の後円部墳頂には「石撞」も残されています。時代を物語る遺品が多く残されています。鎌倉時代の造立と言われる貴重な文化財です。
いにしえの時代に思いを込めてまた時間を見て訪れたいと思います。