~横瀬人形芝居~ 埼玉・秩父市横瀬町保存会
江戸の説経師家元が、秩父路を訪れた際に伝えられたという指人形芝居。その後旧横瀬村の初代村長の若林又右衛門さんが人形座を創立したといわれています。一時は保存が危ぶまれたそうですが、地元の保存会により復活され50年振りに横瀬町民会館で上演されました。
人形の大きさは70センチ前後で、人形師の右手で人形の体、左手で衣装などを操る繊細な技術で演技を見せてくれます。曲師の三味線に併せて物語のクライマックスに入ります。
演目「八百屋お七忍の場」~江戸紫恋緋鹿子より~
{登場人物}
お七:八百屋久兵衛の娘。吉三の恋人だが学山に横恋慕されてしまう。
吉三(きちざ):吉祥寺の小生。お七の恋人。
学山(がくざん):吉祥寺の坊主。お七に近寄るが断られ、腹いせに仕返しを企む。
聖人(しょうにん):吉祥寺の住職。お七を陥れようとした学山を戒める。
お杉:八百屋の下女。八百屋の符丁を解説し、学山の悪事をばらしてしまう。
「県指定無形民俗文化財」
昔の娯楽を今に伝えられています、貴重な文化に触れることができ感動しました。