群馬・太田市徳川町 縁切寺満徳寺遺跡公園
江戸時代、満徳寺は鎌倉の東慶寺とともに、日本で2つしか存在しない縁切寺です。
満徳寺は浄念尼の開山による尼寺です。
江戸時代、離婚を求めて駆け込んだ妻を救済し、夫との離婚を達成させたのが
縁切寺でした。入寺後25ヶ月間寺で生活すると、夫に三行半(離縁状)を書く
よう要求できました。
満徳寺が縁切寺の特権を持つようになったのは、徳川家康の孫娘「千姫」に
かかわる由緒によると言われてます。
資料館内には、三行半や縁切り文書、縁切りと縁結び厠(トイレ)、
開山した浄念尼像、徳川歴代将軍の位牌などが展示されていました。
遺跡公園には、満徳寺本堂、駆込門など、寺役場や隠居所、客殿など
よく分かるように復元されていました。
整備された園内は、四季折々の樹木が植えられ、清々しい気持ちにな
りました。